久々の昔話のハチャメチャシリーズである…
続くので…メンドーな人はスルーしてくれ~~
私には一人弟が居る
名前を「満月君」と言う
歳は7歳離れておる
私の母は父の一番最初の妻
満月君の母は、間に一人置いて父にとって3番目の妻である
小学2年の初夏、学校から帰ると満月君は産まれておった
家族総出で病院に見に行ったが、彼は人間ではなかった
猿でももっと可愛いだろうってな代物であった
同じように並んだ他の赤ちゃんの可愛らしさを横目で眺め
ひときわ頭がデカく赤ムケた猿もどきな弟に、立ち眩みを覚えたもんである
まぁ~最初、ひときわ可愛い赤ちゃんを見て
「コレが我が家の新入りだ」っと言った父の言葉を鵜呑みにし
全員で「可愛いね~」「目元は満天似かね~」
なんぞとワイワイやったのがいけない
一度可愛い物を見た目は、ソレ以下の物を拒否してしまうもんである
実際本物の満月君を見た瞬間、全員が無口になったとしても…いたし方ない
そんな人間もどきの満月君であったが
成長と共に人間らしさを取り戻してきた
相変わらず頭はデカく異様さを放っておったが
その頭に、ラーメン丼の図柄の様な巻き毛が生えてきて
赤むけた肌も乳色に変色していった
乳の出が悪かった継母に代わり
森永の粉ミルクを作っては、与えていたのは私である
森永の商標エンジジェルを見ながら
巻き毛といい、白いムチムチした体といい
同じ分野のモノを持っているハズのコイツは
何時になったらエンジェルに変身するのだろうか?っと
ミルクを湯銭しながら思ったものである
とはいえ…あの顔のヘチャむくれた犬…フレンチブルドックでさえ
飼い主は可愛いと言う
世話をしながら「飼う」と、それなりの愛情が湧くらしい…
ミルクにオムツ、添い寝…ありとあらゆる世話をしておったが
「愛情」っと言うものが生まれて来たのは
満月君が「歩行器」に乗り出した頃まで「おあずけ」であった
「歩行器」っという代物が今でもあるのかは解らんが
「歩行器」とは、丸いドーナツ型で足にキャスターが付いた
赤ちゃん用の歩行補助器である
何度も言うが、頭が異様なデカさを誇っておった満月君は
寝返りの段階から苦戦しておった
ハイハイの段階では、頭が地面から上がらず三点ハイハイ状態であった
立ち上がっても頭が重く、つたえ歩きすら出来ない
歩くことを諦めたのか、彼は「ウンチ」をいきむ時のみ立ち上がり
いきみ終わるとドシンと座るという暴挙に出た
紙おむつなんぞ無かった時代である
布にこびり付いたウンチをバケツで漬け置きするために
部屋中に異様な匂いが立ち込めてしまっておった
それまで歩みの鈍い「ゾウアザラシ」を笑って見ておった両親も
これには閉口したらしく足腰を鍛えようっと買ったのが歩行器である
水を得た「ゾウアザラシ」は部屋中を駆け巡った
何よりも何時も面倒をかけている姉にベッタリとくっ付き
片時も離れようとはしない
あの時も…目の端に映った姉の姿を追いかけ
歩行器で走り出した「ゾウアザラシ」は
日本家屋特有の段差にキャスターを取られ思いっきり転んだ
歩行器に乗った状態で転んでも大きな円形のテーブルが付いているので
そんなに痛くないハズであったが…
何度も何度も言うが、この「ゾウアザラシ」の頭はデカイ
どうすればそんな転び方が出来るのか?っと思ったほどの転び方をした
逆さまになり頭を床にシコタマ打っていた
大泣きしている「ゾウアザラシ」を助け起すと
そこで産まれて始めてコノ物体は言葉を発した
「ね~ちゃ~」
赤子が初めて発する言葉で一番多いのは
「食い物」と「母親」の同義語である「マンマ~」であると聞いていたので
「ね~ちゃ~」っと彼がしゃべったとたん
私の目には「ゾウアザラシ」が「エンジェル」に変幻して見えた
キラキラとした姉弟に愛が生まれた瞬間である
その後、涙と鼻水とヨダレにまみれた弟の顔を見て
瞬間的な愛は消えたがの~~
つづく
続くので…メンドーな人はスルーしてくれ~~
私には一人弟が居る
名前を「満月君」と言う
