名古屋するめクラブ

~名古屋発くうみるあそぶ~

<映画>ラースとその彼女。

2010年07月21日 12時39分39秒 | 観る(映画・TV)

私事ですが。。

1年9ヶ月の間、ほぼ毎週、近頃は3週に1度
足繁く通い続けた外来通院も、先週ようやく一段落となりました。

今後全く病院と縁が切れるわけではないものの、一つの大きな区切りを
迎えたことは事実で、ときに結構辛い日もあったことを思い出すと、
過ぎ去った年月に多少の感慨を覚えざるをえません。

この長きに渡る通院では点滴治療などもあり、数時間もの間同じ体勢
を強いられるため、ときに本を読んだり、ときに音楽を聞いたり、
ときにDVDを見たりして、静かに時間が過ぎるのを待ったものでした。

で、記憶に残るであろうこの日に見たアメリカ映画、「ラースとその彼女」。



別段特に見たかったわけでもなく、たまたまあったDVDをバッグに入れ
持参したのですが、この映画、期待以上におもしろかったんです。

ストーリー自体はとても奇妙で、一見あり得ない話なのですが、
アメリカ人の強い正義感(宗教心)と、ボランティアスピリッツ豊富な
コミュニティが存在すれば、あながちなくもなさそうな、そんな物語。

超ユニークなプロットに、ポップなコメディかと思いきや、自らの心の傷を、
「コミュニティの愛」と自ら作り上げた「妄想?」とで最終的には自然治癒
させていくという、ちょっとサイコロジカルなテーマを持った映画でした。



たまたまこんなタイミングでこの映画を見て、自分自身、生まれ育った
わが町の暖かい人たちのおかげがあって、なんとかここまで
来れたんだなーなんて、映画に自己投影したりして。。
(あ、セクシーリアルドールは持ち歩いてないですよ、念のため)

千羽鶴を折って訪ねてきてくれた幼なじみのYちゃん、関西の医療機関
を予約までしてご紹介くださった近所のMさん、適切なアドバイスと共に
「一緒に頑張ろう」と励ましてくれた高校の同窓O君、「強靭な体にならん!」と
東京の漢方ドクターを紹介してくださった近所のご住職、日々畑からカラダに
いい野菜を採っては我が家に運んでくれたSさん。

(もちろん、コミュニティ外からの心強い援護射撃がなくても、
今の私はありません!みんな、ありがとう!)

こんな田舎町!なんてかつては思ったこともあったけど、結局、ラースのように
生まれ育ったこの町の人たちに助けられて元気を取り戻すことができたんだなーと。。。

心や体の回復には複雑な過程があって、ときに奇妙な方法を取ることも
あるけど、準備をして時を待てば回復していくものなんだなーなんてね。

シンプルだけど、シンプルだからこそ、
ちょっとしたところで感動する、そんなステキな映画でした。


で、何が言いたかったかと言うと。。。

お世話になった皆さまへ。

感謝のキモチでいっぱいです。ありがとう!

これからも引き続きずーっとお世話になりますのでどうぞよろしくお願いします。


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