昔、ブラジルに着たばかりの頃、ポルトガル語の個人授業を受けていました。
そのとき、先生から
「電話がかかってきて、「ペケママさん、いらっしゃいますか?」ってたずねられたら、「ela」って答えるのよ。」
と教わりました。
「ela」とは「彼女」という意味。
女性全般を指す代名詞です。日本だったら「はい、私です」って一人称で答えるのに、ポルトガル語っておもしろいな~と思ったのを覚えています。
で、それ以来、すっとそう答えてきました。
それでちゃんと通じていたので...
でも、でも、最近その自信が揺らぐような出来事が起こりました。
最近、サンパウロの銀行からさまざまな確認の電話がかかるようになりました。
「**銀行の$$$ですが、ペケママさんをお願いしたいのですが。」
で、私がいつものように
「ela」
と 答えます。
すると銀行のお姉さん、
「はい?失礼ですが?」
別な言い方に変えても、「???」
仕方が無いので、最後には
「Eu sou ペケママ(私がペケママです)」
という、文法本に載っている基本の言い方でお答え。
はあ~、何だかな...
もしかしたら、サンパウロのお姉さまがただから、私のマナウスなまりが通じないんだべか?
いや、私が今まで信じていた答え方自体が、本当はとっても恥ずかしい間違いだったのかも...
などと、もんもんとする日々。
夫に「ねえ、私の答えかた、間違ってる?」とたずねますが、
「いや、別に間違っていないよ。」とのお答え。
いやいや、夫もしょせんは日本人。
これは、やはりネイティブの意見を聞こう、と娘に電話。
「ねえ、この答え方、おかしい?」と尋ねる母に、
娘、「別におかしくないよ。でも、もし通じなかったら「Eu mesma(私のことです)」って答えてみたらいいよ。」とありがたいアドバイス。
はい、今度やってみます。
先日テレビの特集でやっていたけど、ポルトガル語も日本語のようにいろいろな新しい言い方、使い回しが現れてきているんですって。
生きた言葉を覚えるのって、いろいろ難しいですよね。
テレビでやっているから、人が話しているからってまねをしてみて、実はとっても恥ずかしいことを言っていたって言うこともありますものね。
発音もしかり。
今回の「ela」の場合、「L」の発音なので、舌を前歯の後ろ側につけて「ラ」を発音します。
だから、ちょっと聞くと「エルラ(実はルは小さい字で書きたい)」見たいに聞こえるかも。
日本語風に、舌を上口蓋(上あご)にさわって発音すると「era(時代)」って別な単語になっちゃう。
というわけで、ポルトガル語の授業を離れて早13年?
(娘が生まれてから、改めて公文のポルトガル語を勉強しました)
「できるつもり わかるつもり」が落とし穴。
気を引き締めて、もう一度きちんとしたポルトガル語が使えるように、娘に教えを請おうと考えさせられた出来事でございました。
いや、日本語もかも...
そのとき、先生から
「電話がかかってきて、「ペケママさん、いらっしゃいますか?」ってたずねられたら、「ela」って答えるのよ。」
と教わりました。
「ela」とは「彼女」という意味。
女性全般を指す代名詞です。日本だったら「はい、私です」って一人称で答えるのに、ポルトガル語っておもしろいな~と思ったのを覚えています。
で、それ以来、すっとそう答えてきました。
それでちゃんと通じていたので...
でも、でも、最近その自信が揺らぐような出来事が起こりました。
最近、サンパウロの銀行からさまざまな確認の電話がかかるようになりました。
「**銀行の$$$ですが、ペケママさんをお願いしたいのですが。」
で、私がいつものように
「ela」
と 答えます。
すると銀行のお姉さん、
「はい?失礼ですが?」
別な言い方に変えても、「???」
仕方が無いので、最後には
「Eu sou ペケママ(私がペケママです)」
という、文法本に載っている基本の言い方でお答え。
はあ~、何だかな...
もしかしたら、サンパウロのお姉さまがただから、私のマナウスなまりが通じないんだべか?
いや、私が今まで信じていた答え方自体が、本当はとっても恥ずかしい間違いだったのかも...
などと、もんもんとする日々。
夫に「ねえ、私の答えかた、間違ってる?」とたずねますが、
「いや、別に間違っていないよ。」とのお答え。
いやいや、夫もしょせんは日本人。
これは、やはりネイティブの意見を聞こう、と娘に電話。
「ねえ、この答え方、おかしい?」と尋ねる母に、
娘、「別におかしくないよ。でも、もし通じなかったら「Eu mesma(私のことです)」って答えてみたらいいよ。」とありがたいアドバイス。
はい、今度やってみます。
先日テレビの特集でやっていたけど、ポルトガル語も日本語のようにいろいろな新しい言い方、使い回しが現れてきているんですって。
生きた言葉を覚えるのって、いろいろ難しいですよね。
テレビでやっているから、人が話しているからってまねをしてみて、実はとっても恥ずかしいことを言っていたって言うこともありますものね。
発音もしかり。
今回の「ela」の場合、「L」の発音なので、舌を前歯の後ろ側につけて「ラ」を発音します。
だから、ちょっと聞くと「エルラ(実はルは小さい字で書きたい)」見たいに聞こえるかも。
日本語風に、舌を上口蓋(上あご)にさわって発音すると「era(時代)」って別な単語になっちゃう。
というわけで、ポルトガル語の授業を離れて早13年?
(娘が生まれてから、改めて公文のポルトガル語を勉強しました)
「できるつもり わかるつもり」が落とし穴。
気を引き締めて、もう一度きちんとしたポルトガル語が使えるように、娘に教えを請おうと考えさせられた出来事でございました。
いや、日本語もかも...