法廷に入った事ありますか?
先日、裁判所の法廷に入りましたよ。
ついに犯罪者になったかって?
すいません、ついつい出来心で・・・
って、違うわ!
商売とは関係ない話ですが、亡くなった親父が借家を持っておりまして、そのうちの一軒が家賃の滞納が続いているんです。
仕方ないので、私が代理人になり、契約解除の訴えと、滞納家賃の請求を久留米簡易裁判所に申立していたんです。
この日は、7~8件がこの法廷で行われると言う事で、見てみるとほとんどが消費者金融に対する過払い請求でした。
さもありなん、ですな。
傍聴席入口には、こんな看板が掲げられていて、
あー、よかった。はちまきしてこなくて。(するかい!)
でも、ひょっとして、これも撮影アウト?
えーと、ダメな時は言ってね。
テレビで見るように、原告である私は傍聴席から向かって左側の席に座り、訴えた相手はその反対側の席に座るように促されます。
裁判官が相手に対して、
「〇〇さん、訴状の内容に間違いありませんか?」
「はい。」
相手に異論がない事を確認したあと、いきなり
「江島さん。調停の意思はありますよね。」
「え!ええ、まあ。」
「ハイ、じゃあ別室で調停員と話されて下さい。」
これで終わりです。
その後、何度か調停員を介して、話を進めますが、あと少しの所で合意できません。
具体的にいえば、滞納家賃のほとんどの減額と、退去日の若干の猶予です。
家賃の件はまだしも、退去日は譲れないところまで譲りましたからね。
調停員が
「それでは、別室へ。」
別室に通されると、先程の裁判官が入ってきて、そこから最後の詰めみたいな調停になります。
「それでは・・・・・と言う事で、双方異議はありませんね。」
「はい。」(私)
「〇〇さん。あなたはこの取り決めを怠ると・・・と言う事になりますので、しっかり頑張って約束を守って下さいね。」
やっと、合意ができました。
後日、裁判所からこの調停に関する書面が届くそうです。
なかなか、経験できない経験をした一日でした。
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私の父が他界した後、母に父名義の家と土地を相続させるのに、法務局に5回ほど通いました。親切に教えてくれるのですが、大変でした。色々なことをやっている内に、母も私も悲しさから解放されていました。そういうものなのかも知れないとその時思いました。
一件落着となればいいんですけど。
『千代の園の蔵出し』美味しいらしいですね。
助役も同じ様に言ってましたよ。