娘はブラジル生まれのブラジル育ち。
学校も幼稚園の頃からブラジルの普通の学校で、日本語学校に通った経験もありません。
それでも一応両親とも日本人なので、小さいころから日本語の読み書きは教えてきました。
教えている母からすれば「ごくフツーに」教えてきたつもりなのですが、周囲から見れば「チョーきびしー」かったそうで、まあおかげで日本の新聞や本なども読めるようになったし、日本を旅行しても不自由なく移動できるようになっています。
そんな娘、時々簡単な翻訳を頼まれることがあります。
正式に翻訳の勉強をしてきたわけではない娘ですので、そう難しいものはないのですが、たまに日本に向けた紹介記事なども。
私たちが身近でよく見かける観光案内みたいなものだったら簡単なのですが、たまに普段身近にないような業種のアピール文などが飛び込んでくることがあります。
そんな時、たまに母にお呼びがかかります。
何か この翻訳しっくりこないんだけど どう思う?って。
最近では娘に何もしてあげられない母ですから、そんなことでも娘から頼まれればうれしくてがんばっちゃいます!
うん、がんばっちゃう…いたいのですが…
難しい…
翻訳って 難しい…
今日は英語の日本語訳で、ほんと ほんの一行。
娘、ご丁寧に英文をポルトガル語文に直して 併記したものを送ってくれてるし…
この一文を前に 母 うんうんうなってしまったわ。
ニュアンスはわかる。
言うべき日本語もわかる。
しかし、それを滑らかな文章にすることの なんと難しいこと!
結局たった一文を10分ぐらい悩みに悩んで 娘に返信をしました。
通訳って仕事も難しいけど、翻訳は言葉が表現として残るからまた別な難しさがありますよね。
少し前 夫のwatsappがクローンされた時、犯人はポルトガル語をそのまま翻訳ソフトを通して日本語にして 友人たちにお金の無心をしました。
その翻訳が非常につたないものであったため、誰も夫からのメッセージだと思わず、おかげで被害もありませんでした。
文章ってやっぱり口に出して読んだ時に、自然に読めるものでないと違和感が残ります。
読み終わってすっきり理解ができるものでないとね。
なんて書いてきましたが、実はペケママ まだ娘が翻訳した文章 まともに読んだことがないのよ。
一度じっくり読んでみたいもんだわ。