歳は7歳離れておる
私の母は父の一番最初の妻
満月君の母は、間に一人置いて父にとって3番目の妻である
小学2年の初夏、学校から帰ると満月君は産まれておった
家族総出で病院に見に行ったが、彼は人間ではなかった
猿でももっと可愛いだろうってな代物であった
同じように並んだ他の赤ちゃんの可愛らしさを横目で眺め
ひときわ頭がデカく赤ムケた猿もどきな弟に、立ち眩みを覚えたもんである
まぁ~最初、ひときわ可愛い赤ちゃんを見て
「コレが我が家の新入りだ」っと言った父の言葉を鵜呑みにし
全員で「可愛いね~」「目元は満天似かね~」
なんぞとワイワイやったのがいけない
一度可愛い物を見た目は、ソレ以下の物を拒否してしまうもんである
実際本物の満月君を見た瞬間、全員が無口になったとしても…いたし方ない
そんな人間もどきの満月君であったが
成長と共に人間らしさを取り戻してきた
相変わらず頭はデカく異様さを放っておったが
その頭に、ラーメン丼の図柄の様な巻き毛が生えてきて
赤むけた肌も乳色に変色していった
乳の出が悪かった継母に代わり
森永の粉ミルクを作っては、与えていたのは私である
森永の商標エンジジェルを見ながら
巻き毛といい、白いムチムチした体といい
同じ分野のモノを持っているハズのコイツは
何時になったらエンジェルに変身するのだろうか?っと
ミルクを湯銭しながら思ったものである
とはいえ…あの顔のヘチャむくれた犬…フレンチブルドックでさえ
飼い主は可愛いと言う
世話をしながら「飼う」と、それなりの愛情が湧くらしい…
ミルクにオムツ、添い寝…ありとあらゆる世話をしておったが
「愛情」っと言うものが生まれて来たのは
満月君が「歩行器」に乗り出した頃まで「おあずけ」であった
「歩行器」っという代物が今でもあるのかは解らんが
「歩行器」とは、丸いドーナツ型で足にキャスターが付いた
赤ちゃん用の歩行補助器である
何度も言うが、頭が異様なデカさを誇っておった満月君は
寝返りの段階から苦戦しておった
ハイハイの段階では、頭が地面から上がらず三点ハイハイ状態であった
立ち上がっても頭が重く、つたえ歩きすら出来ない
歩くことを諦めたのか、彼は「ウンチ」をいきむ時のみ立ち上がり
いきみ終わるとドシンと座るという暴挙に出た
紙おむつなんぞ無かった時代である
布にこびり付いたウンチをバケツで漬け置きするために
部屋中に異様な匂いが立ち込めてしまっておった
それまで歩みの鈍い「ゾウアザラシ」を笑って見ておった両親も
これには閉口したらしく足腰を鍛えようっと買ったのが歩行器である
水を得た「ゾウアザラシ」は部屋中を駆け巡った
何よりも何時も面倒をかけている姉にベッタリとくっ付き
片時も離れようとはしない
あの時も…目の端に映った姉の姿を追いかけ
歩行器で走り出した「ゾウアザラシ」は
日本家屋特有の段差にキャスターを取られ思いっきり転んだ
歩行器に乗った状態で転んでも大きな円形のテーブルが付いているので
そんなに痛くないハズであったが…
何度も何度も言うが、この「ゾウアザラシ」の頭はデカイ
どうすればそんな転び方が出来るのか?っと思ったほどの転び方をした
逆さまになり頭を床にシコタマ打っていた
大泣きしている「ゾウアザラシ」を助け起すと
そこで産まれて始めてコノ物体は言葉を発した
「ね~ちゃ~」
赤子が初めて発する言葉で一番多いのは
「食い物」と「母親」の同義語である「マンマ~」であると聞いていたので
「ね~ちゃ~」っと彼がしゃべったとたん
私の目には「ゾウアザラシ」が「エンジェル」に変幻して見えた
キラキラとした姉弟に愛が生まれた瞬間である
その後、涙と鼻水とヨダレにまみれた弟の顔を見て
瞬間的な愛は消えたがの~~
つづく
おおお~~~~
私も晩婚&初婚でやんす~~
しかもダンナは11歳年上です(ハハハハハハ)
あんだけ苦労させられたのにの~
世にいうファザコンだったのかもしれん
(ガハハハハハハハ)
今、蝶よ花よ・・?かな??
