「猿の惑星」
原題:PLANET OF THE APES
1968年 アメリカ 113分
■監督:
フランクリン・J・シャフナー
■出演:
チャールトン・ヘストン
キム・ハンター
ロディ・マクドウォール
リンダ・ハリソン
モーリス・エヴァンス
ジェームズ・ホイットモア
●あらすじ
未知の惑星に不時着した宇宙飛行士たちは、そこでは猿が人間を支配している事を知る。
主人公テイラーはコーネリアスとジーラというチンパンジーの協力者を得て逃亡を計るが……。
設定のユニークさや、ショッキングなラスト・シーンが受けて本作は大ヒットとなり、
4本の続編と2本のTVシリーズ(実写とアニメ)が作られた。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
子供の頃に家にビデオデッキが無い代わりにLDがあったのですが、
いくつかあったLDの中に「続・猿の惑星」がありました。
まあ子供時分は内容が良く分からないし、それほど面白いとは思えなかった。
ただ有名なシリーズなのと、「続・」以降の続編3本の内容はちっとも知らないし
リメイク作もいくつかあるので、オリジナルから観始めてみました。
まあ本作のラストは有名なので知っていたが、そこに至るまでのドラマがかなり重厚なのに驚いた。
始まってすぐの宇宙船のSF描写から謎の惑星探検。そこに現れる現地の原始人のような人間。
そして驚きの猿の軍団!
これだけでも良い展開だが、猿たちの会話・哲学はまんま人間のエゴなので
人間の立場を変えて、普段の自分たちの振る舞いを描写すると言う見せ方は重いが面白い。
どうしてこうなったの謎が少しづつ判明していく過程もあり、サスペンス要素も盛り込まれている。
そしてあの驚愕のラストで映画を締めると言う、完璧な構想。
当初はこれ一作で完結させるつもりであったのも良く分かる終わり方だ。
反面映画が大ヒットしたため、続編を作ることになったのも、これまた映画界の常。
ただあのラストから、一体どのような続きの話を作るのかは興味がある。
と言った訳で近いうちに、「続・猿の惑星」も観てしまうことだろう。
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