Free!-Eternal Summer- 第13話 はじまりのエターナルサマー! とまとめ △++
あれですね今時珍しいぐらい真面目に「進路相談」に付き合った感じ
物語をすんなり受け入れる分には申し分ないっちゃない、まあヤマ場もないけど
今まで質が高く水泳をやっていたからこそ水泳にまつわる進路話につきあえる
ってとこはあるね、そういうどストレートなのも「京都アニメーション」だからこそ
ってのがあるかもしれないねえ、また「進路」で悩んでいる連中を見てる一方で
年少組が育ってきていてしかもまだ高校生活を楽しんでいるってのに救われる
ってのがあったなあ、そう考えると今日日としては奇跡的に「正しい部活モノ」
ってのを見たような有り難さがあった、凛の部長引き継ぎの時の
「そうやって伝統がずっと続いていくんだ」って趣旨の言葉が
「とりあえず自分達で部をたちあげて楽しくやる」っていう現代のデフォルト部活もの
とはまた違ったきらめきを有していたとおもう。
最後のリレーのシーン、それぞれが視たイメージ、イルカ、シャチ、ペンギン
そして仲間達―それぞれが「人間を越えたイメージ」と「人間と繋がるイメージ」を
提示し、あと「桜のプール」ではしゃぐあたりはイメージの爆発ってとこで
さすがは京都さんってとこだ、こんだけ浮ついた映像を「ふつうのハナシ」に
違和感なく落とし込めるところが目立たないけど凄いんだよなあ、と思う
「男共がはしゃぐ作品がスキ!」っていう特殊なバイアスがかかっていない人が
どこまで普通に愉しめるかって視点なら相当な境地まで達していたかとおもう
勿論、そういった趣向がある人達にはビンビンくるのがあったでしょうし
そういう意味では「完成された」作品だったのかもしれない。
ばらかもん 第12話 かえってきてうりしか とまとめ ○
半田君の母ちゃん面白いね、子供っぽくて、都会の母親って感じで
半田君の親だなあってすぐ納得がいく
島で帰りを待ってる連中もセンセが帰るってわかったらとたんに元気に
なったよなあ、その率直さがよろしい、とても。
「書道」については今回の「石垣」を見ても分かるとおり
筆勢がついて作者個人の「顔」が見えるようなそんな作品になりつつある感じ
自分との関係が深い人は字が強くなるという「自然さ」ってのが覗える
ココロが疲れた人が田舎でリハビリするって趣向はいっぱいあるけど
「芸術家」っていう設定と呼応して提示されるとうんうんと頷く他なくなるよねえ
そしてそれを納得させるにはあまりある程、五島の風俗、ことば
そして人間が魅力的に描かれていたかとおもう
それは都市化した日本から見ればどんなにかおとぎの国のようなとこでも
「実際に在る」モノが有するチカラってことなんだろう
大きな安心感に包まれて、ささいなこととかにささくれだつことなく
無心で愉しんで視聴できたとおもう、きばった「書」も一緒にな。
人生相談テレビアニメーション「人生」 第13話 隠畑 とまとめ △+
ちっぽけな勇気
あれですよね「人生相談」自体は「長いモノには巻かれるべきか」とか
結構ガチな質問なんですよね、それに文化系なり理系なり体育会系なりが
どう答えようとあまり関係ないっちゅうかよっぽど気の利いた解答でない限り
「正解」にはならないんですよね、でもしないよりはマシなんだよね
それは人間を動かす「ちょっとした勇気」(赤松の名前も勇樹だ)を
もたらしてくれるからなんだと思う。
そういう「ちょっとしたこと」を大事にするって態度が「部活でなんとなく遊ぶ」って
ミニマル的な態度とマッチしてるってのが当作品の基本的な構造だと思う。
最後の「生徒会長」との競争も自分達が勝ちにいくのではなく
間接的にでも目的を達成しようとする態度はまことにそぐわしいものだったかとおもう
でもまあ「ちっちゃいもの」を大事にするってプランなら
生徒会長となんか張り合わないで、初期のように梨乃とラブラブして
ふみがおっぱいでいくみがはっちゃけて香織が脱いでいればそれで充分だと
個人的には思うのよねえ、「権力」と戦うなんて御大層なことはそれこそ
「第一新聞部」にでも任せておけばいいことなんだとおもう。
六畳間の侵略者!? 第12話 侵略順調!? とまとめ △+
あれですよね「106号室」ってのは「誰かが所有しなければならない場所」
ってワケじゃなくて「誰の手にも渡ってはならない場所」ってことなんですよね
それはこの6畳半に男1人女4人(と幽霊1人とハニワ2体)っていう
ハーレム状態をある程度正当化していると思われるのね
どれに好感度が偏ってもよくないってのはまさしくギャルゲー的
「ハーレムルート」の典型的なあり方なんじゃないかということだ
そして誰かのイベントが進んだら他の娘も掘り下げなければならないという
「公平感」によってイベントが自然と発生するというしかけ
これはなかなか上手くできている「ルール」で、「とにかくハーレムにすりゃいい」
という無手勝手流よりよっぽどやりやすいだろうし
草食系男子としては「女の娘同士の修羅場」がないのが精神衛生上大変よろしいのねw
「たのしいまいにち」で女の娘と確実に仲良くなっていくこと―
深夜アニメで求められることの約50%をこの作品は安定して提供していたとおもう
不安な点があるとすればただ一点、そう「106号室」にいない「先輩」のことね
ここからこのおはなしは大きく転調していくのだとおもう
まあ、「アニメーション」としては気分のいいところでボリュームが小さくなるということで
商業的「煽り」になるギリギリ手前の「よい〆方」だったとおもう
そのあたりも当作品の「安定感」という印象に一役買ったかと。
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