2015年7月7日(火)、みちのくあじさい園(一関市舞川字原沢111)に行ってきました。朝から晴れ渡ってとても良い天気でした。昼食時間やコーヒータイムを含めて、園内で7時間も過ごしてしまいました。
(下)出入口から「あじさいロード」を進んで行くと、喫茶『蔵』の所に着きました。この近くには「山本コレクションコーナー」があり、珍しい品種の紫陽花が数多く植栽されています。
喫茶『蔵』のすぐ南側に沢山植栽されているヤマアジサイ・クレナイ(紅)が真紅に色づいた花を沢山咲かせていました。
その外側にアルボレスケンス’アナベル’が群植されていて、大きな手毬(てまり)状の白い花を沢山咲かせていました。また、その群落の真ん中に植栽されているアルボレスケンス’ピンクアナベル’が、ピンク色で手毬状の花を沢山咲かせていました。
(上)旧県道19号(一関大東)線の分岐点。「みちのくあじさい園」は、ここから500~600mほどです。バスのほとんどが今でもこの道を通ります。
(上)入場口(事務・発券所)。ここを入って150mほどの所にお食事処『紫陽花山荘』(下)があります。
(下)「あじさいロード」を200mほど直進すると売店『一休』があります。この日は休業でしたが、冷やし中華などが食べられます。
(上)「あじさいロード」を直進して行くと喫茶『蔵』やこの休憩所などが見えてきます。喫茶『蔵』ではコーヒーなどが飲めます。(ホットコーヒー400円でした。場所代が含まれる?)
(上と下)「山本コレクションコーナー」入口とその説明板。
(上と下)「くれないコース」の方に進んで行くと右側にアナベルが群植されていました。その真ん中にピンクアナベルもありました。
アルボレスケンス ’ピンクアナベル’ アジサイ科 アジサイ(ハイドランジア)属 H.arborescens 'Annabelle'
アルボレスケンス:和名はアメリカノリノキ。アメリカニューヨーク・アイオワ・フロリダ・ルイジアナにかけて分布します。この種のてまり状のものをグランディフローラと呼び、1860年頃ペンシルヴァニアの山で見つかったといわれます。国際的な品種目録によるとヨーロッパにはアルボレスケンスの園芸品種が10数種あり、中にはピンクの花もあるようです。
アナベル:’アナベル’は原種アルボレスケンス・グランディフローラをオランダで選別改良したもの(てまり花)で、わが国には30年程前から導入されており高い人気があります。日本の土壌でもよく育ち、あじさい園の花形的な種類で、一般家庭の庭先にもよく植栽されています。雨の後の水滴は早く振り落とすと枝が倒れにくくなります。[栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・あじさいを楽しむ」(監修:藤井 清)より]