バレエ・メソッド アンサンブル・ド・ミューズ スタイル

クラシック・バレエの実際のレッスンをモデルとして、正確に無理なく美しく動き踊るためのヒントやアドバイスをお伝えします。

ポワント・レッスン ピケ・ルティレ-ジュテ・ルルヴェ

2012-07-16 11:58:30 | 日記
前回練習したアッサンブレ・シュル・レ・ポワント、スムーズにポワントに立ち上がれるようになりましたか?
“腕立て伏せ”をするようにバーに圧し掛かって腕の力で立つようなことはしていませんね?
今回は少し左右に動きのあるパを練習してみましょう。
脚を交互に踏みかえてピケやルルヴェをしますが、慌てないで落ち着いて動きの順番を追えばすぐに出来るようになりますよ。
でははじめましょう。
両手バーで右脚前5番ポジシオン。
→8 ドゥミ・プリエ⇒1 左脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→2 左脚ピケ、右脚ルティレ・ドゥヴァン→3 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→4 ポゼ→5 左脚ルルヴェ、右脚ジュテ・ア・ラ・スゴンド→6 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→7 右脚ルルヴェ、左脚ジュテ・ア・ラ・スゴンド→8 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール⇒1 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→2 右脚ピケ、左脚ルティレ・ドゥヴァン→3 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→4 ポゼ→5 右脚ルルヴェ、左脚ジュテ・ア・ラ・スゴンド→6 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→7 左脚ルルヴェ、右脚ジュテ・ア・ラ・スゴンド→8 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール⇒…
いかがですか?
慌てないでしっかりカウントしながら練習してください。
大事なポイントを確認してみましょう。
ルティレした脚を下してドゥミ・プリエをしもう一方の脚をク・ドゥ・ピエ・デリエールにしますが、次のジュテ・ルルヴェはこのク・ドゥ・ピエ・デリエールのポワントを床に付けて膝を伸ばします。足首を曲げてポワントを床に付けるようなことをしてはいけません。また足首が緩んでいると危険ですから気を付けて下さいね。
ジュテする脚が無頓着に浮き上がらないようにきちんと抑えましょう。
ポワントに立った脚がドゥミ・プリエするのと同時にジュテした脚をク・ドゥ・ピエ・デリエールに引きつけます。バロネの脚の動きと同じですね。
2つ目のジュテ・ルルヴェをしたらク・ドゥ・ピエ・デリエールの脚をドゥミ・プリエに下して、もう一方の脚をポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドに伸ばします。
スムーズに動けるようになったら、最初のポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドをするところをプティ・デヴロッペにしてみましょう。
それではアンシェヌマンを短くして少しテンポ・アップしてみましょう。
両手バーで右脚前5番ポジシオン。
プレパラシオン→8 左脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド、右脚ドゥミ・プリエ→1 左脚ピケ、右脚ルティレ・ドゥヴァン→2 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→3 左脚ルルヴェ、右脚ジュテ・ア・ラ・スゴンド→4 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→5 右脚ア・ラ・スゴンドにピケ、左脚ルティレ・ドゥヴァン→6 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→7 右脚ルルヴェ、左脚ジュテ・ア・ラ・スゴンド→8 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール⇒…
はじめはピケ、次はルルヴェ、その繰り返しです。ジュテ・ア・ラ・スゴンドした脚をきちんとク・ドゥ・ピエに引き戻す動きも大切にしましょう。
せっかくバーにつかまって練習しているのですから、ア・ラ・スゴンドのピケのときには横方向の移動を大きくすることにも挑戦してみましょう。そのためにも、いつもいうようにポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドの脚を引き戻さないように気を付けなければなりませんね。
シンプルな動きですが、バーを離れてアームスの動きを伴うようになるといろいろなニュアンスを表現できるようになりますよ。