バレエ・メソッド アンサンブル・ド・ミューズ スタイル

クラシック・バレエの実際のレッスンをモデルとして、正確に無理なく美しく動き踊るためのヒントやアドバイスをお伝えします。

ポワント・レッスン センター・ワーク グリッサード・アラベスク

2012-08-20 07:28:55 | 日記
前回練習したピケ・アラベスク、きちんとピケをした脚の上に重心を引き上げて立つことが出来るようになりましたか?後半に練習したアンシェヌマンでアラベスク・プリエのあとシュル・レ・ポワントに引き上げてパ・ドゥ・ブーレをするパートでも、スムーズにポワントに引き上げることが出来るようになりましたか?反動をつけたり力任せの動きになったりしないように気を付けて丁寧に練習しましょう。
今回はグリッサードとアラベスクを組み合わせて練習します。右→左と交互に動いていきますよ。
でははじめましょう。
センター奥で右脚後ろアティチュード・ア・テール、アームスはドゥミ・スゴンド。
→8 プレパラシオン→1 右にグリッサード→2 左前4番クロワゼ・ドゥミ・プリエ→3 右脚ピケ、左脚アラベスク→4 右脚ドゥミ・プリエ→5 左にグリッサード→6 右前4番クロワゼ・ドゥミ・プリエ→7 左脚ピケ、右脚アラベスク→8 左脚ドゥミ・プリエ→1右にグリッサード→ 2 左前4番クロワゼ・ドゥミ・プリエ→3 右脚ピケ、左脚アラベスク→4 右脚ドゥミ・プリエ→5 パ・ドゥ・ブーレ・→6 シュル・レ・ポワント→左脚前5番→7 左脚ルティレ、右脚ルルヴェ→8 左後ろ5番ドゥミ・プリエ→左脚アティチュード・ア・テール→1 左にグリッサード→2 右前4番クロワゼ・ドゥミ・プリエ→3 左脚ピケ、右脚アラベスク→4 左脚ドゥミ・プリエ→5 右にグリッサード→6 左前4番クロワゼ・ドゥミ・プリエ→7 右脚ピケ、左脚アラベスク→8 右脚ドゥミ・プリエ→1 左にグリッサード→2 右前4番クロワゼ・ドゥミ・プリエ→3 左脚ピケ、右脚アラベスク→4 左脚ドゥミ・プリエ→5 パ・ドゥ・ブーレ・→6 シュル・レ・ポワント→右脚前5番→7 右脚ルティレ、左脚ルルヴェ→8 右後ろ5番ドゥミ・プリエ→右脚アティチュード・ア・テール⇒…
アームスは
グリッサードのときにはドゥミ・スゴンド。
グリッサードの後の4番クロワゼ・ドゥミ・プリエのときにアン・バからアン・ナヴァンに引き上げる。
アラベスクは1番アラベスク。

いかがですか?
もっともシンプルな基本のアンシェヌマンです。
大事なポイントをいくつか確認してみましょう。
グリッサードのあとの4番ドゥミ・プリエが中途半端に浮き上がらないように、かといって座り込むように腰が落ちてしまわないように気を付けましょう。
ピケの事前動作としてポワン・タンジュに脚を伸ばしたとき、上体が前かがみにならないように気を付けて下さいね。
ピケ・アラベスクのあと軸脚のドゥミ・プリエに下りますが、アラベスクの脚が脱力してぶら下がってはいけませんね。次のグリッサードは、そのアラベスクの脚を爪先の方から引っ張られて重心の移動が起きるというイメージです。
アームスの動きにも気を付けましょう。無頓着・無意味にヒラヒラと動かしては美しくありませんよ。
では少しだけアレンジしてみましょう。
センター奥で右脚後ろアティチュード・ア・テール、アームスはドゥミ・スゴンド。
→8 プレパラシオン→1 右にグリッサード→2 左前4番クロワゼ・ドゥミ・プリエ→3 右脚ピケ、左脚アラベスク→4 右脚ドゥミ・プリエ→5 左にグリッサード→6 右前4番クロワゼ・ドゥミ・プリエ→7 左脚ピケ、右脚アラベスク→8 左脚ドゥミ・プリエ→1右にグリッサード→ 2 左前4番クロワゼ・ドゥミ・プリエ→3 右脚ピケ、左脚アラベスク→4 右脚ドゥミ・プリエ→5 アラベスク・ルルヴェ→6 右脚ドゥミ・プリエ→7 アラベスク・ルルヴェ→8 右脚ドゥミ・プリエ→1 左にグリッサード→2 右前4番クロワゼ・ドゥミ・プリエ→3 左脚ピケ、右脚アラベスク→4 左脚ドゥミ・プリエ→5 右にグリッサード→6 左前4番クロワゼ・ドゥミ・プリエ→7 右脚ピケ、左脚アラベスク→8 右脚ドゥミ・プリエ→1 左にグリッサード→2 右前4番クロワゼ・ドゥミ・プリエ→3 左脚ピケ、右脚アラベスク→4 左脚ドゥミ・プリエ→5 アラベスク・ルルヴェ→6 左脚ドゥミ・プリエ→7 アラベスク・ルルヴェ→8 左脚ドゥミ・プリエ⇒…
いかがですか?
後半にアラベスク・ルルヴェを2回行います。
バーのような掴まるところがありませんから簡単に反動を付けることも出来ませんね。もしもしっかりトルソーを引き上げて膝や足首をきちんと伸ばすことが難しいようなら無理に挑戦してはいけません。少しずつ脚や足首が強くなるのに従って練習して下さいね。