今回の旅のメインイベント。
前に来たときから、また来たいと思ってました、三輪山。
大神神社のご神体でもあり、
はるか太古の時代より神宿る御山として祀られてきた、
奈良の人々にとって精神支柱的大切な存在。
(ですよね、きっと)
高さ467メートル、周囲16キロ。
山内の一木一草に至るまで、神宿るものとして、
一切斧で切られることはない、という。
松・杉・檜などの大樹が茂る、神宿る山。
そんなわけで、無断で入山することはできません。
山中では、
火気、飲食厳禁、撮影禁止、登山道以外立入禁止、
3時間以内で下山する等々制約があります。
狭井神社の社務所に志納料300円を納めると手渡される
白タスキを肩からかけ、いざ出発!
しばらく急な坂を登ると緩やかな道になる。やがて登りも急になり20分ほど行くと
滝が現れる。この滝は修行の場になっている。歩きながらぼつぼつ休憩する。
飲食禁止のため、最低限の水で喉を潤しながら、山頂まで約1時間ほど。
途中、樹齢何百年かの大木や、神妙な顔つきの岩にしめなわが結ばれていて、
神の域に近づいている気分になってくる。
山頂についたら、お社にみんなで参拝して、しばらく無の境地で休憩。
下山は登り道を引き返し、狭井神社の登山口に戻る。
ここでタスキを社務所に戻して三輪山登拝終了。
疲れました。
疲れたけど、境内でいただいた霊水でのどを潤しながら
意識的にパワーを体に吸収しながらの山中歩きは、
都会で汚れた人間の心身を浄化させる力があると思いました。
最近はやりのパワースポットというものが実際にあるとすれば、
ここは、最もそれに近い場所であるに違いないと確信しましたよ。
無意識のうちに体に蓄積してしまう異物を体から放出させることもときに必要。
三輪山登拝は、狭井神社から。
狭井神社 (サイジンジャ)
奈良県桜井市三輪