意志のなかにいる

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友達とアニメについてて話してて「ほら、あの白っぽいキャラ」だよって説明する歳になった (アニメ感想)

2015-04-01 11:40:13 | アニメの感想2015年Season1











艦隊これくしょん -艦これ- 第12話 「敵機直上、急降下!」 とまとめ △+











海図なき航海









よー考えるとアレだよねえ、特に「シナリオ」のあるゲームでもないのだろうから
(私はゲーム未プレイなので詳細は不明)
ハナシを1から作らなければならなかったのよね、当作品
キャラクターの「艦むす」達も最初から当作品を作れるほどに
練り込まれた初期設定ではなくて、たぶん製作者以外の多くの人達に
愛され、弄られた結果今のような「キャラ」を獲得していったわけで
そう考えると作品を製作する上で大事な骨格がないままに出港したような、そんな印象だった。
一方で「人気」や「予算」ってのは業界の「アニメ化基準」をゆうゆうと越えていて
「なんでやんないの」ってレベルだったんだろうな、とも推測され
飛躍して言うなら当邦が「敗戦」した戦争に何で踏み切ったのかって理由ともダブるようで
なかなか興味深いとこではある。
まあ私のように「アニメ」のみでこの作品に関わっている人からすると
「戦闘少女もの+擬人化」として視聴してしまう分には「まあ面白い」の基準はクリアしていて
まーこういうものとしか言いようがないと言える
これをもってゲームのことや、あるいは「戦艦」のことがまるっと分かったなんて言えるような
暴勇はさすがに持っていないけれど、「導入」としては納得がいくものだったかとおもう。
ただまあ「ゲームプレイ組」の評価の辛さをみるにつけ
こういう「キャラ設定に曖昧なところがあるゲーム」の「公式アニメ化」は
不断に批判に晒されるっていう問題を抱えていることが分かったわけで
それは「みんなに育ててもらって儲かるようになった商売」という新しい事態の
難しい側面をうきぼりにしたといえよう。
















冴えない彼女の育てかた
第12話 「波乱と激動の日常エンド」 とまとめ △++











構成が面白いかもね(多分少数意見)
非オタの人の勧誘が恵ちゃんと美智留で最初と最後
どっちかいうと「こっち側」の詩羽せんぱいと英梨々を間にはさむかたち
それぞれに魅力的で、違う「好感度の上げ方」を要求されるしかけ。
しかも4股ですからね、「3角関係」よりも一層ややこしい
他のヒロインの好感度を上げる為に別のヒロインの手を借りるということもあったわけで
詩羽せんぱいいわく「面倒くさい」関係になっちゃってるね
ただ、その「面倒くささ」、ヒロインを1から育て上げることや
もう育っちゃったヒロインに初心を思い出させること、それ自体が
「オタク業」っていうまあカタギの人からすればハードルがある人に
対する穏当な「導入」と「説明」になっているともいえよう。
そしてそれは彼等が「恋愛初心者」であることとも歩調が一致するわけで、座りがいい。
あとは「目線」やね、女の娘を見る目、乳だけじゃなくて脚や腋
うなじ、手、顔だって角度によって全然違う、そういうのが
「異性」を意識しているもの視線で、生っぽいとおもう。
一見すると「くだらないハーレムもの」を感じさせるタイトルだけど
ヒロインを「冴えない」くさせることで1歩引いて、そうでありながら
魅力的にハナシを作るためにあの手この手で盛り上げるっていう
そういう創意工夫に趣味があって、また心にしっくりくる愉しみがあったと思う。














幸腹グラフィティ 第12話  しみしみ、むぎゅっ。 とまとめ △++











しあわせのかたち










日本人ってあんまし「喜び方」が上手くない民族な気がつねづねするんですよね
「泣く」とか「堪え忍ぶ」ってことはそこそこ上手くやれるけど
上手に「喜ぶ」方法ってのをあんまし知らずに生きている気がする
そういう中でほとんど例外的に「ご飯を食べる時」ってのはオーバーに
「喜び」を表現することを許されているような気がするのね
過剰な説明、濃ゆい演出、それらがウムを言わさず目の前に並ぶ楽しさというか
まるできりんのように人の心にズカズカ入ってきてガッチリつかまれるようなそんな力業。
あとはまあそういうテカテカしたエモーションの中に「百合」的な要素を組み入れるのが
なにげに上手いっすよね、ガチでそれをやるとちょっとってとこがあるのを
隣に目立つやつがあるおかげで気兼ねなくいちゃいちゃできるってのが
百合スキーには見逃せないところではある。
にしてもあれですね、いろいろな事情でツギハギの綱渡り芸をさんざしてきたシャフトが
こんだけ率直に喜怒哀楽を提示してこられるようになったことが
まあいろいろ思うところがあるな、とはおもう
当作品のような質のいい小品から、皆が認める傑作、そしてちょっと受け入れがたい作品まで
まあいろいろと愉しませてもらってます、これからもどうぞよろしくなのです。
なんて恥ずかしい台詞も今なら言える、そういう気分。















ガンダム Gのレコンギスタ 第26話 大地に立つ とまとめ ○










G(爺)のレコンギスタ









なんだろう「宇宙世紀」も長い刻を経てようやく
「地球の重力のくびき」から解放されて「無重力」を「愉しむ」という
そんな境地になったのかな、なんて感想になるのよね。
みんな「理想」に向かってひたむきに行くハナシをつくるのだけど
ガンダムの創始者は35年の時を経てついに「理想のガンダム」を
皆に提示してみせたということで、考えてみると恐るべきセルフィッシュな行為ではある
ただ、そんな行為が可能なのはほとんど富野さんだけだろうし
「だからやった」とも言えよう。
にしてもなんだろうね、この「ソフトな高火力」ってのは
初代ガンダムのような「無骨な機械」でも最近のガンダムのような「冷たいマシン」
でもなく微妙な丸みを帯びた「人にやさしいデザイン」がえげつない火力を持つという矛盾
ね、物語もその火力によって人が簡単に消し飛ぶのに基本皆さんお元気なんよね
ついに「人の命の価値は尊い」っていうくびきからすらも解放されたような、そんな印象。
これは鈍感な倫理観の人間の所行とは全く違う境地のおはなしで
例えば「産業革命」的なイノベーションがあった時やあるいは「戦争」のような
緊急事態に人の命が相対的に軽量になるような、そういう事態の現前なのだと思う。
別に人殺しがしたいワケじゃないけどこれじゃ死ぬよねえ、という
そういうもの凄い加速状態をこの慌ただしいおはなしは見事に体現していたかとおもう。
そしてそういう「時代の急な変遷」っていうのをここン十年刻が止まったような
当邦において提示してくる富野さんの若々しさには驚かされることしきりではあるね
「國民の財産」のような扱いになってきてる「ガンダム」をそんな甘っちょろい扱いから
抜けださんと、そう創始者の魂は望んでいるのかもしれない。






























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