──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────
こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
楽善堂、通販のページにリンクを張り、彫刻証明書の写真画像を表示できるようにしました。店頭で接客している時には、現物をお客様にご覧に入れられるのですが、通販のお客様には、すべては見せられなくても画像で一部を紹介した方がいいと思いました。
彫刻証明書は、電化製品でいう「保証書」です。ただ、1年や3年間といった期限はなく、10年たっても、アフターサービスの対象になりますよ、というのが彫刻証明書の内容です。
印鑑を使っていて一番多い不具合が、うっかり印鑑を下に落として外枠を欠いてしまうことです。畳やジュータンの上ならまず欠ける事はありませんが、銀行やオフィスなど硬いフロアに落とすと、外枠が欠けることがままあります。仕事で使う印ならご本人のお考え次第のところもありますが(できれば外枠の欠けている印鑑は使わないほうがいい)、実印だと、実印としての資格がなくなります。印鑑登録できない印鑑の条項に抵触してしまいます。お客さんからの情報では、銀行さんでも外枠が欠けていると、作り直しの提言があるそうです。
彫り直し(リフォーム)のお値段は象牙の印材だと、新規の材料込みの価格から3割お引きしますが、彫刻証明書の提示があればさらに2割お引きしています。いい仕事を心がけ、さらにアフターサービスの中でお客様とつながりを持っていきたいと考えております。
▲彫刻証明書の内面の一部です。外枠の欠損の場合へのアフターについて書いてあります。
▲彫刻証明書を入れる和封筒です。
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