一度は見てみたいと思っておったプロゴルファーの試合。
昨年は仕事で行けなかったが、今年は土曜日にお休みを取れたので
夫婦揃って出かけてみた(笑)
最近、ゴルフ観戦マナーについて色々と取りざたされておるじゃろう
フェアウエイ内「撮影禁止!」ってのは…
ブロガー泣かせとも言えるがな~(ハハハハハハハ)
あまりにも傍若無人なギャラリーの振る舞いに
こうでもしなければ、プロが試合に集中出来ないというので…仕方がない(笑)
一時期、閑古鳥が鳴いていたくらい静かだったプロの試合に
いきなりギャラリーが増えたのが原因であろうが…
ギャラリーに慣れてないプロってのも変な話だし
ギャラリーに観戦マナーを教えていなかった主催者ってのも変である
人気選手が居なかった頃は、あんなに「観戦に来てくれ~」っと泣いていたのにの
これをキッカケに「ゴルフをやってみよう」っと思う人が増え
ゴルファー人口のすそのが広がれば、ゴルフ界全体が潤うのだ
主催者は観戦マナーブックなどを作り
ギャラリーも傍若無人な振る舞いなぞせず
お互いに楽しく観戦できたらエエのにな~っと思う
ゴルフを知らんギャラリーばかりがクローズアップされておるがの
今回観戦していた時に見かけたのは…エエ年をしたオッサンが(笑)
自分のすぐ後ろに隣のホールのグリーンがあるのに
大声で声援をおくっておった姿である
そのオッサンの声で、プロはパターを一瞬辞めた
今回、一等賞を取った今野選手であった(ハハハハハハ)
もう何十年もゴルフをしておるようなオッサンでもこうである(笑)
ゴルフコースは入り組んでおる。
知らないゴルフ場での観戦の場合は、全体の地図をキチンと見て
何処の後ろにティーグラウンドがあるか、グリーンがあるかを把握し
回りをみて、誰もセットアップしていないのを確認しながら動く必要がある
なかなか観戦するのも面倒だがの、この緊張感を楽しむのも観戦の妙と言える
さて…このゴルフ観戦の前の週に…
夫がゴルフコンペで小型デジタルカメラをゲットした(2等賞商品)
普段私が使っておる「ニコン一眼レフカメラ」だと…
持っておるだけで入場を断られそうなので、今回はこの小型カメラを持参した
画素数は一眼レフに匹敵するほど良いカメラなのだが
やっぱり撮れた写真を見ると…イマイチであった(笑)
もちろん、誰も居ない場所しか撮れんがの(アハハハハハハ)
「最終18番ホール」
この日は朝から台風かと思うほどの大荒れな天気であった
雨が小降りになった頃から、今度は霧が発生してな~
(さすが、雨女な私である…アハハハハハ)
11時ころからノンビリ観戦しようと出かけた満天夫婦であったが
なんと全員のスタートが11時40分から、ギャラリーの入場も11時30分からであった
我等夫婦が太平洋クラブ御殿場コースに到着した頃に、丁度入場となった(笑)
※今年夏にココでプレーした時のお話しはコチラ
夏とは違って、あちこちの木々の紅葉が美しい
晴れておれば…ドド~ンと富士山が見える最高のロケーションなのだが…
私しゃ、ココのコースで晴れたためしがない(笑)
一度でエエから富士山が見たいよ~ん(アハハハハハ)
スタートが11時40分からなもんで、この日はOUT・INからの同時スタート
この場合、普通上位選手が1番スタート、下位選手が10番からのスタートなのだが
スタート時間が遅れ、最後までプレー出来ない組が続出するのを見越し
ギャラリーが上位選手の最終18番プレーを見られるようにとの、主催者側の配慮で
この日は、10番スタートが上位選手となっておった
まず1番ティーで「宮里聖志」選手を見た(笑)
ティーに向う途中の花道で小声で「頑張ってね」と声をかけると…
生真面目な顔で、こちらに頷いてくれた(嬉しい~~~)
一番ティーはプロでもドキドキするだろう。
あまり集中を邪魔しないよう小さな声で囁いてみたが…大丈夫みたいで良かった
「石川遼」選手はテレビで見ると、体が大きくなったな~と思っておったが
実際見るとまだまだ細かった。しかもどの選手よりも緊張している。
今大会ではパターの調子がイマイチだったらしく
ギリギリまでパター練習をしておった
なんと言ってもまだ10代、誰よりも多いギャラリーに囲まれて
少々、痛々しい感じがしたが…それがプロ。ガンバレっと心の中で声を掛けた。
今期、石川選手と数十万円差で賞金王となっている「池田勇太」選手
やはり緊張している風も見えたが、コチラは右手の故障が気になった
その後、中嶋常幸選手の息子「中嶋雅生」選手を見る
小柄だが、バネの効いた素晴らしいスイングをしておった
この日はパットが素晴らしかった
中嶋選手と同組だった「宮本勝昌」選手。好きな選手の一人である
とっても雰囲気の良いゴルフを展開しており、好感が持てた
「丸山茂樹」選手…ウォ~!丸ちゃん、動いておる~っと興奮してしまった(笑)
「横尾 要」選手、相変わらず甘いマスクでカチョエエー
丁度、13番のショートでティーショットを右にそらしてしまったが
見事なリカバリーでパーセーブ。素晴らしいプレーに拍手喝さいであった
「谷口徹」選手、飄々としたなで肩体型なのだが…アプローチの妙が見れて満足
「宮里優作」選手、最終18番でセカンドを左斜面に落としてしまった
グリーンまでは、ラフで左足下がりのバンカー超えである
これが、私の目の前であった!
