日々雑記

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辺野古の現状 琉球新報の記事から

2015-02-12 11:54:17 | 政治

最近の琉球新聞には辺野古新基地問題の生々しい記事や写真が乗っています。一度ご覧になってからお考えください。またもとの記事をお読みになりたい方はここをクリックあいてください

シュワブ米兵、拳銃抜き歩く 辺野古抗議活動市民「威嚇だ」 2015年2月10日 

新基地建設に抗議する市民たちの前で拳銃を持って歩く米兵=9日午前11時半、名護市辺野古(水鳥陽平さん提供)

 【辺野古問題取材班】名護市辺野古への新基地建設に反対する市民らが抗議を続ける名護市の米軍キャンプ・シュワブで、9日午前11時半ごろ、市民らがフェンス越しに抗議の声を上げていた際、基地内の建物から出て来た米兵が拳銃を抜き、銃口を上に向けながら歩いている様子が目撃された。市民らは「発砲するのではないか」とおびえ、現場は緊張感に包まれた。
 現場はシュワブのゲート前から約1キロ先の海上工事が見える場所。約150人の市民が海に向かって抗議の声を上げていたところ、米兵が拳銃の銃口を上に向けた状態で持ったまま、基地内の建物から出て来た。
 米兵に気付いた市民たちは「拳銃を持っているぞ」と叫び、騒然となった。米兵は5分程度、フェンス越しに拳銃を持ったまま市民らの前を100メートルほど歩いた後、他の米兵と共にトラックに乗って走り去った。
 米兵を目撃した比嘉美代子さん(69)=沖縄市=は「今にも引き金を引きそうで怖かった。私たちを威嚇しているようだった。市民の前で銃を出すなんて信じられない」と憤った。
 在沖海兵隊は、兵士がフェンス内で拳銃を抜いていたことについて、本紙の取材に「武器の取り扱いの手順について(本紙と)議論することはできない。全ての兵士は米国の代表で、日米安全保障条約を支援するために駐留している」と述べ、取り扱いが適切だったかどうかには言及しなかった。

 

 

海兵隊報道部次長が暴言 「在沖基地は23%」「ひき逃げ少佐擁護」 2015年2月12日 

 辺野古新基地建設に反対する住民らが抗議活動の際に負傷したことについて「ばかばかしい」と発言した在沖米海兵隊報道部次長のケイリブ・イームス大尉が、自身のフェイスブックで沖縄の基地の現状について事実と異なる意見や、在沖米海兵隊が公式に示していない見解を流布していたことが11日分かった。さらに大尉はジョン・ミッチェル記者に宛てたメールの中で、昨年12月の米海兵隊少佐のひき逃げ事件について「男性のバイクが少佐の車にぶつかってきた」と現場から逃走した少佐を擁護するような発言もしていた。

 自身のフェイスブックで、大尉は沖縄に全国の米軍専用施設の74%が集中していることについて「正確ではない。沖縄には(日本全国の)23%の米軍施設しかない」と日本政府や県などと異なる見解を示した。
 オスプレイの飛行回数(離着陸・通過)が24機態勢に増えた配備2年目に約1・64倍に増えたとする宜野湾市の調査に対し「計算機を壊して自分で計算しろ」と書き込んでいた。
 さらに琉球新報など地元2紙について「偏向しており公平でない。実際は多くの人が海兵隊の駐留を支持している」としている。
 一連の発信に対して、識者からは「広報官として失格だ」などの声が上がった。

 

辺野古新基地建設

辺野古工事、大浦湾サンゴ破壊 岩盤に20トンブロック

野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う新基地建設に向けた作業が進む名護市の大浦湾で、沖縄防衛局が浮具(フロート)や浮灯標(ブイ)を固定するためなどに設置したコンクリートブロックが、湾内の複数箇所でサンゴを傷つけていることが9日までに確認された。ヘリ基地反対協議会のダイビングチームレインボーのメンバーが2月1、7、8の3日間、潜水して確認した。
 チームのメンバーは「これだけ傷つくと、次に潜るときはサンゴがもっと死んでいるかもしれない」と強く批判した。
 ブロック設置によるサンゴ損傷について、県水産課は取材に対し「岩礁破砕の取り扱い方針では、協議や許可が必要ないものとして『船舶等の投錨』との記述があるが、今回、岩礁破砕申請の対象に当てはまるか検証しなければならない」と、あらためて検証する必要性があるとした。
 一方、防衛局は取材に「どこで撮られた写真か分からない」とした上で、「ブロックを設置している場所は施工区域内で、県は昨年フロートを固定するアンカーの設置について許可は不要とした。県とあらためて協議する予定はない」との認識を示した。
 同チームは、大浦湾の瀬嵩側や安部側で大型ブイやコンクリートブロックを設置した場所や、大型クレーン船が停泊している米軍キャンプ・シュワブ沿岸、航路付近など5カ所で潜水した。臨時制限区域に沿って大型ブイが設置された瀬嵩や安部の海底では、約15~20トンのコンクリートブロックがサンゴの岩盤の上などに置かれ、ブロックの重さで岩盤が切断されたり削られたりしている様子が確認された。
 ブイやフロートを固定するために設置されたアンカーについては、これまでも台風などの影響で引きずられてサンゴを傷つけたり、120個がなくなったりしており、環境保全や管理の面で問題があるとの指摘が上がっていた。

 

抗議船、海保官乗り込み転覆寸前 辺野古2015年2月11日

 海上保安官が船に乗り込んだ際に大きく右舷が傾いた市民船=10日午後3時7分、名護市安部沖

 【辺野古問題取材】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で10日、海上作業の中止を求め抗議する市民船を海上保安官がゴムボートで確保する際、市民船の右舷が大きく傾き、転覆寸前となった。
午後3時すぎ、安部沖の油防止膜(オイルフェンス)上で保安官が乗り込んだ瞬間に船が大きく傾き、船内にいた6人のうち4人が海に投げ出された。危険な状態に気付いた別の市民船4隻が集結し「命を奪うのか」と激しく訴え、現場海域は一時、大混乱となった。
 市民船は当時、定員の6人が乗船しており、海保が近づいた際にも「定員いっぱいだ」と市民らが注意したが、保安官3人が一気に乗り込んだため、大きく傾いた。
 この市民船を含め、海保の危険な確保と作業中止を求め抗議した市民船も午後4時すぎ、オイルフェンス内外でほぼ全て拘束された。同5時には全船が解放された。

 

 

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