レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

新・仁義の墓場

2023年08月15日 19時46分46秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「新・仁義の墓場」
2002年 日本 131分
■監督:
 三池崇史
■出演:
 岸谷五朗
 美木良介
 有森也実
 大地義行
 大沢樹生
 曽根晴美
 石橋蓮司
 山下真司
 佐藤蛾次郎
 安岡力也
 山城新伍
 丹波哲郎

●あらすじ
石松陸夫は、沢田一家総長・沢田忍を敵の銃弾から身を呈して守り、
20歳そこそこの若さで沢田一家の直若となる。
すっかり沢田に気に入られた石松は、いまや何も怖いものなしといったところ。
高級クラブで新人ホステス智恵子に目を付けるや力ずくで自分の女にしてしまう。
そして、山東会の山根が総長を批判していると聞くと逆上してすぐさま殺してしまうのだった。
刑務所での5年の務めを終えて娑婆に戻った石松は、沢田一家と今村組の盛大な歓迎を受ける。
そして智恵子も待っていてくれた。
石松には明るい未来が待っているかに思われたが……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
1975年に深作欣二監督、渡哲也主演の映画「仁義の墓場」のリメイク。
と言うよりかは、同じ題材をテーマに取り上げて、時代を現代に変えた再構築作品かな。
出来栄えの方は深作・渡哲也版と比べても、全く遜色の無い良い出来。
まず主演の岸谷五朗が素晴らし過ぎる。
全編に渡って怖い、イッちゃってるヤバイやくざを見事に演じている。
演技の凄さと共に、そのキャラクター設定もお見事。
やばいやくざと言う物を、やくざの範疇の中で完璧に演じている。
ここにリアリティを感じる。
ここが「孤狼の血 LEVEL2」との大きな違いだね!
次に情婦役の有森也実。
やくざの女役だからある程度は分かるにしても、まさか有森也実の裸の下半身が画面に映るとか
下着の上からとは言え、パンツの上から顔をうずめられるとか、そんな演技が出てくるとは思ってなかった!
まあ有森也実のイメージが「東京ラブストーリー」しかないからな(笑)
他の役者陣も軒並み良い演技で、映画全体が締まっていて非常に良い感じ。
特に大沢樹生がこれまた良かった。
新しいやくざ映画でも面白い映画は、まだまだあるねえと言う事が分かったところで次も期待大ですな。
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『タイガーマスクW』第2話「虎とライオン」

2023年08月15日 19時46分23秒 | アニメ

『タイガーマスクW』第2話「虎とライオン」
2016年 日本 25分
■声の出演:
 八代拓
 梅原裕一郎
 三森すずこ
 田中亮一

●あらすじ
タイガーマスクへのGWMの刺客、ブラックパイソンとの試合に向け、
新日本プロレスの助力により、ヤングライオン若松龍がタイガーマスクとタッグを組む。
だが、タイガーマスクは、タッグマッチは初めて。
タッグチームはうまく機能するのか?
(Toei Animation Channelより)

★感想など
忘れていたので、久々に続きを鑑賞。
協力しているだけあって、新日本プロレスから永田さんとオカダ・カズチカが登場。
だけど今回の話で気になったのは、タイガーマスクのエージェントとしていきなり
マスコミの前に登場した女の子。
タイガーマスクは正体不明なのに、エージェントが素顔で登場したら、
すぐに彼女の居場所である立花モータースがばれ、そこにいるガタイの良い若者が
タイガーマスクってすぐにバレると思うんだけどね。
このアニメ、その辺って考慮しないのかな?
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チョウ・ユンファのチェリー・ブラッサム

2023年08月14日 19時24分37秒 | ドラマ

「チョウ・ユンファのチェリー・ブラッサム」
原題:郁達夫傳奇/CHERRY BLOSSOMS
1988年 香港 93分
■監督:
 方令正(エディ・フォン)
■出演:
 周潤發(チョウ・ユンファ)
 王鈺鈴(ワン・ユーリン)
 霍達華(フォ・ダッワー)
 板倉睦
 中村幸子
 金興賢(カム・ヒンイン)

