意志のなかにいる

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何でもないこの世界が今、愛の意味求めている (アニメ感想)

2015-03-12 22:27:54 | アニメの感想2015年Season1









アイドルマスター シンデレラガールズ 第8話
「I want you to know my hidden heart.」 △++










さて、「デレマス」に代替わりして10年前にはなかった概念
「ロシア娘」や「働いたら負け娘」や「ぽちゃ娘」やそして
今回のメイン「中二病」の娘が新規参入しているわけで
そして中の人もそれに併せてモデルチェンジしているという。
ここまでの話しでメインのやや王道キャラっぽい3人は安定飛行に入った
ってことで、他のキャラにもライトをあてていくという方向。
「中二病」―現実に対抗するためのセカイの別の切り取り方―
を選んでいる娘を充分に発揮しつつ、花を愛でたりハンバーグが好き
だったりとか「あたりまえ」の所をチャームポイントにしていく
ギャップ戦略が功を奏しているね。
あと蘭子の会話を一生懸命理解しようとしてたり
他の娘ととの壁を低くしていこうとするPさんも好印象
現実のプロデューサーさんのある意味分身である彼をこのおはなしは
実に丁寧に扱っており、さすがにわかってるなあとおもう。















探偵歌劇 ミルキィホームズ TD
第9話  カジノ・思いやる △+











「カジノ」と言えば金に汚いことで定評のミルキィさん達の出番だw
例によってあぶく銭を儲けて、そして全部はき出すお約束。
ただ考えると、彼女たち「能力(トイズ)」を使えばいくらでも卑怯なことをして
儲けられるのね、でもしない。それは「探偵」っていう正義の味方ってのもあるし
そもそも「アニメ版」においては「能力モノ」って概念を
当作品においては徹底的にブチ壊しているフシがあるのね
前期、「フェザーズ」を扱った時はある程度それにスポットがあたっていたけど
まあ、やっぱりそういう「いい子」はそこまでの評価だったような気がする。
茉莉音ちゃんが「ギャンブル」で次々に勝ち続ける姿はいんちき臭いとも言えるけど
そもそも「芸能」の世界において「当たり外れ」ってのには「運」がからむわけで
そこでは「自分」を信じて何度も投機し続けるのが当然なのだから
ある種これも「アイドル」の正しい姿といえるのかもしれない
さて、次の投機「アイドルの課金モノ=トイズドライブ」にブシロードは
勝利を収められるのか、それは神のみぞ知るといったところ。















純潔のマリア 第9話 「CUM GRANO SALIS ―一つまみの塩を―」  △++











「魔女」だから乱暴してもいいし石を投げてもいいっていう
当邦の今のアニメ基準をある程度曖昧にしているのが刺激的だね
とてもアタマのよいやり方ではある。
おばあちゃんの主観視点が描かれるのがすごい
マリアとの想い出や教会の恫喝、老眼と涙でかすれる視点が
一緒くたになってひとりの人間の混沌が鋭敏に描かれているよ。
あとはまあベルナールさんやな、このおとこもアタマが良くて
ひとりで勝手に理解し、そしてマリアの言葉から神の摂理を
勝手に理解するというまあある種の号外不遜さ、それを櫻井さんは
的確に演じているね、というか最初からこの人しかいないってかんじ。













ユリ熊嵐 第9話  あの娘たちの未来 △+










このおはなし「カコ」とかあるいは「死者」が平気で顔をだすのね
「もういない」彼女たちが今ここにいる人間やクマを悩ませる。
それは「恋」を知っている人間(クマ)がそのことに捕らわれている
ということがどういうことかを如実に表現しているともいえよう
もちろんウソ臭いまでに抽象性の高い世界観が構築されているからこそ
この「妄想」にひたりきったセカイも何とか理解できているのだけど。




















コメント
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