私は、小学校へ電車通学していました。
本来通うべき小学校ではなくて、ちょっとした事情で越境していたからです。
家から駅までは歩いて20分ほど。その道のりをバスに乗りますが、乗り遅れた時には走って行きました。
そんな時、走っている私の後ろから車のクラクションの音がして、振り向くとどこかの会社の送迎バスの運転手さんが「乗りなさい」と合図をしているのです。それから、たびたび私の姿を見つけると乗せてくれるようになりました。(今では考えられないことかもしれませんよね。子供への犯罪が増えてきてるから。)
そして、駅に着くと満員電車に乗るために、小さな身体で大人の中に突撃していくのでした。
ある日の事、毎日同じ場所から乗る小さな私を駅員さんは見ていたのでしょうか。
「こっちへおいで」と手招きして、運転席に乗せてくれたのです。
なかなか運転席のボクッスに入ることなど出来ない体験です。しかも、それから2度ほど乗せてもらいました。
また、ある時には駅の近くの工場が爆発するかもしれないということで、一駅前で下ろされ線路を歩いて帰りました。
「スタンド・バイ・ミー」の映画の少年のように少し不安で、でも、ちょっとわくわくしながら。
ほんとに電車通学はハプニングの連続でした。
定期を忘れたと泣きついた私に、家族用の特別なキップをくれた年配の駅員さん、あの時の皆さん、本当に有難うございました!
本来通うべき小学校ではなくて、ちょっとした事情で越境していたからです。
家から駅までは歩いて20分ほど。その道のりをバスに乗りますが、乗り遅れた時には走って行きました。
そんな時、走っている私の後ろから車のクラクションの音がして、振り向くとどこかの会社の送迎バスの運転手さんが「乗りなさい」と合図をしているのです。それから、たびたび私の姿を見つけると乗せてくれるようになりました。(今では考えられないことかもしれませんよね。子供への犯罪が増えてきてるから。)
そして、駅に着くと満員電車に乗るために、小さな身体で大人の中に突撃していくのでした。
ある日の事、毎日同じ場所から乗る小さな私を駅員さんは見ていたのでしょうか。
「こっちへおいで」と手招きして、運転席に乗せてくれたのです。
なかなか運転席のボクッスに入ることなど出来ない体験です。しかも、それから2度ほど乗せてもらいました。
また、ある時には駅の近くの工場が爆発するかもしれないということで、一駅前で下ろされ線路を歩いて帰りました。
「スタンド・バイ・ミー」の映画の少年のように少し不安で、でも、ちょっとわくわくしながら。
ほんとに電車通学はハプニングの連続でした。
定期を忘れたと泣きついた私に、家族用の特別なキップをくれた年配の駅員さん、あの時の皆さん、本当に有難うございました!