絶版プラモデルやじ馬考古学・ボックスアート美術館(なつかしき50~60年代アメリカプラモの世界)

古き良き時代の絶版プラモを発掘する、インターネット考古学。現在、・ボックスアート美術館にてエレール特別展を開催中!

やじ馬番外地 昔のイギリス航空雑誌ぱーと2

2010年10月09日 | プラモデル


「イギリスの完全なる勝利とは…」


「ヤツのズボンを引きずりおろし、
 ケツを思い切りけとばすことなのだ」

昔のイギリス航空雑誌ぱーと2

昨日に続き、1940年代のものを主に集めてみた。





そして、現在…

              
かなりのにぎやか感があって、欧米のプラモ雑誌みたいな感じがする。
いや、間違いなくプラモ雑誌のノリだ。
表紙のデザインも1940年代のものに比べると、かなり洗練されている。
日本の航空雑誌との違いもわかって、たいへん興味深い。

一方、日本モノといえば…



      

毎度おなじみの日本の航空雑誌。
各社デザインに違いはあっても、新鋭機なり現用機なりの
写真を使用した表紙であることは共通している。

その他、なつかしいところでは「航空ジャーナル」もあったけれど
1988年に廃刊になってしまった。
    
出版元の航空ジャーナル社といえば、あの航空評論家青木日出雄氏が
設立した会社だ。
重大な航空機事故が発生すると、必ずメディアに登場するおなじみの
顔で、温和な表情からかもしだされる雰囲気は、今風でいうならナイスミドルの
オジサマみたいな感じだった。

いつだったか、あるニュース番組に出演した青木氏の変貌に驚いたことがある。
髪の毛がすっかり抜け落ち、ゲッソリと痩せた姿を見て、かなり深刻な病なのでは
と思ったが、その後逝去。
まもなく「航空ジャーナル」誌も廃刊、出版元も消滅してしまった。
何かひとつの時代が終わってしまった…そんな印象が残ったものだ。

唐突ですが…

文春ネスコが2004年に出版したものだが、
当「絶版プラモデルやじ馬考古学」に絶大な影響を与えた。
古き良き時代の絶版内外プラモ・ボックスアートを集めたもので、
日本の出版物として貴重な存在。

なお、コレクションのオーナーたる平塚さんは、チョコレート会社(平塚製菓)の
社長さんで、その豊富な資金力を駆使して
内外絶版プラモの収集をしていることで知られる。
その数たるや、博物館なみ。その圧倒的な収集量から「平塚博物館」
とか「平塚コレクション」と称される。
過去にテレビ番組で紹介されたこともあるので、ご存じの方もいると思う。

明日のチラリズム

イギリスのジェット機は、同じアングロサクソン系のアメリカとは明らかに
異なるデザインだ。
よくいえば堅実、悪くいえば地味で保守的というか、イギリス機の
特徴がよく現れている。
この地味さが災いして、日本では戦後のイギリスジェット機というのは、
あまりモデル化されていないが、フロッグは地元の強みを生かして
いろいろリリースしていた。






チラリズムは、これでオシマイ。
続きは、明日のお楽しみ!