レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

パージ:エクスペリメント

2023年11月06日 18時18分29秒 | サスペンス

「パージ:エクスペリメント」
原題:THE FIRST PURGE
2018年 アメリカ 98分
■監督:
 ジェラード・マクマリー
■出演:
 イラン・ノエル
 レックス・スコット・デイヴィス
 ジョイヴァン・ウェイド
 スティーヴ・ハリス

●あらすじ
1年にひと晩だけ、殺人を含むすべての犯罪が合法になる12時間「パージ」を描いたスリラー第4弾。
新政党・NFFAがパージ法を採用し、全国での適用を前にスタテン島で実験が行われることに。
ディミトリーは愛する人を守るため、島に残るが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
「パージ」シリーズのパート4で、今回は今までよりも前のエピソード0を描いた内容。
参加者たちが、まだパージのルールに慣れていなくて戸惑っている様子が、いかにもって感じで良い。
パージの描写も過去作より大人しい感じなのは、あえてなのかな。
代わりに政府が積極的に参入してくる内容になっており、傭兵まで雇って介入してくるため
映画のジャンルがどちからと言うと、バトルアクション物のような様相を呈している。
でもまあこのシリーズが好きな人なら、きっと問題ないだろう。
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FALL/フォール

2023年10月22日 15時52分17秒 | サスペンス

「FALL/フォール」
原題:FALL
2022年 アメリカ 106分
■監督:
 スコット・マン
■出演:
 グレイス・キャロライン・カリー
 ヴァージニア・ガードナー
 メイソン・グッディング
 ジェフリー・ディーン・モーガン

●あらすじ
アクション職人、スコット・マン監督によるサバイバルスリラー。
フリークライミング中の事故で夫を亡くして1年、ベッキーは今も悲しみの中にあった。
彼女を立ち直らせようと、親友のハンターは地上600mのTV塔でのクライミング計画を立てるが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
実に怖い映画だった。
何故かと言うと、私は結構な高所恐怖症なんですよ。
3~4階くらいからすでにダメで、仕事で25階前後のビルの窓から外を眺めたりするともうムリ。
高いところに行くと、お尻の穴が何か冷っとしてキュッと締まる感じがあるんだよね。
あれ苦手。
なのでジェットコースターも観覧車も苦手。
そんな自分なので、この映画は怖くて怖くて、何度も途中で停止ボタンを押してしまうくらい怖かった。
実際これ劇場で観てたら相当怖かっただろうなあとか思う。
そういうのを抜きにしても、映像としても良く撮られている。
まずアイデア自体が素晴らしいし、始まってすぐに塔を登り始めるテンポの良さも大変良い。
この辺どっかのスラッシャー映画にも見習ってほしいくらいだ。
とは言えツッコミどころも大変多く、そりゃ無いだろってな展開も多いのだが
その辺はB級映画として考えれば全く問題ないと言える。
撮影には高さを感じさせるために、600mの崖の上に数十mの塔の上部を建設してそこで撮影したと言う狂気を感じるこの映画。
この恐怖はホラー映画では味わえない、新鮮な感覚を持つ映画として、
高所恐怖症の人もそうでない人も、是非一見の価値アリと言える作品でした。
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パージ/大統領令

2023年07月11日 18時12分43秒 | サスペンス

「パージ/大統領令」
原題:THE PURGE: ELECTION YEAR
2016年 アメリカ 109分
■監督:
 ジェームズ・デモナコ
■出演:
 フランク・グリロ
 エリザベス・ミッチェル
 ミケルティ・ウィリアムソン
 ジョセフ・ジュリアン・ソリア
 ベッティ・ガブリエル

●あらすじ
1年にひと晩だけ、殺人を含むすべての犯罪が合法になる12時間「パージ」を描いたスリラー第3弾。
パージの是非を問う大統領選挙真っ只中のアメリカ。
遂に迎えたパージの夜、レオは極右政権に命を狙われたローン上院議員の護衛を務めるが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
”パージ”の設定自体は凄く良い素材だと思うのだが、この素材を使っていかに美味しい料理を作るのかは
思い切り作り手のセンスが問われる、難易度の高いものだとこのシリーズを観る度にそう思う。
前2作はどちらかと言うと、その素材を活かしきれていないというか、持て余している風な感じがあった。
一方本作は良く纏まってるなと感じられる良作であった。
話の根幹がしっかりしていてブレないため、最後までダレる事なく観る事が出来る。
パージ法を廃止しようと頑張る上院議員の話と、自分の店を命がけで守ろうとする黒人店主とその仲間たちとの話が
バランス良く描かれ、途中で一つになる展開も期待通りで良かった。
冒頭にその店に現れた不良少女のキャラクターも最高で、彼女の印象は強く残る。
ただ一つ難点を上げるとしたら、上院議員の護衛の男が前作から続いての出演だが
この男のキャラクターがクソなのが観ていて不快だった。
でももしかしてこの描き方ってわざとなのかな?
作品の中心は黒人たちで占めているところに、わざわざ白人を一人居れて黒人への差別的な描写をいれる。
もしかしたらそんな裏の意図があるかも知れないが、そういうのを除いても前作より格段にお金が掛かっていて
パージ中の描写も、全身ライトで後手後手させた自動車とか、眩しいギロチン台とか見せ場もたっぷり増えているので
このシリーズが好きな人なら、文句なく楽しめるでしょう。
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天国と地獄