フェイスを開いてロブショットの構えをする宮里選手
難しいショットだが頑張って欲しいっと心の中で一生懸命に祈った。が…
私の横に居たオッサンが「こりゃ難しいぞ~」っとボソボソと解説しておる
おいおいオッサン。選手に聞こえるぞ、プレッシャーかけてどうする?
っと思ったら、それが原因かは解らんが、クラブがラフに入る手前でゆるんだ
ボールは無常にも手前バンカーに落ち、グリーンには届かなかった
今度は最後までシッカリ打とうと思ったのか、バンカーからは大きく出てしまい
ピンを超えてしまった
微妙~なシーンでこそ、ギャラリーは黙らねばの
な、ゴルフを良く知らないギャラリーよりも…
ゴルフを良く知っておる、オッサンの方がタチが悪いだろう(笑)
しかし、プロでも打つ瞬間にゆるむことがあるんだの。
ましてやアマチュアならば…さもありなんだの~(アハハハハハ)
思いっきりの良さってのも、技術のうちかの~っと思ってしまった
今大会で優勝を果たした「今野康晴」選手。好きな選手の一人である
今年もそうだが昨年もトップ独走で、最後に片山選手に負けた
今大会では頑張って欲しいな~っと応援しておった
要所、要所で彼のプレーを見て、落ち着いた中にも柔らかい緊張感を持ち
一つ一つのプレーを大事に行っておる彼の所作に、凄いな~っと見ておった
13時を回り、持参したおにぎりとギャラリー向けに売っておった「豚汁」を買い
どこぞで夫婦で昼飯にしようか~っと移動しておったら
選手専用の常設トイレから、足早に出てくる選手とぶつかりそうになった
見ると…「今野」選手である。。。。
ベルトを結びながら走る今野選手の行く手を邪魔してしまったかと
思わず「ごめんなさい」っと謝ったが、会釈し次のホールへ走って行った
プレー中の選手は、良い緊張感を持続させながらプレーをしておるので
不必要に声をかけては、いけないと思う。
思わず声をかけてしまった形になり、申し訳なかった。
焦って立ち去る彼の後ろ姿に、胸の内で「ガンバレ~」っと声援を送った
その後「今野」選手は、最終日まで良い緊張を持続し、見事に優勝してくれた。
本当に良かった。おめでとうございます!
何時かは見に行きたいな~っと思っておった男子プロの大会を
生まれて初めて見ることが出来た
ギャラリーとして見に行くもの、なかなか大変なスポーツではあるが
日没サスペンデントとなった後、子供らにボールを渡している選手も居て
試合のために良い緊張感を保ちつつも、ギャラリーを大切に思うプロの行動に
温かいモノを感じて感動した
ゴルフプレーをした事の無い人は、解らない事も沢山あり戸惑う事も多いと思う
何十年もゴルフをやって居る人でも、間違いだらけの観戦をしている人も沢山居る
要は、マナーというのは「人として」という意味なのだ
ゴルフはプレー中に木の枝を折ってしまっても、ペナルティがかせられる
自然を大切に。あるがままに。
プレーをしている人の立場に立って静に観戦する
あの一打で数十万円、もしくは数百万円の差が出るっと考えれば
たとえゴルフをした事のない人でも、ツバすら乾くであろう(笑)
「人として」という行為さえ守れば、すぐ近くでプロの技が見られる
とっても素晴らしいプロスポーツなのだ
ゴルフをやった事のない方でも、一度機会があればゴルフ観戦をしてみて欲しい
自然の中での一日。とっても充実し楽しいこと請け合いである
ポチっとで、作者のヤル気でるかもです(笑)