peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市「みちのくあじさい園」のヤマアジサイ・ベニガク(紅額) 2015年7月7日(火)

2015年07月09日 | 植物図鑑

 ヤマアジサイ・ベニガク(紅額)アジサイ科 アジサイ(ハイドランジア)属 Hydrangea macrophylla serrata

江戸時代の書物に記述が残る古品種です。ガク(額縁)咲き一重大輪、幅広剣弁。ヤマアジサイの中でも強健で、装飾花は白色から鮮やかな赤色(紅色)になります。ガク片に鋸歯(のこぎり状のキザミ)が入るのが特徴です。両性花は白色。葉先は尖る。

ヤマアジサイは別名サワアジサイといい、内陸の湿度のある山林に自生します。小型で葉に光沢が無く、変異の幅も地域差も最も大きく、それだけに変わり者(変種。色や花の形、咲き方、枝の付き方などが変化したもの)も多く、魅力的な花も沢山発見されています。人気も高まり、あちこちのアジサイ名所でも植栽されるようになりました。[家の光協会発行「魅惑のアジサイ~その魅力と楽しみ方(監修:日本アジサイ協会、鎌倉アジサイ同好会)」&荒井俊雄・著・発行「あじさいミニ図鑑・あじさいアルバム200」より]


一関市「みちのくあじさい園」のヤマアジサイ・紅姫(べにひめ) 2015年7月7日(火)

2015年07月09日 | 植物図鑑

(上)「姫紅」?→「紅姫」と思われます。

 2015年7月7日(火)、みちのくあじさい園(一関市舞川字原沢111)に行ってきました。朝から晴れ渡ってとても良い天気でした。昼食時間やコーヒータイムを含めて、園内で7時間も過ごしてしまいました。

(下)出入口から「あじさいロード」を進んで行くと、喫茶『蔵』の所に着きました。この近くに植栽されているヤマアジサイ・紅姫(べにひめ)が、ピンク色の花を沢山咲かせていました。

 ヤマアジサイ・紅姫(べにひめ)アジサイ科 アジサイ(ハイドランジア)属 Hydrangea macrophylla subsp.serrata

 四国西部産。一重ガク咲き。4ひらの丸弁で、咲き進むと濃いピンク色になる。酸性土でも赤がよく発色する。葉の葉脈もきれいです。枝は直上しよく伸びる。芽摘みをして高さを調整すると脇芽がよく伸びる。[栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・あじさいを楽しむ(監修:藤井 清)」&家の光協会発行「魅惑のアジサイ~名所と自生地を巡る(鎌倉アジサイ同好会顧問・大友三夫・著)」より]


一関市「みちのくあじさい園」のガクアジサイ・オウカン(黄冠) 2015年7月7日(火)

2015年07月09日 | 植物図鑑

2015年7月7日(火)、みちのくあじさい園(一関市舞川字原沢111)に行ってきました。朝から晴れ渡ってとても良い天気でした。昼食時間やコーヒータイムを含めて、園内で7時間も過ごしてしまいました。

(下)出入口から「あじさいロード」を進んで行くと、喫茶『蔵』の所に着きました。この近くには「山本コレクションコーナー」があり、珍しい品種の紫陽花が数多く植栽されています。

喫茶『蔵』の南側にある「山本コレクションコーナー」に植栽されているガクアジサイ・オウカン(黄冠)が、鮮やかな黄色の葉と淡青色の萼片のある花を沢山咲かせていました。

 ガクアジサイ・オウカン(黄冠) アジサイ科 アジサイ(ハイドランジア)属 Hydrangea macrophylla f.normalis

 福岡と大分にまたがる英彦山(ひこさん)で採取されたもの。ガク(額縁)咲きで、装飾花は一重、やや丸弁、弁は重なる。青色。両性花は青色。葉は曙斑、新葉は鮮やかな黄色で徐々に緑色に変わる。[家の光協会発行「魅惑のアジサイ~名所と自生地を巡る(鎌倉アジサイ同好会顧問・大友三夫著)&荒井俊雄:著・発行「あじさいミニ図鑑・あじさいアルバム200」より]