バレエ・メソッド アンサンブル・ド・ミューズ スタイル

クラシック・バレエの実際のレッスンをモデルとして、正確に無理なく美しく動き踊るためのヒントやアドバイスをお伝えします。

ポワント・レッスン センター・ワーク ピケ・アラベスク

2012-08-16 09:55:59 | 日記
前回練習したアッサンブレ・シュル・レ・ポワント、上から吊り上げられるように自然にシュル・レ・ポワントに引き上げられるようになりましたか?ぎこちない動きにならないように気を付けて下さいね。
今回はピケ・アラベスクを練習しましょう。極めてシンプルなパの連続ですがきちんと立つことが出来れば本当に美しいパですよ。
でははじめましょう。
上手奥で右脚アティチュード・ア・テール・クロワゼ、アームスはアン・バから最初のピケ・アラベスクで1番アラベスクのアームスに。
→8 プレパラシオン→1 右脚でピケ・アン・ナヴァン、左脚アラベスク→2 左脚ア・テール、右脚アティチュード・ア・テール→3 右脚でピケ・アン・ナヴァン、左脚アラベスク→4 左脚ア・テール、右脚アティチュード・ア・テール→5 右脚でピケ・アン・ナヴァン、左脚アラベスク→6 左脚ア・テール、右脚アティチュード・ア・テール→7 右脚でピケ・アン・ナヴァン、左脚アラベスク→8 左脚ア・テール、右脚アティチュード・ア・テール→…
いかがですか?
少しゆっくりのテンポで、確実にピケで立つ練習をするといいですね。
バレエ・シューズで練習したときと重複しますが、大事なポイントを確認していきましょう。
アティチュード・ア・テールの脚をポワン・タンジュ・ドゥヴァンに出すときには、軸脚のドゥミ・プリエと同時にク・ドゥ・ピエ・ア・ラ・スゴンドを通過するようにしましょう。動き慣れてきたらバチュをしてもいいですね。
いつもいつも言うことですが、ピケする脚を引き戻してはいけません。ドゥミ・プリエしている脚でトルソーを押し上げるよに重心を送りだしてアラベスクをしましょう。
アラベスクの脚の高さは低くても一向に構いませんが、頂点に達するスピードが遅くならないように気を付けて下さいね。脚の上りが遅いと、そのことが重心を後ろに引っ張ることになったりしますよ。
アラベスクの脚を下し1番ポジシオン・シュル・レ・ポワントを通過してア・テールに下ります。アラベスクの脚が1番ポジシオンを通過するより先にピケした脚がア・テールに落ちてはいけませんね。
アラベスクした脚をきちんとア・テールに下したらもう一方の脚をアティチュード・ア・テールにしましょう。その脚をク・ドゥ・ピエ・ア・ラ・スゴンドに引きつけるのと同時に軸脚でドゥミ・プリエ、次のピケ・アラベスクに進みます。
ピケ・アラベスクで立ち上がったときお臍がポワントの真上に来るように重心を引き上げましょう。トルソーを前に倒しすぎたり、アゴが上がったりしないように気を付けて下さいね。
ジュニア・クラスでポワントを履き始めて日が浅い生徒によくいうことなのですが、“カメラでシャッターをきる間はアラベスクで立っていましょう”。立ったと思ったらすぐにア・テールに落っこちないように、きちんとアラベスクを見せるというイメージを大切にしましょう。
それでは少し変化させてみましょう。
上手奥で右脚アティチュード・ア・テール・クロワゼ、アームスはアン・バから最初のピケ・アラベスクで1番アラベスクのアームスに。
→8 プレパラシオン→1 右脚でピケ・アン・ナヴァン、左脚アラベスク→2 左脚ア・テール、右脚アティチュード・ア・テール→3 右脚でピケ・アン・ナヴァン、左脚アラベスク→4 左脚ア・テール、右脚アティチュード・ア・テール→5 右脚でピケ・アン・ナヴァン、左脚アラベスク→6 アラベスク・プリエ→7 右前5番シュル・レ・ポワント→8 右脚をア・ラ・スゴンドに→2番シュル・レ・ポワント→左脚前5番ドゥミ・プリエ・エファセ→1 左脚でピケ・アン・ナヴァン、右脚アラベスク→2 右脚ア・テール、左脚アティチュード・ア・テール→3 左脚でピケ・アン・ナヴァン、右脚アラベスク→4 右脚ア・テール、左脚アティチュード・ア・テール→5 左脚でピケ・アン・ナヴァン、右脚アラベスク→6 アラベスク・プリエ→7 左前5番シュル・レ・ポワント→8 左脚をア・ラ・スゴンドに→2番シュル・レ・ポワント→右脚前5番ドゥミ・プリエ・エファセ→…
いかがですか?
カウント6から8のところはパ・ドゥ・ブーレです。
アラベスク・プリエからパ・ドゥ・ブーレのための5番シュル・レ・ポワントに引き上げて立ち上がるところがガクガクした動きにならないように注意しましょう。

ピケ・アラベスク、シンプルなパですがシャープで素早い動きもゆったり大らかな動きも様々な表現が出来ますし、アームスのポジシオンによってもその表情は変化します。まず真っ直ぐにきちんとピケしてアラベスクで立つこと、その基本の“基”を大切にしましょう。

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