●あらすじ
チョウ・ユンファがシリアスなドラマに主演。
日華事変下、日本に中国留学生で来ていた中国の著名な作家イク・ダッフの青年時代を描く、
友情と愛の三角関係のラブストーリー。
1913年、17歳のイク・ダッフは中国から日本へ勉強のためにやってきた。
予科練、八高、東大経済学部と進学するが日華事変が起こり、彼は日本人から不当な差別を受ける…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
全然、周潤發(チョウ・ユンファ)主演じゃないぞ!
ユンファが出てるのは最初と最後の合計5分くらい。
後は若き日の回想シーンだけで、回想シーンを演じているのは霍達華(フォ・ダッワー)。
話はほとんど彼で進んで行く。
しかし内容が如何ともし難い感じだった。
世界が戦争で大きく揺れていた時代、中国人が日本に留学して差別に耐えながら学ぶ。
そういうシリアスな話のハズなのに、観ている感想は
最初の方に初めて入った熱海の風呂で混浴で入ってきた女性の裸が目に焼き付いちゃったフォ・ダッワーが
ひたすら彼女とやりてえと悶々とするだけの話にしか見えなかったぞ。
他に日本人からの罵詈雑言とか、友人にしてライバルの日本人の性格が
誰よりも中国人の誇りを大事にしろと教える恰好良い奴だったりとか、色々あるのに
どう見ても、性欲に支配された若い男の話にしかみえん。
次はちゃんと周潤發が主演している映画を観る事にしよう。
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Dr.コトー診療所

2023年08月09日 21時00分52秒 | ドラマ

「Dr.コトー診療所」
2022年 日本 135分
■監督:
 中江功
■出演:
 吉岡秀隆
 柴咲コウ
 時任三郎
 大塚寧々
 高橋海人
 生田絵梨花
 蒼井優
 神木隆之介
 堺雅人
 大森南朋
 朝加真由美
 富岡涼
 泉谷しげる
 筧利夫
 小林薫

●あらすじ
吉岡秀隆主演による医療ヒューマンドラマの劇場版。
日本の西の端・志木那島に、19年前東京からやって来た五島健助(コトー)。
以来、島に“たったひとりの医師”として、島民すべての命を背負ってきた。
しかし、志木那島も過疎高齢化が進んでいて…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
「Dr.コトー診療所」はテレビ版が大好きだったんだよねえ。
あの頃は毎週楽しみにして観ていたなあ。毎回翌週が楽しみでねえ。
最後のテレビ版から16年経っているらしいが、別に今映画版を作られても特には気にしない。
また観る事が出来て嬉しいってところだよ。
吉岡秀隆の髪の色が大きく変わっていたので、観る前は柴咲コウがほとんど登場しないなどの怪情報もあったが
本編では出ずっぱりだったので、ほっとした。
始まってから懐かしの面々が次々と登場して楽しかったなあ。
ちょっと年齢を重ねた人もいれば、ほとんど当時と変わらない人もいて驚いたり。
何より映画だからと気負わず、島の撮り方とかテレビ版のあの雰囲気を壊さないように忠実に作っているところが
ヒドク嬉しかったなあ。
テレビの映画版ってBGMとかも含めて全然違うものになって、これじゃないと感じる事が多々あるからね。
そして俳優を引退していたのに、本作のために復活したタケヒロ!
最初は顔を映さないようにして、志木那島に着いた瞬間に映った顔は、すぐにタケヒロと分かる面影だった!
いやあここまでは素晴らしかったねえ。
だがこの後の展開が、ずっと重たくて暗くて救いがなくてみたいな鬱展開。
そこに台風襲来による島民大災害のパニックに至っては、最早ギャグの世界。
そいでもって妊婦の早産とか色々混ぜすぎな展開へ。
正直後半の展開は望んでなかったなあ。
普通に新米医者のタケヒロが色々悩みながら島に一時戻り、コトー先生から大事な事を教わって未来を向く。
みたいな展開でいいんだけどなあ。
今って脚本とかでも、途中で何かしらのイラン問題を起こさないといけない縛りでもあるんだろうか。
正直この展開考えたのが誰かは知らないが、失敗だと思う。
まあ私みたいに昔のテレビ版が好きで、同窓会的な気分で楽しめる人意外は駄目かも知れない。
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ワイルド・ヒーローズ/暗黒街の狼たち