まぁ~幸せなんでそうかもしれんが
蝶よ花よって何にもしなくてイイんでしょ
ワシ・・・働いとるが・・・(ハハハハハハ)
人生、幸せ半分、不幸が半分
そうやってバランスが取れていると思うよん(笑)
私には従妹の姉ちゃんが居るんだが・・・
ここの母親はウチの父の妹で
エライ私生活が似てるんじゃ
ほいで苦労した姉ちゃんは時々家に泊ったのだが
やっぱブックさんと一緒での
姉ちゃんが出来た~っと喜ぶ私を
完全に邪魔にしておっただ(アハハハハハ)
女同士は子供でも厳しいの~
察するにあまりある(笑)
でもどうなの?
大人になったら弟なんぞつまらんよ~
ブックさんの所は遠くに離れて住んでるけど
仲が良いじゃないですか~~
大人になったら女の姉妹の方が良いな~~~(笑)
凄すぎぃ~
おとうさん、いい男なんでしょう?
晩婚の上、初婚の私としてはちょっとまねしてみたい、と思っちゃう。
満天さんは何不自由ない家庭で蝶よ花よ、と育てられ、要するに「よくでき来た同じクラスだったのあの子」と同じなのかな、と勝手に想像していました。
今、蝶と花をやっていらっしゃるようだから、人生うまくできているのかも。
でも姉にとっては私は邪魔だったみたいで、よくいう
「みそっかす」だったんですよ~
いつも自分の下に誰かいたらな~って思ってました
歩行器は知ってますけど使ったことはないです
私の頃には無かったのかな~従姉妹の子が使ってたのかも???
へ~~~~
それで最近は歩行器が世に出てないんだ~~
「股関節脱臼」か~~~
そういえば…ちゃんと調整しないと
地面に足がつかずに空ぶる時があるから
アレがダメなのかもしれん
歩行器を弟が使い始めた時に
ウチのバー様が(母からすれば義母)
こんなもん使ってたら何時までも歩けない!
っと怒ってたな~
その時、母は「早くから足を動かすと頭が良くなる」
って言ってたよ~(ガハハハハハハ)
どの時代も義母と嫁は水と油なのだ~(笑)
おっ!もう一個あったのね~~(笑)
んと~~実母を入れたら4人か~~
んで現在は5人目と一緒に暮らしているな~
でも5人目とは結婚してないのよん
凄いでしょう~~
いや~娘の目から見ても凄いです
が…おじいちゃんも凄かったから
家系かもしれん(アハハハハハハ)
独楽絵悶さん
長くズ~っと一人の女性と添い遂げる方がエライんよ
世界で一番我慢強いもん(笑)
エッ?最初の言葉が「パァ~パァ~」????
コレを解説すると…
子供が生まれて大変忙しかった奥様は
「パパ、ほら自分の事は自分でやってよ」
「パパ、たのむから靴下ちゃんと洗濯機に入れて」
「パパ、自分で食べた皿くらい自分で片付けて」等々
連日、連夜「パパ」を連呼していた模様~
でなきゃ~「パパ」を最初に覚えないって~
(ガハハハハハハ)
私は自力歩行(って言うのか?)が早かったので(ハイハイをせず、いきなり立った)歩行器は使わなかったらしいが。。。
ウチの1号が生まれた時、市からもらった小冊子に書いてあったんだわ。「歩行器は、股関節脱臼を起こす場合があるので望ましくない」って。なので、私の周辺では使ってる人は殆どいなかったなぁ。
けど、「そんな事はない!」と、義母は言いきり(根拠はわからん)義妹ん家の子はしっかり使ってた(笑)
まぁその時代時代で色々違うからね~~~忙しい親には歩行器は便利だとは思うけれど。またどこかのおエライ方が「歩行器はいい」って言ったら、ブーム到来するかもね
でも、満天様の実の母も入れて。。四人かぁ~
凄いなぁ~、財力もすごいけど。。根性と、体力と、スケベ(ごめんなさい)なんだろうなぁ~
尊敬しちゃう。
結婚、って結構、面倒臭いよね。
離婚は、結婚より面倒だと言いますからね
って事は四人目も。。?
