4月21日は「チラデンテス」の日でお休み。
もうこれまで何回もチラデンテスさんについては書いているけど、今年もちらっと書いておきましょ。
「チラデンテス」とは人の名前...というか「通称?あだな?」的な名前。
本名 Joaquim José da Silva Xavier
1746年11月12日にミナスジェライス州の山の中の町で生まれました。
一時期歯医者をしていたため、「tirar dentes」ー歯を抜く人ーという呼び名を持つようになり、そこから「Tiradentes」と呼ばれるようになったそうです。
その頃、彼の生まれ育ったミナスジェライス州では金や様々な鉱物が産出されていました。
それらが宗主国であったポルトガルに搾取されるのを見て、彼はポルトガルの支配から脱却するための運動を起こしました。
独立の運動は高まっていきましたが、結局彼はとらえられ、1792年4月21日に処刑されました。
4月21日はチラデンテスが処刑された日なのです。
リーダーであったチラデンテスは処刑されましたが、独立の意思はその後も人々の心に引き継がれ、1822年9月7日 ドン・ペドロ1世(実は彼もポルトガル王室の一員なのですが)によって正式にポルトガルからの独立が宣言されました。
その後、チラデンテスは民衆からの独立運動を始めた活動家として名誉が回復され、ブラジルが王政から共和制へと移行した時に、彼の生まれた町は「Tiradentes」と名前を変えました。
中央はサントアントニオ教会
赤い屋根に白壁が美しい町です。
ミナスジェライス州のこの地域には、オウロプレット、サンジョアン・デルヘイなど美しいコロニア調の町が山の間に点在します。
興味のある方は訪れてみてください。
過去記事「娘のミナス旅行」
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