意志のなかにいる

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終末の過ごし方 (アニメ感想)

2019-09-18 04:36:29 | アニメ的感想2019年 秋






ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかII
第10話 英雄切望(アルゴノゥト) △+







「チームに迷惑をかけられないから単独で飛び出したバカ」
っちゅうことと「英雄≒単独で事を為すバカ」との兼ね合い
けっきょくフレイアさんが助け船を出すかたちになったけど
「個人」が「集団」を動かすきっかけになっており
あるいはそれすらも「英雄」の資質かもしれないともいえる。
ま、それにしてもベルくんのこと神々のみなさん好きすぎよねえw
様々な手段で皆さんちょっかいだそうとするんで(男女関係なくだ)
それがマッチョでもレベル5でもないベルくんが「中心」に
いることの存在理由となっているね、「小説」ではまことに
正しい意味での「英雄」ではあろう、むしろ「戦闘力」を
活字でコントロールするのは小説の本義ではないかもしれぬ
アニメーションにおこしちまうと弱みになるけど。










グランベルム 第11話 たとえさよならが届かなくても △++







「なかったことになる」システムからわずかに残る残滓探しが
かえって「記憶」に残るしかけやね
っちゅうのも年間100本も作品が深夜に生まれるなかで
当作品も3ヶ月もすれば満月のようにほぼほぼ「なかったこと」に
なるわけでそういう意味ではリアルに「記憶」の魔術について
言及しているといえよう、いや「描写」しているのか。
「人形」を「友達」にする遊び、といえば友達がいない娘が
大なり小なり似たような経験をする、精神的均衡を取るうえでは
極めて常識的な行動ですわな、このおはなしビジュアル的には
きわめて「少女」っぽいJKたちなんで、そういうのならいかにも
この精神世界での破壊活動とお人形遊びはよい見物ではあろう。









戦姫絶唱シンフォギアXV 第11話 ハジメニコトバアリキ △+








「バベルの塔」よろしく人類の出自について胡散臭さ満載の
人類史をねつ造しており、実にいいかんじになっているかとw
「理解⇔不理解」を巡って「手を繋ぐ」で妥協できずに
「人類保管」とかやりだすのがまあここ20年の定番の「理由」ですわな
この「他者への忖度と程度」を欠いたアホンダラな理由は
お利口さんな社会不適応者とバカな社会不適応者のギザギザハートを
わしづかみにしてやまなかったかとおもうね。
まあしかし「戦闘少女の闘う理由づけ」としては愚直なぐらい
世界をなまなましく提示しつづけているかとおもうね
「歌」や「握手」が問題解決の銀の弾丸ではないとおおよそ知りつつ
「それでも」彼女たちはしぶとく闘い続けるのだ。










かつて神だった獣たちへ 第12話 追う者たち とまとめ △+







「俺達は生まれるべきでは無かった」と言う主人公は
自身も含む異形調伏譚としてはこれ以上ない「正し(強)さ」ですわな
しかしまあ討伐される側も98%はいそーですとは言えないですから
彼らはみな闘うことを強いられているわけですわな
このおはなしはそういう「単純」な理由でつくられているのが
旨みであり、同時に「そうしなきゃならない」的な狭さでもあるね
例えば「偽神」を「解除」する方便とかがあれば事態は複雑になるし
「生殖行為」とかどうなんだ、とかいろいろ思いつくけどね
そういうのをあえてとっぱらって「戦い」の悲劇的側面を
ぐいぐいと推すところに当作品のつよみと限界があるようにおもう
ま、こんだけ「戦い」がぐいぐいなのにジャールちゃんみたく
「優しい」女性はどこにもいるんだろうなあ、ってのが救いで、悲劇か。










手品先輩 第12話 はやす先輩/失敗しない先輩/負けない先輩
/サイレント先輩/バニー先輩 とまとめ先輩 △+







しばらくは隣の斑さんも巻き込んで「部活」っぽかったけど
最後はまた「1オン1」に戻ってきたかたち
これはJKを3~4人出す形式よりもさらにミニマムな
当邦の「経済的な」ハナシのかたちになっているとおもう。
しかしまあこのあがり症な「先輩」のいとおしさですわな
顔はずーっと紅潮していて、会話もしどろもどろで
それでいて乳だの尻だの見せつけてくるのだから
この箱庭のなかで何もかもが解決してしまっているねえ
まあでも「漫画・アニメ」で「奇術」が成功しても
「それがどうした」だからねえ、「本当に」空間移動とか
物体の消失とかできてしまうのだから、むしろエンタメとしては
「失敗」こそが「王道」であとは「バトル」か「売春」を
させておけばよいということになるわな
そうして肝心の「奇術」が見物になるという矛盾がある。









ソウナンですか? 第12話 水の補給方法 とまとめ △++







「水分の補給法」は1話目でもレクチャーがあったわけだけど
最後に「応用編」を持ってくるのがきわまっているわな
小便を飲むか、ウ○コを食べるか、究極の選択だw
しかしまあおそるべきは「サバイバル」状況下がそれを否応なく
成立させているってことですわな、基本いやらしい
深夜アニメ(および青年誌)の視聴者(僕)の視線を
「正当化」するハナシのつよさですわな
この方法論以外でJKが尻を付き合わせる理由が出てこないすよね
そういう「すれすれの画」と合理的に付き合い続けるフィクションのうまみと
売春の対極のうまみの取り合わせの妙があったかとおもう。
しかしまあこの取り合わせは「ほまれ」っちゅう「知性」の主人公がいて
初めて成り立つものではあったわな、ホモ・サピエンスの頂点みたいな
事態を淡々とこなすサバイバーいて、この緑と肌色のハナシは
コントロールが可能なんだろう。

















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