レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

地の果てから来た怪物

2024年06月06日 18時42分22秒 | 怪獣/モンスター

「地の果てから来た怪物」
原題:THE NAVY VS. THE NIGHT MONSTERS
1966年 アメリカ 84分
■監督:
 マイケル・A・ホーイ
■出演:
 マミー・ヴァン・ドーレン
 アンソニー・アイズリー
 ビリー・グレイ
 ボビー・バーン

●あらすじ
“B級映画の帝王”ロジャー・コーマン製作によるSFモンスターパニック。
南極基地の中継点である孤島に向かった輸送機。
だが、その乗員9人が忽然と姿を消してしまう。
孤島の研究施設では、真夜中に現れる謎のモンスターによって人々が次々と襲われ…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
どうもこのタイトルよりも、「海軍対夜の怪物」と言うタイトルの方が有名だったりする?
内容の方はこの時代のロジャー・コーマン製作物によくあるやつで
最後まで肝心の怪物は出てこない作りのやつ。
だが冒頭の飛行機の中で”何か”が発生した事件から始まり、
島の研究施設を徐々に包囲されていくかのようなサスペンス性など、当時のB級SF映画としては結構面白い。
だが島を警護する軍人の一番トップの大尉がチャーリー・ブラウンと言うのだが、
この人が無能なくせにやたら威張り散らす嫌なやつ。
しかも一目も気にせず施設のナースを口説いていちゃいちゃし出す迷惑なやつ。
しかし尖ったおっぱいのナースの方も困ったもので、軍隊が出動するような危ない現場にものこのこ着いていって
やる事はナースとしての仕事ではなく、嫌な大尉といちゃいちゃするだけなのだからホトホト困ってしまう。
孤島生活が長いと、男と女はそうなってしまうのだろうか。
だが肝心の怪物の方はデカイ食虫植物みたいな感じで、造形とか以外と悪くない。
植物の怪物と言うと、1963年の「マタンゴ」を思い出すが、
造形とかも含めて、もしかしてロジャー・コーマンは「マタンゴ」を観たのかもね?
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クライモリ(リメイク)

2024年06月06日 18時41分54秒 | ホラー

「クライモリ(リメイク)」
原題:WRONG TURN
2021年 アメリカ/ドイツ/カナダ/イギリス 109分
■監督:
 マイク・P・ネルソン
■出演:
 シャルロッテ・ベガ
 アダイン・ブラッドリー
 ビル・セイジ
 エマ・デュモン
 ディラン・マクティー
 デイジー・ヘッド
 マシュー・モディーン

●あらすじ
2003年に1作目が公開されて以来、10年以上にわたって全6作が作られる人気シリーズとなった
「クライモリ」をリメイクしたスプラッタ・ホラー。
森で道に迷った若者たちを待ち受ける戦慄の恐怖を描く。
主演は「ダーケスト・ウォーター」のシャルロッテ・ベガ。
監督は「ザ・ドメスティック」のマイク・P・ネルソン。
友人5人とバージニア州の小さな町にやって来たジェン。
さっそくアパラチア山脈の自然歩道でトレッキングを楽しむが、
やがて一行は地元の人の警告を無視してコースを外れ、森の奥へと入っていく。
いつしか迷子になった一行は、周囲に危険な罠がいくつも仕掛けられていることに気づくのだったが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
「クライモリ」のリメイクと謳っているが、結構全然違っている。
何処がと言われると、いつもの食人一家は設定毎消え去り、代わりに独立国家を勝手に作った連中が登場する。
これはこれでかなりヤバイ思想に彩られており、別の面白さを提供している。
被害者となる若者たち6人も、いつものホラー映画定番である馬鹿な若者たちでは無くて
それぞれそれなりの真面目な職業に就いている設定は、ただの馬鹿な若者ではないですよと言いたいのであろう。
そして特筆すべきなのは、ヒロインのタフさがあり、衝撃のラストも含めてこれは今までにない斬新さであった。
敵の本拠地からの脱出の風景なども素晴らしかったし、脚本と言うかキャラクターの描き方も含めて
最近のホラーにある、従来のお約束を脱した新しいホラー映画の試みも感じられる作品。
中々見応えがあって良い映画だと思うんだけど、ホントこのタイトルでかなり損してるよなあ。
勿体ないけど、逆にこのタイトルでなければ殆どの人は興味を示さないかも知れないし。
難しいね。
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