彩彩日記 作詞家/シンガーソングライター 大塚利恵のブログ

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~鼻歌から始める作詞作曲~つくって歌おうオリジナル・ソング 講座初日を終えて。

2011-04-10 23:14:42 | 東急BE 講座
東急BE ~鼻歌から始める作詞作曲~つくって歌おうオリジナル・ソング
http://www.tokyu-be.jp/seminar/2011040005BE35001.html
昨日、開講しました。
おかげさまで、8名の方にお申し込みいただき、満員となりました。
ほとんどがはじめて曲を作る方。
6回の講座で1曲作っちゃうなんて、そりゃもう大変よ(笑)。
「どうしてもオリジナルソングを作りたい。それが夢なんだ。」
そんな情熱あるみなさんに、歌を作るってこうなんだ、と体感して頂くのが一番の目的。
そのうえで、今後楽器を学ぶなり音楽理論を学ぶなり打ち込みを勉強するなり、自分に必要な技術は時間をかけて学んでほしいと思っています。

初回は作詞の講義でした。

1.作詞の簡単準備運動「今日のことば」
無意識に浮かんで来る言葉にも、自分のキャラクターや気分が映し出されている。
自分の心や頭を鏡に映して見るような作業。
とにかくなんでも書いてみる。
それは、頭の整理をしていくことにもなるし、手を止めずに書き続ける練習は、思考が煮詰まった時の打開策を生み出す訓練になる。

2.背景作りとテーマ探し
「春」がテーマの曲。。
童謡などにはあるかも知れないけど、いわゆるポップスなどの場合、「テーマ」が春ってのはあまりないと思う。
ほとんどの場合、「春」は背景。舞台のセット。
春のセットで、どんなストーリーが展開されていくのか?
たとえば満開の桜を見上げて、今自分は何を想い何を伝えたくなるのか。
言葉での“連想”を使って、より細やかなセットを作ってゆきます。
そしてそのセットをバックに、ステージに登り、そこに身を置いて、自分だけのストーリーを紡いでゆきます。

3.具体的、抽象的な表現を理解する
自分の頭の中にあることがほぼ100%そのまま他人に伝わって行くのが具体。
では抽象は??
辞書をひいても、様々な表現で説明されていて、興味深い。
抽象的な表現は、「それっぽく」見えやすいけど、「それっぽい」だけにもなりやすい。
自由や夢や希望や愛を、そのままの言葉で表現するのが必要な場合もあるけど、
もっと具体的に表現したほうがニュアンスが伝わって良い場合も多い。
愛って言ってもいろんな愛がある訳だから。
具体的に表現するほうがパワー使うんだよね~。産みの苦しみ!
どんな表現をするにしても、一字一句までこだわり抜いた言葉だけを紡ぐのがベスト。
なんかいまいち納得いかないなーという時は、よく自己分析して、紡いだものを手放して築き直す勇気も必要と思います。

沢山、方法論の講義をしたいところなのだけど、なにせ6回×90分しかないので、
カタチにしていく作業に時間をかけぜるを得ない。
講座は山盛りの宿題とともに急ピッチで進んでゆきます。
でも、受講生のみなさん、とても意欲的なので、安心しています。
私にとっても大きなチャレンジのこの講座。
今までの経験をフルに生かして、最後までがんばります☆


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