バレエ・メソッド アンサンブル・ド・ミューズ スタイル

クラシック・バレエの実際のレッスンをモデルとして、正確に無理なく美しく動き踊るためのヒントやアドバイスをお伝えします。

ポワント・レッスン センター・ワーク デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・ルルヴェ

2012-08-27 12:08:11 | 日記
前回練習したデヴロッペ・ア・ラ・スゴンドに続いて今回はルルヴェを練習しましょう。
ピケはポワントの上に重心を移動して引き上げるのが中途半端なままだとしっかり立つことが出来ませんが、ルルヴェはプリエのときに重心が落ちているときちんと立つことが出来ませんね。当たり前のことですが、動作脚の動きは同じでも軸脚のコントロールが違います。乱暴な動きにならないように、まず丁寧に練習しましょう。
センター奥で左脚アティチュード・ア・テール・クロワゼ、アームスはドゥミ・スゴンド。
プレパラシオン→8 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→1 左脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・アン・ファス、右脚ルルヴェ→2 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール・クロワゼ→3 右脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・アン・ファス、左脚ルルヴェ→4 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール・クロワゼ→5 左脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・アン・ファス、右脚ルルヴェ→6 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール・クロワゼ→7 右脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・アン・ファス、左脚ルルヴェ→8 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール・クロワゼ→…
アームスは
ク・ドゥ・ピエ・デリエール-ドゥミ・プリエのときにアン・ナヴァン。
デヴロッペのときに動作脚と同じ側をアン・オー、もう一方をア・ラ・スゴンドの開く。
動作脚をおろすのと同時にアン・オーのアームスを開いてアン・バを通過させてアン・ナヴァンに。

いかがですか?
気を付けたいポイントを確認していきましょう。
ク・ドゥ・ピエ-ドゥミ・プリエのとき股関節のターン・アウトが失われたりお尻を引いて前かがみにならないように気を付けましょう。
動作脚をク・ドゥ・ピエから素早くルティレまで引き上げることでルルヴェをする軸脚を引き上げる、とイメージして下さい。何度もいうことですが、動作脚の引き上げが遅いとルルヴェで持ち堪えられずデヴロッペが完了する前にポワントから落ちてしまいますよ。
動作脚を下すことで身体の向きを変えましょう。
ドゥミ・プリエにしっかり踏み込むことは、ドスンと座り込むように重心を落とすこととは違います。勘違いの動きにならないように気を付けて下さいね。
きちんとデヴロッペ・ルルヴェが出来るようになったら、アン・ファスではなくエカルテ・ドゥヴァンにデヴロッペ・ルルヴェをする練習をしましょう。
それでは少し変化させてみましょう。
センター奥で左脚アティチュード・ア・テール・クロワゼ、アームスはドゥミ・スゴンド。
プレパラシオン→8 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→1 左脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・エカルテ・ドゥヴァン、右脚ルルヴェ→2 左脚前クロワゼ-シャセ→左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール・クロワゼ→3 右脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・エカルテ・ドゥヴァン、左脚ルルヴェ→4 右脚前クロワゼ-シャセ→右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール・クロワゼ→5 左脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・エカルテ・ドゥヴァン、右脚ルルヴェ→6 左脚前クロワゼ-シャセ→7 左脚ピケ、右脚アティチュード・デリエール・クロワゼ→8 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール・クロワゼ→1 右脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・エカルテ・ドゥヴァン、左脚ルルヴェ→2 右脚前クロワゼ-シャセ→右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール・クロワゼ→3 左脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・エカルテ・ドゥヴァン、右脚ルルヴェ→4 左脚前クロワゼ-シャセ→左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール・クロワゼ→5 右脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・エカルテ・ドゥヴァン、左脚ルルヴェ→6 右脚前クロワゼ-シャセ→7 右脚ピケ、左脚アティチュード・デリエール・クロワゼ→8 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール・クロワゼ→…
いかがですか?
シャセのあと前側の脚に重心を移すタイミングが遅れないように気を付けて下さいね。
交互にルルヴェをしたらアティチュードはピケです。成り行きのままに勘違いしてルルヴェをしないように動きを切り替えましょう。
デヴロッペ・ア・ラ・スゴンドとシャセの組み合わせも、シャセをシャセ・アン・トゥールナンにして動きに変化をもたせることも出来ますね。
前回練習したのはピケ、今回はルルヴェです。ピケかルルヴェかきちんと指示に従いましょう。特別な指示が無い限りピケとルルヴェが適当に入り混じった動きをしてはいけません。デヴロッペ・ア・ラ・スゴンドをする動作脚の動きに惑わせれてはいけませんね。重ねて言いますが、、ピケはピケ、ルルヴェはルルヴェ、まったく異なる動きだということを忘れないで下さいね。

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