2023年06月28日 12時37分36秒 | サスペンス

「天国と地獄」
1963年 日本 143分
■監督:
 黒澤明
■出演:
 三船敏郎
 香川京子
 江木俊夫
 佐田豊
 島津雅彦
 仲代達矢
 石山健二郎
 加藤武
 三橋達也
 志村喬
 東野英治郎
 沢村いき雄
 西村晃
 浜村純
 菅井きん
 山崎努

●あらすじ
巨匠・黒澤明監督による傑作サスペンス。
優秀な知能犯に刑事たちが挑む。
ナショナル・シューズの権藤専務は、自分の息子と間違えられて運転手の息子が誘拐され、身代金3千万円を要求される。
苦悩の末、権藤は運転手のために全財産を投げ出して3千万円を用意する。
無事子どもは取り戻したが、犯人は巧みに金を奪い逃走してしまい、権藤自身は会社を追われてしまう……。
巧妙なプロットもさることながら、登場人物たちの心理描写が秀逸で人間ドラマとしての完成度も非常に高い。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
「踊る大捜査線 THE MOVIE」の劇中で、モノクロシーンの中で煙突からカラフルな煙が上がるの見た織田裕二が
「天国と地獄だ」とつぶやくんだけど、そのシーンの元ネタが本作だとは知っていた。
しかしプロットとか出演者とかは全然知らなかったんだけど、この間「七人の侍」を観て黒澤明の映画って面白いなと思ったので
黒澤明第二弾として本作を選んでみた。
原作がエド・マクベインなのもあって、推理ドラマを作ろうとしたらしくその試みは見事当たっている。
冒頭から1時間近く音楽も無しに会話だけで話が進んでいくさまは、まるで舞台を観ているかのようだった。
さらに主演の三船敏郎は流石の名優っぷりで、超仕事人間、冷酷な上司、
誘拐されたのが自分の息子なら金を出すが、他人の子と分かった瞬間に金は出さないと変容する人間くささ。
さらにそうは言ったものの苦悩するところなど、見所は圧倒的に尽きない。
その他にも加藤武、志村喬、沢村いき雄と言った東宝のお馴染み俳優陣を見た時の安心感。
さらにちらっと登場するだけだが、東野英治郎、西村晃と言った後の水戸黄門役者のそろい踏みなど、見所は尽きない。
国鉄特急を使った身代金受け渡しトリックなども楽しく、当時の日本の風景まであわせて楽しめる一石二鳥ぶり。
やっぱり昔の日本のミステリー物と、黒澤明監督作品は面白いと言う事がわかったね!
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アトリエ 悦楽のコレクション

2023年04月23日 10時27分26秒 | サスペンス

「アトリエ 悦楽のコレクション」
原題:FATAL PASSION
1995年 アメリカ 89分
■監督:
 T・L・ランクフォード
■出演:
 リサ・コムショー
 クレイトン・ノークロス
 ローレンス・ティアニー
 シンシア・ラスロック
 スティーヴ・ボーガン

●あらすじ
出会う男を虜にし創作活動の糧とする魔性の女流画家を演じるリサ・コムショーが、
豊満なボディを惜しげもなく披露。
情熱と狂気と官能が入り乱れる大人向けエロティックサスペンス。
(ザ・シネマより)

★感想など
シンシア・ラスロックと言えば、1980年代に香港映画界で活躍していた白人功夫女子。
力強い功夫と迫力ある演技は、記憶に残るには十分な活躍ぶりであった。
そんなシンシア・ラスロックの出演映画を探していたら出会ったのが本作。
パッケージからもアルバトロス・ロマンみたいなソフトポルノ系映画に見えるが
そういうジャンルにシンシア・ラスロックという組み合わせが、中々ピンとこなかったので、ふらっと観てみた。
まあシンシア・ラスロックも雑誌でフルヌードとか発表してるから、そういった辺りからかなあとも思ったが
シンシア・ラスロックは別に脱いだりはしなかった。セクシーな下着姿にはなってたけど。
代わりに主演女優のリサ・コムショーは、最初からバンバン脱ぐ。そしてヤル。
面白かったのがボカシが無いため、騎乗位のシーンであちらの映画のそういうシーンを撮影する時が分かったのだが
女優は前張りなしのフルヌード。男優は肌色のブリーフを履いて撮影してるんだね。
あちらは男優もフルヌードかと思ってたよ。
まあそんな感じの映画です。
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