気になる・・
ウチの愚息。
最初に喋ったのが・・『ママ』でも『マンマー』でもなく
『パァパァ~』だったのである。
嫁ハン。。その時。。
なんで、私がこれだけ世話しているのにぃ~って怒りの表情をしていた。
ほんと~~~?
転んだことが無かったって?
え~~~~~~~~~~~~~
だって…ウチの弟は毎日何度も転んでたぞ!
(ガハハハハハハハハ)
あの部屋と部屋のつなぎ目の桟で・・・・
しかも…毎回頭から…(笑)
やっぱの~~~
前からおかしいと思っておっただよ
アレで転ぶのは相当だもんな~(ハハハハハハ)
やっぱウチの弟くらいの時に
流行った品なんだね~~
ところで今もあるのかな?(笑)
昔の人はエラかったのか?
よくそんな話を聞くだ~~~
その後、妻の心境は????
今頃ダンナと愛人が…あんなコトや…こんなコト…
妄想の虜になって嫉妬に狂ったりしないのかっ?
って…それほど愛しては居なかったってコトか?
いっつもソコん所が不思議での~~(ハハハハハ)
そうやね~~~
こういうのは思いつきで始めたけど
続けて載せるのが親切ってもんかもしれん(笑)
なんも~満月って呼び捨てでも十分じゃ~~
未だに私の事を「お姉ちゃん」って呼ぶ男じゃぞ
ず~っと姉と母と父に虐げられた
気の優しい~バカじゃ(ガハハハハハハハ)
ウチの父ちゃんは
5人兄弟の末っ子で
羊年ですだ~~~
可愛い干支の割りには博徒でやんして
ん~。
確かにモテル顔だったかも????
そういう風に見た事がなかったけど
そういわれてみれば…確かに親とそては「んっ?」
だけど…男としては魅力があるかもしれん
なるほどの~~~(新たな発見じゃ~笑)
ん~~~
あの…火山が噴火した時の電車の中の話では
オモロイ子供なんじゃが
総じて考えると…
変な人間が多い我が家に置いては
唯一マトモだったような~~
そんな気がするんですがの~(アハハハハハ)
今、現在までブログで書いたら
さすがのアイツも怒るような気がする~(笑)
アハハハハハハハハハ
小説とはチビっと違うような~(笑)
やっぱ昔話でやんす(何処が違うんじゃ~?)
時々こんな事をやってますです
んでも久しぶりなもんで
さて…どうなることやら・・・(笑)
デブデブの健康優良児だった私は物凄い勢いで歩行器を動かしていたらしく後に「朝潮」と呼ばれることとなりました
でも歩行器に乗ってて転んだという話は聞いたことがないなー
満月君の頭の大きさが気になるわん(笑)
続編は?三輪車から??
うちの実家の爺さんは、妻じゃないけど2号はいたらしい。
出掛ける時、婆さんは、草履を揃え、行ってらっしゃいませとみおくったそうな!本妻は強い?帰ってくると自信をもってたか?
満月君に会いたい!
その前に早く②が読みたい。
この作者が意地悪でなければ、明日にでも読めることを期待したい(超意地悪な読者より)
父上様・・・そうとう、いい男だったんでしょう~。
ちなみにうちの祖父も3番目の妻までいました。
アタシの父上は一番目の妻のコでふ。
祖父は申年でサルに似てまいた・・・。**藁**
しかし・・生まれたときから人とは一味 (ひと頭 ? ) 違っていたのね。
なにか兄弟そろって素敵な名前ですね。でも、なんでだろう。満天さんの記事を読むと素敵が面白いに代わっていくのは・・・・
この物語、つづくで終わってまさに小説のようですね。
是非続けて書いてください(笑)