ヤマアジサイ・ベニガク(紅額)アジサイ科 アジサイ(ハイドランジア)属 Hydrangea macrophylla serrata
江戸時代の書物に記述が残る古品種です。ガク(額縁)咲き一重大輪、幅広剣弁。ヤマアジサイの中でも強健で、装飾花は白色から鮮やかな赤色(紅色)になります。ガク片に鋸歯(のこぎり状のキザミ)が入るのが特徴です。両性花は白色。葉先は尖る。
ヤマアジサイは別名サワアジサイといい、内陸の湿度のある山林に自生します。小型で葉に光沢が無く、変異の幅も地域差も最も大きく、それだけに変わり者(変種。色や花の形、咲き方、枝の付き方などが変化したもの)も多く、魅力的な花も沢山発見されています。人気も高まり、あちこちのアジサイ名所でも植栽されるようになりました。[家の光協会発行「魅惑のアジサイ~その魅力と楽しみ方(監修:日本アジサイ協会、鎌倉アジサイ同好会)」&荒井俊雄・著・発行「あじさいミニ図鑑・あじさいアルバム200」より]