バレエ・メソッド アンサンブル・ド・ミューズ スタイル

クラシック・バレエの実際のレッスンをモデルとして、正確に無理なく美しく動き踊るためのヒントやアドバイスをお伝えします。

ポワント・レッスン センター・ワーク アッサンブレ・シュル・レ・ポワント

2012-08-13 09:11:16 | 日記
前回練習したエシャッペ-・ルティレとパ・ドゥ・ブーレのアンシェヌマン、スムーズに動けるようになりましたか?
リズムのはっきりした軽快な曲に合わせて練習すると楽しく出来るのではないでしょうか。
今回はアッサンブレ・シュル・レ・ポワントを中心にしたアンシェヌマンの練習をしましょう。この動きは勢いで立ち上がるのではなく、ドゥミ・プリエした脚の内腿を引き上げることが大切ですよ。
でははじめましょう。
右脚後ろ5番ポジシオン、アームスはアン・バ。
→8 プレパラシオン→1 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→2 右脚前5番シュル・レ・ポワント→3 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→4 左脚前5番シュル・レ・ポワント→5 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→6 右脚前5番シュル・レ・ポワント→7 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→8 右脚にピケ、5番シュル・レ・ポワント→1 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→2 左脚前5番シュル・レ・ポワント→3 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→4 右脚前5番シュル・レ・ポワント→5 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→6 左脚前5番シュル・レ・ポワント→7 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→8 左脚にピケ、5番シュル・レ・ポワント→…
アームスは
ドゥミ・プリエ-ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドではドゥミ・スゴンド。
5番シュル・レ・ポワントではアン・バ。
ポワン・タンジュ・ドゥヴァンからピケ、シュル・レ・ポワントのところはアン・オー。

いかがですか?
少しゆったりしたテンポの曲で練習するといいですよ。
それでは重複することにはなりますが、もう一度大事なポイントを確認してみましょう。
ドゥミ・プリエをして片方の脚をポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドにしたとき、重心がア・ラ・スゴンドの脚の方に引かれてズレていませんか?重心はドゥミ・プリエした脚の土踏まずの上、とイメージしましょう。
ポワン・タンジュした脚の足指の裏を床に押し付けてその反動でシュル・レ・ポワントに立ち上がるようなことをしていませんか?ドゥミ・プリエしている脚がルルヴェに移行することでア・ラ・スゴンドの脚を引き寄せるのです。同時に両脚の内腿をお腹に向かって引き上げることでシュル・レ・ポワントに立ちます。
ポワン・タンジュ・ドゥヴァン-ドゥミ・プリエからピケをするところでは、ポワン・タンジュの脚を引き戻してはいけませんね。それでは中途半端にドゥミ・プリエが伸びてしまったりポワン・タンジュの脚の膝が曲がってしまったりしますよ。ドゥミ・プリエしている脚でトルソーを押し上げるように、素早く5番ポジシオンの後ろ側に引きつけましょう。
ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド-ドゥミ・ポワントのときにアームスはドゥミ・スゴンドでエポールマンを大切にしますが、ア・ラ・スゴンドの脚と同じ側のウエストが縮んでトルソーが傾いてはいけませんね。
それでは少し変化させてみましょう。
右脚後ろ5番ポジシオン、アームスはアン・バ。
→8 プレパラシオン→1 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→2 右脚前5番シュル・レ・ポワント→3 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→4 左脚前5番シュル・レ・ポワント→5 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→6 左脚ピケ、右脚ルティレ→7 右脚後5番ドゥミ・プリエ→8 エシャッペ→右脚前5番ドゥミ・プリエ→1 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→2 左脚前5番シュル・レ・ポワント→3 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→4 右脚前5番シュル・レ・ポワント→5 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→6 右脚ピケ、左脚ルティレ→7 左脚後ろ5番ドゥミ・プリエ→8 エシャッペ→左脚前5番ドゥミ・プリエ→…
いかがですか?
ピケ・ルティレをするときには、ドゥミ・プリエからルティレに引き上げる脚の膝下が後ろに撥ねないように気を付けましょう。
シンプルなアンシェヌマンでも丁寧に正確に動くことが出来れば美しい踊りになります。アームスの動きも疎かにしないで、短い小品を踊るつもりで練習して下さいね。