満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

西太后様引退

2009-02-16 | 会社のハチャメチャ

2月10日をもちまして
我が社の大お局さまである「西太后様」が退職されました~

な~~~んか、寂しいな。(笑)

居ると確実に「ウザイ」のだが…
本当に居なくなっちゃうと、寂しい(笑)

西太后様は本社。私は支社。
だから二人の距離は多摩川を挟んで「都と県」で離れておった
話といえば電話だけだし…だから寂しいなってな気持ちにもなるのかもね
本社の女子は皆さん、大きく羽根を広げて憑き物が落ちたようだもんな~
やっぱり同じフロアで、毎日一緒に仕事をしなきゃならん立場なら
辛かっただろうと思う

遠く離れて、電話でお仕事して、時々会う程度な私が
「寂しいかも?」っと思うのは、本社女子に悪いかもしれん

なんでこんなにも、心にポッカリ穴があいた状態なのかというと…

「送別会」を……やらなかったからなのだ

あのさ、勤続33年ぞ
本人が「やらなくってもイイわ」って言ったとしても、やるだろう

ウソでもいいからさ、
「西太后様には、本当にお世話になりました
北海道へ帰ってお父様の介護をするって聞いています
どうか、我々に、西太后さまの送別会を開かせてください」
とかなんとか…言って強行してもバチは当たらんっと思うがね

彼女は退職日前日に、ブラ~っと我が支社に来ての
「行くからね~」ってな話は聞いておったで
上の写真の花束を準備し待っておっただ

一同を集めて、花束と記念品(コーヒーカップ)を渡し
皆からの感謝の気持ちを伝えただよ
本人からの挨拶もしてもらっての
「ガンバレよ~!」っと皆で激励して別れただ
本社では、コレもしなかったっと聞いている…。

何度も言うが、勤続33年ぞ…
オギャ~っと生まれた赤子が、33歳になるほどぞ

近々、私と二人で送別会を開くことにしておりますだ
次の仕事も決まってないし…
四捨五入すれば60歳になる独身の女でやんす
帰っても、仕事があるとは思えんような北海道のド田舎ですだ
そんなド田舎に帰って、彼女は一人でお父様の介護をするんですよ
引越しの準備やら何やらで、4月頃までは東京に居るそうな

田舎に帰る必要なんぞ、これっポッチもない話でやんす
関東に父親を呼べば、弟も居るし、職もあるんでやんす
良い病院も、た~~~くさんあるでやんす
じゃ、何で帰る?

方便の理由は、お父様が北海道から離れたがらないから

でも、本当の理由は…疲れたんだと思います。

良かれと思い一生懸命に生きてきたけれど
誰もが皆、彼女のことを「ウザイ」っと思うのです
自分にも厳しいが、他人にも厳し過ぎたんだよな~

誰かが大声で「行かないでくれ!」って言ってくれることを
心のどこかで、望んでいたのかもしれん
「アナタが必要なんだ!」っと言って欲しかったのかもしれん
それを、会社に求めたのが大きな間違いだったっと思うがの…。

人は誰かに必要とされていると安心する
誰かが必要なんじゃなくって、必要としてくれる誰かが必要なんである
親だったり、兄弟だったり、夫だったり、妻だったり、子供だったり
所詮最後は一人になるんだが、それが解るまでは右往左往する

私は子供の頃に、生まれたこと自体を親に否定されて育った
だから、誰にも必要とされていない存在だと感じることが
どれだけ恐ろしいものか、よく解っている

ただし、こういうことは受身で待っているだけ
もしくは、ガミガミ五月蝿く言うだけでは、誰かに必要とされるどころか
誰にも相手にされなくなる
自分の行動の裏返しが結果となって現れてくるものなのだから
もし、○○して欲しいのなら
誰かに○○しなければならない

優しくして欲しいなら優しくしなければならない
必要とされたいのなら、誰かに甘えなくては…

日本国中に、ウルサ型のお局様は掃いて捨てるほど居ると思うが
もし、アナタの側のお局さまが、退職する状況になったら
心の中で小躍りして喜んでも良いが、送別会くらいは開いてあげよう
気遣いは、めぐり巡って10数年後、アナタの上にも落ちてくるのだから

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