ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

奥日光徘徊(2) 戦場ヶ原~小田代ヶ原~戦場ヶ原

2012-09-28 00:06:03 | 登山(両毛・常総)

【9月26日(水)】
光徳沼→戦場ヶ原→泉門池→小田代ヶ原→小田代歩道→戦場ヶ原→赤沼バス停



12時50分、光徳沼を後にし、逆川沿いに歩いて15分ほどで国道120号に出る。
ここで、戦場ヶ原に入る前に、川沿いに歩いてみたくなり
川辺を少し進んだところでばったり出会ったのが、ニホンジカであった

日光では、シカの食害による生態系への影響が叫ばれて久しいが
実際にシカと出会ったのは初めてである。

暫く見つめ合っていたが、シカの方が先に踵を返して対岸へと渡っていった。

光徳から戦場ヶ原へ入るルートは、いちばん静かな場所だ。
もちろん、今日も一人

戦場ヶ原も、秋の色合いを深めつつある。

土壌の鉄分で赤く変色した逆川を渡り、樹林帯に入ると、先ほどの個体とは別のニホンジカがいた。

13時32分、整備中の小田代橋を渡り、泉門池へと向かう。
珍しく、泉門池のベンチでは、3、4人が休憩しているだけだった。
13時37分、泉門池を通過し、シカ侵入防止ゲートから小田代ヶ原へと向かう。

小田代ヶ原では、ホザキシモツケの花はほとんど咲き終わっていたが
なかにはまだ良好な状態で残っている枝が、2、3本あった。

コナシの実も、赤く色づき始めている。

14時20分、小田代ヶ原の展望デッキに到着。
草紅葉は、例年に比べて色付きが遅れ気味のようだ。
しかも雲が出てきたために、陰って暗い。

こちらは2010年9月29日の写真。
これからもっと草が赤くなるが、これはこれでなかなかいい色合いだ。

こちらは2011年9月28日の写真。
昨年は、台風による大雨の影響で小田代ヶ原が冠水し、巨大な小田代湖が出現。
草地のほとんどは水に覆われたが、シラカンバの周辺に残る草が色づいているのがわかる。


小田代ヶ原からは、低公害バスで赤沼に出る予定であったが
バスの発車時刻まで40分も時間がある。
赤沼バス停15時31分発の東武バスに間に合えば良いので、バスを待たずに歩くことにする。

小田代歩道は、ミズナラの林の中を抜けるほぼ平坦な道で
散歩気分で歩けるからか、街中を歩くような格好の人もちらほら見受けられる。
小田代ヶ原を出て30分後の14時50分、赤沼分岐に至るが
東武バスに乗る予定時刻まで、まだ40分以上ある。
自分でも馬鹿みたい、いや、馬鹿なのだろうと思いつつ、再び戦場ヶ原へ向かう

先ほどは戦場ヶ原の北端にいて、ここでは南端にいることになる。
陽射しは復活していたが、太郎山の山頂には雲がかかってしまった。

戦場ヶ原では、リンドウが鮮やかに咲いていた。

カンボクは、葉より先に実が赤く色づいたようだ。
赤沼バス停へ向かうぎりぎりまで戦場ヶ原をうろつき
バスの到着予定時刻5分前に赤沼バス停に行くと
そこにはかなりの人が、既に列を作ってバスを待っていた。

定刻を若干遅れてやってきた東武バスに乗り、東武日光駅に向かう。
朝は抜けるように青かった空に雲がかかり、山々を覆っている。
東武日光駅でバスを降り、国道119号沿いの安田商店
日光ゆば製造元・(有)まつたかの刺身湯葉を買い求める。
いつもは揚巻湯葉を買うのだが、涼しくなってきたのでこの日は刺身ゆばにした。


東武日光駅16時59分発の東武日光線に乗り
途中、栗橋駅でJR宇都宮線に乗り換え、18時52分に最寄駅に到着。
距離はそこそこ歩いたが、起伏が少なかったために少々物足りず。
フフフだが、来月は、密かに狙っている山が日光にあるのだよ
混雑が少々恐ろしいが、今年運行開始のバス路線を使って計画決行だ



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5 コメント

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写真、目の保養です (芝刈り(ぎっくり腰)爺さん)
2012-09-29 12:07:30
相変わらず、おとなしくしています。
いいお天気ですと、あちこちの山の紅葉を
思い浮かべて、とにかくじっとしています。

またあちこちの報告待っています。
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写真技術が… (ぴすけ)
2012-09-29 18:07:50
芝刈り(ぎっくり腰)爺さん、まだ腰の具合が芳しくないのですね。
紅葉狩りの頃には、山を歩けるようになるといいですね。

写真は難しいですね。
歩きが最優先ですので、じっくり被写体にかじりついているわけにはいかず、せいぜい自分なりに構図を考え、露出を補正するくらいで思いつくままに撮っています。
もう少し技術があったらと思い、吾妻小舎で、某写真家の方に素人の写真撮影について伺ったことがあります。
「素人は、自分がいいと思ったその瞬間瞬間を、撮りまくればいいと思いますよ~」と、言われました。
「コンパクトデジタルカメラでも、今のそこそこの(?)カメラなら、カメラがなんとかしてくれますよ。そのカメラ(キヤノンPowerShot S100)なら、もっとカメラを信じてもいいんじゃない?ぴすけさん、けっこう疑り深い~?」とも言われました
カメラについて聞いたのに、それ以来、「猜疑心が強い女」だということになってしまいました
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シカ! (シカ! まちがえた、ぽぴ)
2012-09-29 19:54:59
シカ!近い感じ、近かった? そうじゃなくて望遠?

日光でも、運が良ければじかにシカに会えるんですね(^^)

(どんだけシカ好きな人って感じなんだか、でもあまりにきれいなシカだったもので。)
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写真は感性です。 (can)
2012-09-29 20:28:51
写真は”感性”です。
あとは、カメラメーカーの仕事、技術が何とかしてくれます。私も花の写真を中心に撮っていますが、花が「私を撮って」を声をかけてくれるものは、完成度が高いと自負しています。「感性」正体はよくわかりませんが。
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Unknown (ぴすけ)
2012-09-29 20:42:44
>シカ!まちがえた、ぽぴさん
そんなにシカが好きだとは存じませんでした。
この日のシカとの距離は、10mないと思いますよ。
2頭めなどはすぐそこ、6mくらいでしょうか。
奥秩父のシカは、人間が近付いても逃げないどころか、まるで餌をねだるかのように近付いて来さえします。
実際に見ていないのでなんとも言えませんが、無思慮・不用意に食べ物を与える登山者がいるのではないかと勘ぐりたくなります。
シカに会いに、来年は10kgやせて、奥秩父に挑戦しますか

>canさん
canさんのブログ、花のお写真をたくさん載せていらっしゃるので、お好きなのだろうと思っておりました。
小屋泊まりの山行をしていると、いろいろな所で写真家の方とお知り合いになる機会がありますが、確かに皆さん基本を押さえながらそれぞれの感性で撮っていらっしゃいますね。
みんなちがって、みんないいってことですね。

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