もうダジャレ禁止！

　うん。

　大丈夫だ。

　俺の中の『長文』の DNA はまだ死んではいない。

　まだ、俺は『長文』を書く事は出来る。

　そんなで、今日は久しぶりに『長文』を書く。
　これは自分の文章のリズムを再調整する為の行為だ。
　文章に内容はないので読み飛ばしてもらってけっこうだし、読んでも時間の無駄である。あえて読むなと忠告しておく。

　本題に入ろう。

　俺はダジャレが嫌いだ。
　ただ、無知無教養の一般ピープル共はダジャレを言うと喜ぶ。
　いや、パンピー共が本気で喜んでいる訳ではないのは知っている。
　それは社交辞令のお愛想笑いで、しょせんおつきあい。
　パンピー連中は、ただ馴れ合うのが好きなだけなのだ。
　馴れ合う為のギャグなどギャグではない。
　ギャグとは、精神の格闘技。
　とつもなく神聖なものであり、馴れ合いに利用しては本当はいけない。
　たとえ殺されてもいいから言い放つ『言葉の矢』。
　それこそが本当のギャグである。

　そんなで、もうダジャレを止めようと思う。
　ダジャレを言えばいうほど俺の中の反逆精神は痩せ細ろえていく。
　ダジャレとは習慣性のある恐ろしい『麻薬』のようなものだ。
　受けを狙った言葉に力は無い。
　ダジャレとは只の言葉遊びで、馴れ合いのお遊びだ。
　とは思うものの。
　ついつい受けを狙ってしまうのは生まれついての性であろうか。

　先日。
　某氏のサイトに何の考えも無くコメントをしたら、『ダジャレ・ネイティブ』のありがたい称号をいただいてしまった。
　ついつい、受け狙いでダジャレを書きすぎていたらしい。
　てか、その称号には、ついつい笑ってしまい、笑撃と衝撃を受けた。
　正にだぶるインパクトである！
　ってか、ダジャレ・ネイティブって。
　俺の母国語はダジャレかぁーい！

　最近みんな。
　俺の事をつまらないダジャレを言う親父と勘違いはしていないだろうか？
　いやいや違うよ！
　俺は只のつまらない親父だ！
　
　ギャグは神聖である。
　手あかのついた『親父ギャグ』でけして汚してはならぬ。
　
　無意識とはいえ、馴れ合いで受けをなど狙うなど、俺とした事が、なんたる不覚であろうか。

　それに、ダジャレは習慣性のある危険な言葉遊びで、止めた方が良い。
　ダジャレ・ジャンキーになるのだけはよした方が良い。
　ダジャレを多用しすぎと、小説家の小林さんも言っていたが、しまいには、なんでもダジャレにしないと気がすまない小山高男的人間になる。
　最後には、遅刻の理由も、自分の子供の名前も、遺言状も。

　ぜんぶダジャレ。

　そこまで、ダジャレに依存したくない。

　そんなで。
　ギャグは反逆精神。
　ダジャレは馴れ合い。
　だから、ダジャレは嫌い。
　俺は叛逆の人。

　俺のダジャレを封印することにした。
　お前からダジャレを引いたら何が残るんだいという突っ込みもあろうが、俺はもうダジャレは言わない。
　
　しめに、『もうダジャレはイワンの馬鹿』とか、『もうダジャレはいいま千円』とか、座りの良いダジャレをタイピングしたくなる誘惑にかられつつも、あえて安易な落ちはつけないでおこう。
　そういった落ちは皆さんの胸の中にだけ『突っ込み』として存在すれば良い。

　それこそがギャグだ。

火曜の朝

　雲は多いが、北東の空は晴れて日がさしている。風は弱く、空気は涼しい。今はまだ涼しいけど湿度があるようで、駅のホームに立っていると少し蒸す。となりに立つサラリーマンがさかんに暑がり、タオルで汗を拭いている。

もういいや、めんどくさい