輸血はもうしなくて良い、という判断が下され、フロア内移動程度ならOK、シャワーも付き添い人なしでひとりで入浴OKが出たのですが、心が晴れないんですよね。
悪いときは、良くなろうとする。
少し良くなると、すぐに普段の生活に戻れるくらい良くなることを期待してしまう。
つまり「焦り」なんですね。
体はそうならなくて、その日は四重苦の体調でした。
どこが悪いかノートに書き出してみます。
数字が6.6に下がり少し悪くなったのや、腹痛とか、いつまで?という心理苦とか、4つあったから四重苦。
今日は静かに何もしない日にしよう、と。
横になる。
少し寝た気がすると、看護婦さんたちが計測にくる。
窓を眺める。
今日も晴れているみたい。
空が沢山見えて、時間の流れを感じます。
お昼が運ばれてきます。
まあまあかな・・・
入院するとき、バカ真面目に食物アレルギーの申告して、さらにアンブロジア社の96スタンダードパネル(食物アレルギー検査結果)まで提出しちゃったから、普通の病院食と違い、私のメニューは、主に塩の味付けだけの野菜中心食なのです。
でも今は大丈夫。
少しずつ、練り梅と塩の貯蓄ができていますから~。
だってある日のお献立で、ワカメとコーンと桜海老のサラダが出たんですが、何の味付けなしで食べるのは薄味好みの私でも、ガガ~~ンでした。
そんな時、備蓄の練り梅を混ぜ混ぜ・・・美味♪
二種類の練り梅が使い分けられて出てくるんですが、真ん中のほうが梅らしい味なんです。左のは三島食品のもので、少し塩分が薄いから朝食に出てくることが多かったです。
私の心の友は、右の三島食品の「塩」。
グルタミン酸が入っているので、お粥をそのままで頂いて飽きてきたら、この塩を投入!
旨味が増して最後まで食べきることができました。
化学調味料の密かな楽しみは、この三島の塩だけで、あとは主に素材の味だけで~。
ある日、バカ真面目に食物アレルギーの申告して良かったと思うお献立の機会がありました。
お豆腐のステーキに、蟹のあんかけがかかっていて完食してしまったのですが、その後足がブクブク浮腫んできて、退院してからアレルギーのカルテ見たらやはり「蟹」がIga中程度。
速攻反応出たようです。
普段の食事であまり意識してなくて、蟹も大好きなのですが、体が弱っている時は、アレルギーも過剰に反応するのかもしれませんね。
栄養士さんも見逃してしまったのかもしれませんが、「蟹」の餡、その後お粥に混ぜて食べて、幸せを感じました。そのあと浮腫みで苦しんだけど・・・。
入院中の最高のお食事がコレ!
海老のケチャップ炒めがメインで、オクラとおろし大根のお酢〆、牛乳。
アスパラガスのゼリー寄せは何度か出たのですが、ほろにがでホロあまという微妙なデザート。(これは食べなくても良い気がしました)
余談が過ぎましたが、その三重苦の夜、お見舞いを頂きました。
フロアを歩く許可さえ頂ける状態であれば、広いお部屋も自由に使える、凄く良い病院なんです。
それに重篤でなければ、外部からの持ち込みの食べ物も自由。
本やお花も頂き、普通の暮らしに戻ったような・・・あま~~いスィーツも楽しい会話と共に頂いて、ちょっと心が軽くなりました。
その日の午前までは四重苦とがっかりしていたのに、夜は楽しく過ごせて快眠の夜でした。
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