何も足さない、何も引かない

　最近は、やや怠け気味であるが、この俺もかっては『タイピングの鬼』あるいは『タイピングの魔術師』とまで呼び称されたタイピニストである。
　だから、タイピングには少々うるさい。
　そこで、今日はブロガーとして、タイピングの秘訣を皆さんにお教えしちゃおうという内容である。

　空梅雨のこの季節。露と消える短命のブログは多い。

　だが、ネットで発言をするのなら、同じ場所で同じ人格を保ちながら、できるだけマメに更新していくのが、最も勝利への近道だ。いや、むしろソレ以外に勝利を手にする方法は無いだろう。
　そうしていてさえも、勝利とはほど遠い所でのたうっている俺のような人間だっているのだから、基本は忠実に厳密に実行すべし。

　２年以上、ほぼ毎日のようにブログで、あまりにもくだらない事を当然のような顔して垂れ流し続けてきた。
　その結果、今の俺のタイピング技術は、素人としてなら微小にマシかも。くらいのレベルに到達した。これ日々の鍛錬の賜物なり。

　プロの文章書きでもないブロガーごときが『ネタ』を口走るのは１００年早い。ネタが無いから書けませんなど、トーシロの使う言葉じゃない。
　そもそも、トーシロの文章なんか、ネタ以前のしろもので、ネタをどうこう語れるレベルにすら達してはいない。ソレに気づかないで、ネタがどうこう言うなら、寝てろってもんだ。
　トーシロがネタがどうこう語るのはプロ気取りでとても恥ずかしい。
　我々はトーシロである。
　プロと肩を並べられる存在でなどあろうはずもない。そんなんがネタがどうこう言うのは恥ずかしい事である。

　だが、発言は伸びやかに軽々しく！

　そう、トーシロならトーシロと割り切って書けば、プロにも真似できないトーシロなりのタイピングが出来るはず！
　プロの物書きの隙間産業！
　それがトーシロの役割だ。
　プロ以上に貪欲でいながらも謙虚に。コレがトーシロの心がまえである。

　トーシロの心構えとは、『何も足さない、何も引かない』である。

　ようするに、ありのまま。
　そして、そのありのままを過剰包装ぎみにラッピング。

　ありのままを、美しい言葉やダジャレで過剰包装するのだ！

　これこそが、プロには真似できない、トーシロだけの治外法権である。
　プロは素の文章にこだわるが、トーシロは包装にこだわる。
　それでいいんじゃないの。
　適当に棲み分けてる。

　では、俺の何も足さない何も引かない文章を読んで欲しい。

『今日は仕事で疲れた。明日は休みで嬉しい』

　これに、過剰なラッピングを加えれば、いつもの俺のタイピングになる。
　
　コレに気がつく為に２年くらい毎日のようにタイピングをし続けた。
　継続は力なり。かな？

土曜の朝

　通勤途中。駅前に警官が２０人ぐらい群がっている。若い男が二人にタクシーの運転手、作業服姿の男などが、警官に話を聞かれていた。何があったのだろうか。今朝は、南東の空に雲が広がる以外は青空で良く晴れている。風は弱く、朝からかなり蒸している。今日はだいぶ暑くなりそうだ。