日比谷交差点も
今日は晴れてます。
そして丸の内も。
去年のタモリ倶楽部で
この辺の大名屋敷についてやってたけど、
そのことについては追ってまた。
ということで。
この後の東京旅は熱海への旅と続きます。
よろしければ、そちらをどうぞ。
冨田勲×初音ミク「イーハトーヴ」@2012.11.23 東京オペラシティ
貯め撮り消化中。
ETV特集。
まずは、
世界のトミタが今交響曲を書いたってことにまず驚き、
テーマが宮沢賢治の世界で、
そのタイトルがなんと「イートハーヴ交響曲」という意外性になぜか納得し、
おまけに、
賢治の宇宙的世界観を初音ミクが再現したことに、
仰天しました。
個人的に初音ミクの声は好きではないんだけど、
100%人工的なミクの声と、
100%人間的なオーケストラ、200人の生の声(合唱)とのコラボによる、
前代未聞の壮大な交響曲。
放映されたのは一部でも、
とても感動しました。
雨にも負けずが執筆されたのは1934年ころ。
とすれば約80年前になる。
その作品と現代の技術の粋が合体し、歴史上特筆すべき文化が誕生した。
すばらしい!
この一大プロジェクトも、
トミタ流の東北応援なのだろうな。
トミタ先生!
これからもお元気で。
NHK Eテレ ETV特集
「音で描く賢治の宇宙 ~冨田勲×初音ミク 異次元コラボ~」
(5.1chサラウンド)
2013年2月3日(日)夜10時
加古隆 パリは燃えているか
昨日は、ちまたがバレンタインデーでざわついている中早々と家に帰り、
テレビを見まくった。
「BS歴史館」に続き、そのまま同じチャンネルで「旅のちから」を見る。
デビュー40周年を迎える加古隆さんが、
創作の原点であるパリを訪ね、母校の後輩たちと交流するというもの。
パリという街の洗練された美しさ、
当時の面影を随所に残しつつも新しく現代的に改築されたパリ国立音楽院。
かつての友人との再会や、
現在そこで学ぶ学生たちに自分が作った曲の演奏を通じ交流。
新たな音楽への発想を得、次へのステップをつかむ。
この旅番組は、観光地の紹介じゃなく、
その人ならではの旅の思いが描かれていていいね。
番組の中で、
当時音学院で、メシアンに自分が書いた作品を見てもらったとき
「人がやってきたものの真似でしかない。」と言われ、
その言葉に刺激を受け、そこから自分が日本人であることを意識し始めた、
というエピソードが紹介されていたのですが、
そこでよみがえった自分の旅の記憶。
90年代、ニューヨークの友を訪ねしばらく滞在していたときの話。
エイブリーフィッシャーホールへポリーニのベートーベンを聞きに行ったとき、
当時は、クラシックコンサートのメニューの最初か最後かに現代音楽をいれる傾向があって、
その日も例外ではなく、理解不能な打楽器フィーチャーの現代曲が演奏されていたのですが、
その曲はメシアン先生の作品で、
演奏が終わったときいきなり指揮者が観客席の方を向いて、観客席のある男性を檀上まで導き上げられたのですが、
その方は、当日誕生日を迎えられたメシアン先生ご本人たった、という話。
メシアン先生は、そのときはもうかなりの高齢で杖をついてゆっくりした足取りで歩かれていたことを覚えています。
番組を見て、
加古先生の思い出から、
普段開けられることのない自分の記憶の引き出しが開けられたという話。
番組きっかけで感じた、
旅と記憶の不思議。
旅のチカラ@BSプレミアム
2013年2月14日(木)
午後9:00~午後10:00