2023年08月08日 19時01分16秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「ワイルド・ヒーローズ/暗黒街の狼たち」
原題:義胆群英/JUST HEROES
1989年 香港 97分
■監督:
 呉宇森(ジョン・ウー)
 午馬(ウー・マ)
■出演:
 姜大衛(デビッド・チャン)
 李修賢(ダニー・リー)
 午馬(ウー・マ)
 陳觀泰(チェン・カンタイ)
 周星馳(チャウ・シンチー)
 成奎安(シン・フィオン)
 黄霑(ジェームズ・ウォン)
 恬妞(ティアン・ニウ)
 羅烈(ロー・リエ)
 狄龍(ティ・ロン)
 岳華(ユエ・ホァ)
 袁和平(ユエン・ウーピン)
 谷峯(クー・フェン)
 高飛(コー・フェイ)
 張午郎(チャン・ウーロン)
 馮克安(フォン・ハックオン)
 劉家榮(ラウ・カーウィン)

●あらすじ
『レッドクリフ』のジョン・ウー監督が「男たちの挽歌」シリーズでコンビを組み
香港ノワールの大ブームを巻き起こしたツイ・ハークと作り上げた犯罪アクション。
香港映画史上最大量の銃弾を使用したという、激しいアクションシーンの数々は圧巻の一言。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
監督が呉宇森(ジョン・ウー)で、制作が徐克(ツイ・ハーク)。
さらに主演が姜大衛(デビッド・チャン)に陳觀泰(チェン・カンタイ)。
さらにゲスト出演で狄龍(ティ・ロン)まで顔を揃えられているのは、
本作がショウ・ブラザーズで活躍した張徹(チャン・チェ)監督の、
監督生活40周年記念作品だからだそうな。
制作会社は李修賢(ダニー・リー)のマグナムなので、彼の子飼いである
成奎安(シン・フィオン)や周星馳(チャウ・シンチー)も出演している豪華版。
しかし張徹関連なら倉田さんも呼んで欲しかったな。
さてここまで聞くといかにも夢のオールスター映画って感じだろうが
実際はそんな雰囲気ではなく、監督としても呉宇森作品と言うよりも、どちらかと言うと午馬作品と言う感が強い。
なんだか1980年代前半のサモハン作品ぽい雰囲気がするしね。
あと「男たちの挽歌」のマークパロディがいくつかあるんだけど、このシーンを撮ったのが
呉宇森なのか午馬なのか、どっちか気になる。
まあ内容の方は良くある香港ノワール物て感じだけど、本作で一番驚いたのが
姜大衛(デビッド・チャン)と狄龍(ティ・ロン)が共演していること!
確かこの頃ってまだ不仲の真っ最中じゃなかったっけ?
それが同じ映画に出ているとは。
まあ同じ映画に出ていると言っても、同じシーンでは登場しないんだろうなと思っていたら
なんと同じシーンに映るシーンあり!
しかもそこをストップモーションにする辺り、制作側も分かってやっていたのかもと思わせる。
多分あのシーンを撮ったのは呉宇森だろうなと思うけど、逆にあそこのシーンしか撮ってないんじゃないか?
とか思うくらい、映画の他のシーンから浮いてたけどね。
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