ブラジル情勢、気になりつつもなかなか真剣にニュースを見られなかった最近でございます。
でも、今朝見た写真は気にせずにはいられなかったわ。
ガザ地区から避難してきた
最初のブラジル人グループが、ブラジリアの空軍基地に到着。
イスラエルからのブラジル人避難はかなり前に行われましたが、ガザ地区からの避難はかなり難しいものでした。
ブラジル人避難の経路 G1サイトより
彼らはガザ地区南部に集合し、そこからパレスチナの出国審査を経てエジプト側に入国。
エジプトの入国審査を経てバスでカイロに向かったそうです。
グループの構成は22人のブラジル人、7人のブラジル永住権のあるパレスチナ人、それとブラジル人家族である3人のパレスチナ人だそうです。
この情報グローボ社のG1サイトで読んだものなのですが、日本語情報誌「ブラジル日報」と数字がかなり違うのよね。
とりあえずG1サイトのほうの数字を載せておきます。
みんな嬉しそう!
彼らは避難が決まって実行されるまで1か月もの間待っていたそうです。
カイロに向かう途中
昼食をとるために立ち寄った海岸では、子供たちが自由に走り回れる喜びに、一斉に海に向かって走り出したそうです。
カイロに着いてからはブラジル空軍機でブラジルに向かいました。
避難する人を運んできたVC-2
空軍機はイタリアのローマ、スペインのラスパルマスを経て、ブラジルのレシフェに到着。
そこからブラジリアに向かいました。
避難してきた人たちは入国審査を経た後、2日間ほどブラジリアの空軍基地に留め置かれた後、自宅のある人たちは自宅に向けて、自宅のない人たちは郊外の宿舎にそれぞれ送り届けられたそうです。
今回避難してきた人たちの中には、ガザ地区に残る家族が心配でブラジルへ帰国するのを止めた人もいるそうです。
ブラジル人の避難の第2回目も計画されているそうですが、まだ具体的な実施の日取りは決まっていないとのこと。
避難も必要とは思いますが、まず戦闘がとにかく止んでくれること。
それが一番大切なことだと思います。