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烏合庵奇譚

Welcome to Raven's roost
渡烏の戯言など… お聞き流し下さい.

イラガ捕獲作戦

2008-09-03 01:11:10 | 徒然
日曜の朝.
拙庵の庭木,もみじ(品種知らず)の根元.塀の打込みに虫のものらしき糞が散らばっているとつれあいからの注進.“毛虫,居るんじゃない?”
早速改めると,居た.イラガ(苛蛾)の幼虫.


もみじだけでなく,枝伝い,隣家に張り出す桜桃と里桜.もみじはともかく,隣家のボクたちが不用意に触って,痛い思いをさせるのも快くはない.ここは一番,ご退散願う.


脚立を持ち出しつれあいと二人,小一時間.ピンセットと割箸で引っぺがしたヤツら,しかと数えてはいないが,多分200に近い.つれあいの取り落とした一匹が,落ち様に,見上げていた私のメタボ腹,薄手のラグビージャージの上から毒針の一撃を見舞ってくれたが,ちくちくと痛痒いそのインパクトは,手当ても要さず程無く消えた.


改めて見れば,“触っちゃダメ!”と言いたげに精一杯張ったイガイガ,ヴィヴィッドなライムグリーンとシックなマロンブラウンのコントラスト.磯の妖精,ウミウシとも通じるその姿形は,何とも愛らしい.

拙庵の桜桃は豊凶が生計に関わる換金作物でも無いし,少々葉を齧られたところで,そう簡単には枯死するものでもなかろう.増してや在来の昆虫の業.居ると解れば触らずに,痛い思いもせずに済むことなのだが…

ヒトとは,何とも我侭な生き物ではある. …合掌.
コメント (2)
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