今週 教育相 Abraham Weintraub氏は、次の3校の大学に対して 大幅に予算を削減する旨を通達しました。
3校の大学とは…
ブラジリア大学(UnB)、
連邦フルミネンセ大学(Uff)、
連邦バイア大学(UNBA)
これら3校は ブラジルの中でもトップレベルの大学で、イギリスで出版されるTimes Higher Education (THE)のラテンアメリカの大学ランキングの中でもUnBが16位、Uffが45位、UNBAが30位となっています。
教育相は予算削減の理由として 政治的な集会を開いた、特定政党の支持を行った、学生による不適切な行為があった という3点を挙げています。
日本でも大学と政治は往々にして関わり合いを持ちすぎてしまうこともあるようですが、今回の問題は特に新大統領のBolsonaro氏が元軍人で 軍事色を強く押し出した政権をとっており、そうした政治に批判的な大学を狙い撃ちに攻撃したものだと思われます。
今後 他大学への見せしめ的な意味合いも含めてね。
もちろん 3校ともこの予算削減理由に対して反論が出ており、学生たちも反論をしています。
また 全国の他の大学から こうした措置へ反発する意見書が提出されており、今後も波紋が広がっていきそうです。