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レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

大脱出3

2020年10月09日 22時25分18秒 | アクション

「大脱出3」
原題:ESCAPE PLAN: THE EXTRACTORS
2019年 米 97分
■監督:
 ジョン・ハーツフェルド
■出演:
 シルヴェスター・スタローン
 デイヴ・バウティスタ
 張晋(マックス・チャン)
 デヴォン・サワ
 ジェイミー・キング

●あらすじ
シルヴェスター・スタローンが脱獄のプロでセキュリティのエキスパートを演じる「大脱出」シリーズの第3弾。
今回は全てが謎に包まれた秘密監獄“悪魔砦”を舞台に、囚われた社長令嬢の救出作戦の行方を描く。
共演は「イップ・マン外伝 マスターZ」のマックス・チャン。
また「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のデイヴ・バウティスタが前作に引き続いて登場。
監督は「15ミニッツ」「ボビーZ」のジョン・ハーツフェルド。
世界的ハイテク企業の社長令嬢ダヤが何者かに掠われ、かつてダヤの身辺警護を務めていたシェン・ローが、
脱獄のプロ、レイ・ブレスリンに助けを求める。
やがてレイの旧友デローサがダヤの居場所を特定する。
しかしそこは、未だかつて誰も出てきた者がおらず、全容が謎に包まれた秘密監獄“悪魔砦”だった。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
だから画面が暗すぎて何も見えない映画はクソなんだよ!
パート2が面白かったから早速観てみたんだが、全然駄目だったね。
画面暗すぎはもとより、内容も暗いことこのうえない。
脚本が暗くて、何故かホラー映画ばりに陰惨なシーンが矢鱈と多い。
脚本はダメの極みで、もはや脱出映画ではないし、前作との繋がりも全くない。
難攻不落に見える悪魔砦もなんか簡単に侵入できちゃうし。
映画観て一番印象に残るのは、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の人が撃つライフルの弾で
撃たれた悪党がエグいことになっているのが印象深い。
それ以外では全体的にマックス・チャンの功夫映画みたいな仕上がりになっているね。
かなりの暴れっぷりを魅せてくれ、気分はほとんど最近の功夫映画である。
そう言えば本作の武術指導は誰なんだろう?
でも本作について軽く調べてみると、パート1の続きなんだね?
1を観たのが随分前なので、そんなこと完璧に忘れていたよ。
まあ流石にこの出来ではパート4は作られないであろうよ。

大脱出2

2020年10月08日 22時32分43秒 | アクション

「大脱出2」
原題:ESCAPE PLAN 2: HADES
2018年 中/米 97分
■監督:
 スティーヴン・C・ミラー
■出演:
 シルヴェスター・スタローン
 デイヴ・バウティスタ
 黄暁明(ホァン・シャオミン)
 ジェイミー・キング

●あらすじ
シルヴェスター・スタローン主演によるサスペンスアクション第2弾。
監獄要塞・墓場を攻略してから数年後、第一線から退いた脱獄のプロフェッショナル・ブレスリン。
消えたスタッフたちを救うべく、彼はハデスと呼ばれる最強セキュリティの監獄に挑む。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
一体どう言った続編になるのか皆目検討が付かなかったが、結構面白かったぞ!
まず前作がスタローンとシュワちゃんの初めての本格共演作。
そしてテーマが難攻不落の刑務所からの大脱出とくれば、映画としては脱出して終わりだよね。
そういった映画の続編って一体どうするのかと思えば、中々考えられた脚本だねえ。
言うなれば綾辻行人の館シリーズにおける中村青司みたいなキャラクターの登場。
並びに思いっきり第三作目への引きで終わる本作。
おかげでパート3が超観たいんだが!
本作も「CUBE」みたいな雰囲気があり、SFチックな描写はかなり魅力的。
なのに解決方法はいつもの80年代スタイルみたいな辺りが、流石スタ先生わかってらっしゃるって感じで最高。
まあとにかくレレレ好きな人なら、かなり楽しめること間違いないだろう。


黄昏のチャイナタウン

2020年10月06日 23時03分07秒 | ミステリー/犯罪

「黄昏のチャイナタウン」
原題:THE TWO JAKES
1990年 米 138分
■監督:
 ジャック・ニコルソン
■出演:
 ジャック・ニコルソン
 ハーヴェイ・カイテル
 メグ・ティリー
 マデリーン・ストー
 イーライ・ウォラック

●あらすじ
「チャイナタウン」の16年ぶりの続編で、主演のJ・ニコルソン自らメガホンを取った野心作。
私立探偵ギテスは、建設会社の経営者から、妻の浮気調査を依頼される。
だが、浮気現場を押さえた依頼主が、相手の男を殺害してしまう。
ギテスは、単純に見えた今回の依頼の背後に、巧妙な策謀が存在することをかぎつけるが……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
ジャック・ニコルソンにとって「チャイナタウン」と言う作品は、余程思い入れがあったのだろうか?
前作は1930年代の再現をいかにも1970年代に作られた映画のな空気感をまとった良い出来だったと思っているが
全体的な画作りと言うか、雰囲気は本作の方が圧倒的に好みですね。
全体的に長尺でゆっくり進む話は前作以上かも知れないが、それでもなんだか楽しかったのか一気に観てしまった。
その辺はもちろん好みの範疇だが、固ゆで卵が好きな人にはオススメかも。

