八王子 印鑑 楽善堂
創業1899年:明治32年。東京:八王子 文字工房楽善堂では良いものを長く、一生お使いいただくのにピッタリの感触をご確認いただきたく、実際に印鑑材料をさわってみて、指との相性を見ていただく事をおすすめしております。
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────
こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
屋号(店の名前)の由来について書いてみたいと思います。
明治29年生まれの私の祖父、二代目、平澤友安(ともやす)が尋常小学校の頃、漢文、作文、習字を教える塾に通い、その塾の先生、奥津雁江(がんこう)先生に命名してもらったと父から聞きました。初代、渥美鋭之助友利(えいのすけ、ともとし)が、おそらく奥津先生にお願いに行ったのではないかと推測しています。二代目の平澤友安は独身時に渥美を名乗り、戸籍上は婿に行く形で祖母の姓、平澤を名乗りました。楽善堂を名乗る前は、古写真などから初代の名前の一部を取って「友利堂」だったようです。
命名の依頼を受けた奥津先生は、中国古典の『孟子』告子篇にある「楽善不倦、此天爵也」善を楽しみて倦(あ)かざるは、これ天爵なり、の文章から『楽善』を選んでくれました。変わることなく善を楽しむ心は、天から授かった徳だ、程の意味です。「善を楽しむ」も聞きなれない言葉ですが、平たくいえば、楽しんで善いことをする、位に私としては解釈しています。
毎朝、店を開けて店の前を箒で掃除していますが、左右、20メートルくらいはタバコの吸い殻などのゴミをチリトリに拾っています。それなりに楽しんでいます。『楽善』の小さな実行はこの程度ですが、店の看板を見てから仕事に掛かります。
▲中国古典『孟子』の文章です。原文、右から2行目に「楽善」の
文字があり、ここから屋号を取りました。
▲『孟子』のブックカバーです。
八王子 印鑑 楽善堂のホームページ http://rakuzendo.com
楽善堂の印鑑リフォーム専用ページhttp://inkan-reform.com
英語版のページ、外国人のお客様用ページ http://www.name-stamp.tokyo/
楽善堂のレア物印鑑・象嵌(ぞうがん)細工の象牙印鑑http://rakuzendo.com/shohin/shohin017.html
楽善堂、gooのトップペhttp://blog.goo.ne.jp/rakuzendo