鉄拳 Kazuya's Revenge

2020年10月05日 21時46分25秒 | 功夫/空手/武侠片

「鉄拳 Kazuya's Revenge」
原題:TEKKEN2 KAZUYA'S REVENGE
2014年 米 90分
■監督:
 カオス
■出演:
 ケイン・コスギ
 ケイリー=ヒロユキ・タガワ
 ラデ・シェルベッジア
 ゲイリー・ダニエルズ
 ケリー・ウェナム

●あらすじ
人気格闘ゲームをケイン・コスギ主演で実写化したファイティングアクション。
過去の記憶を失って武装組織に拉致された青年・三島一八。
殺人的な本能の拳を持つ彼に、罪人を始末する闇の任務が組織から下され、裏切り者の排除を行うことになるが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
全然「鉄拳」じゃないじゃんこれ!
「鉄拳」率は全体で3%くらいですかねえ。
代わりに残りの97%を主演のケイン・コスギで埋めている感じ。
ケインのアクションは今まで観てきた映画の中ではダントツに良かったよ。
香港映画と比べるとまだまだ全然だけど、ハリウッド製でこれなら十分合格点。
「北斗の拳」の頃と違って、この頃のゲイリー・ダニエルズはかなりの安定感がある。
だがこれは「鉄拳」ではないな。と言うか「鉄拳」である必要が全くないよね。
タイトルも「ケイン・コスギ in ザ・フォーリナー/復讐者」とかの方が似合いそう。
完全にカオスな雰囲気の街の描写は割と好きなんだけど、代わりに一気に安っぽくなるきらいもあり
本作では見事に安っぽい作品の印象を与えてしまっている。
物語に必然性が無く唐突に出てくるおっぱいとかも、低予算アクション・ムービーっぽさがあるね。
前作の内容なんて完全に忘れているが、平八とブライアン・フューリーが前作と同じ役者なのは何かあるのかな?
まあどっちにしても「鉄拳」ファンは全く観る必要なし。
逆にケイン・コスギのファンなら、観ても良いでしょう。

オペラ座 血の喝采

2020年10月02日 23時58分17秒 | ホラー

「オペラ座 血の喝采」
原題:OPERA
1988年 伊 95分
■監督:
 ダリオ・アルジェント
■出演:
 クリスティナ・マルシラック
 ウルバノ・バルベリーニ
 イアン・チャールソン
 ダリア・ニコロディ
 アントネッラ・ヴィターレ

●あらすじ
イタリアンホラーの巨匠、ダリオ・アルジェントが1987年に手掛けた劇場公開作品に追加シーンを加えた完全版。
ミラノ・スカラ座。
マクベスの主演女優が交通事故に遭い、急遽新人女優が抜擢される。
しかし、これが次々と起こる惨劇の幕開けとなり…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
これは素晴らしい作品だね!
80年代はホラー映画全盛の時代で、アメリカでは「ハロウィン」から始まり
「13日の金曜日」「エルム街の悪夢」「チャイルド・プレイ」等、幾多の人気シリーズ。
並びに無数のホラー映画が作られブームを彩っていた。
しかしその流れとは別に、イタリア映画界も独自のホラー映画を作っており、人気を博していた。
イタリア映画のホラーは”ジャッロ”と呼ばれるものがあり、その筆頭監督が本作の監督ダリオ・アルジェントだ。
ダリオ・アルジェントの映画は芸術的で、美術館ホラーとも言えるかも知れない美しさを感じさせる。
本作ではその辺の美的センスが大いに爆発しており、人の目線を再現したカメラワーク。
画面にわざと印象的に映る「赤」や「青」「緑」の色彩マジック。
そして相変わらずの美少女をいじめぬくサディスティック満載な作りと。
まあ本作のヒロインは少女ではないが、若く可愛いことにはかわりない。
このヒロインを徹底的にいたぶる本作は、ダリオ・アルジェントの変態っぷりが全開である。
本作もヒロインを縛り上げて動けなくし、その状態で目の下にセロテープで無数の針をくっつけ
目を閉じたら針が刺さって失明するぞと言う状況にしておいて、目の前で他の人間を惨殺すると言うイジメっぷり。
こんなアイデアを日々思いつき、時には自分の娘を映画の主役にしてこんなことさせる親父だからか
娘のアーシア・アルジェントとの関係は色々あったそうです。
まあ父親と娘の関係って難しそうだよね。。。
しかしこの映画は終始サスペンス全開と言うか、とにかく全編に渡って空気が重かったです。
傑作には違いないんだが、その重さに耐えられず何度も中断を挟んでしまいました。
本作を最後まで観るには、相応の体力が求められると思いますが
それに相応しい傑作です。
体力に余裕がある時にでも、是非どうぞ。