PC会ブログ

PonyCanyonグループ OBの会 情報告知 交換 等 

広がらぬ次世代アドレス 現行v4、2年後にも在庫切れ

2009-08-29 12:47:00 | エンターティメント情報
広がらぬ次世代アドレス 現行v4、2年後にも在庫切れ

インターネットの次世代アドレス「IPv6」の普及が進まない。導入コストなどのハードルに、景気低迷が追い打ちをかける。世界的なネットの拡大で、現行の「v4」アドレスは早ければ2年後にも「在庫切れ」になると言われる。政府も普及促進策の検討を始めた。
 ネット検索大手のグーグルは、電子メールや地図を含む主要サービスをすべてIPv6に対応させ、今年1月に公開した。
 「v4でもv6でも、同じレベルのサービスを提供していく。対応が遅れるとかえってコストもかかる」と、日本法人の及川卓也・シニアプロダクトマネージャーは言う。
 とはいえ、同社のような取り組みはまだごく一部にとどまっている。
 ネットには「住所」にあたる「asahi.com」といったドメイン名と、それに対応する「電話番号」といえるIPアドレスがある。いまのv4アドレスの数は全部で約43億個。これに対し、v6は約340澗(かん)(1兆×1兆×1兆)個とほぼ無尽蔵で、安全性も向上させた次世代規格だ。
 IPv6が話題になったのはIT革命ブームの2000年。当時の森喜朗首相が所信表明で取り上げ、翌年の「e―Japan戦略」で「v6移行推進」をうたった。応用技術の実証実験など、これまでの関連予算も計約146億円にのぼる。
 ところが、普及ははかばかしくない。今年3月のネット接続事業者への調査(110社回答)では、v6対応サービス提供済みと予定を合わせて27社。83社は提供予定もなかった。
 そもそもv4とv6には互換性がなく、そのままでは通信ができない。両方が混在したインターネットでは、相互に通信するためにデータ変換が必要だ。
 通信機器の交換やシステムの変更、動作確認など、対応には金と人手もかかる。景気低迷に加え、現時点では顧客の需要があるわけでもなく、「コストを料金に転嫁もできない」と総務省の長塩義樹・データ通信課長は言う。
      ◇
 マイクロソフトの「ウィンドウズ」やアップルの「マックOS」の最新版など、国際展開するパソコン基本ソフト(OS)はv6に対応済みだ。通信機器も対応機種が出てきている。
 国際団体のインターネット協会(ISOC)理事を務める江崎浩・東京大大学院教授は「世界的にもv6が必要という点では一致している」。特に急成長を続ける中国や、通信インフラの整備がこれからというアフリカ諸国などの関心が高いという。
 その最も大きな理由としてあげられているのが、いまのv4アドレスの「在庫切れ」問題だ。現在、アドレスの国際管理機関が新たに配布できるv4の「在庫」は5億個足らず。年間2億個前後が配布されており、早ければ2011年ごろには底をつくと言われている。
 v4アドレスの延命策もある。一つの外線番号を複数の内線で共有するのに似た「NAT」という技術だ。
 この技術を事業者レベルで大規模に使えば、限られたv4アドレスを有効活用できる。この技術で「在庫切れ」後もv4をかなりの期間、使い続けることができるのでは、との見方もある。
 ただ、「外線」から「内線」への通信は難しく、「外線」の共有数にも限界がある。特に、動画や音楽配信などの多機能なウェブサービスは、それだけで何回線分も占有する。共有数が多くなりすぎると、ページが表示されにくくなることもあるという。
      ◇
 「ネットが突然止まるわけではない。だが、徐々に、真綿で絞めるように影響は出るだろう」
 江崎教授は「v4在庫切れ」問題を、こう説明する。
 総務省と業界団体は昨年9月、「v4在庫切れ」への具体的な取り組みが必要だとして対策チームを立ち上げた。今年2月にはv6対応の促進策を検討する同省研究会も発足。6月下旬には関係事業者への周知や、技術者育成などの支援策を盛り込んだ中間報告書を公表した。
 「v4の枯渇とv6への対応は、経営リスクの問題でもあることを理解して欲しい」と長塩課長。
 江崎教授は「v6ならではというサービスが出てくれば、追い風になる」と技術革新に期待をかける。


2. ビートルズに託す人気復活 バイアコム、不振音楽ゲームに新作

米複合メディア大手バイアコムは来月、人気テレビゲームソフト「ロックバンド」のビートルズ版を北米と欧州で発売する。1960年代のヒットソングによってゲームの売り上げを回復できるかどうか注目される。

 今回発売されるゲームは、63年リバプールで行われた無名時代の演奏から、69年アップル・コア本社ビルでのルーフトップ・コンサートまで、いろいろな演奏シーンを再現する。発売は9月9日だ(日本での発売は未定)。ビートルズのレコード会社EMIグループはこの日、ビートルズの全オリジナル・アルバムのリマスター版を発売する予定になっている。

 ◆ピーク過ぎた?

 音楽ゲーム「ロックバンド」はバイアコム傘下の米ゲームソフト大手、MTVゲームズの主力商品だが、販売実績の落ち込みが続いている。ロックバンドシリーズの伸び悩みでMTVゲームズの4~6月期の収入は前年同期より41%の減少だった。

 米調査会社エレクトロニック・エンターテインメント・デザイン・アンド・リサーチ(EEDAR)のアナリスト、ジェシー・ディブニック氏は、音楽ゲームが新たなユーザーを獲得することは難しいと指摘。「このジャンルはピークを過ぎた。過去2年間には目覚ましい成長をみせたが、この傾向が続くとみるのは間違いだ」と語る。

 アナリストらは最新版「ロックバンド」の販売本数が年内で少なくとも170万本に達するとみているが、これは米ゲームソフト大手アクティビジョン・ブリザードの競合商品「ギターヒーロー5」の予想販売本数(400万本超)の半数にも満たない。こちらは北米で9月1日発売予定だ。

 ビートルズ版の「ロックバンド」は、競争が激化し規模が縮小しつつある市場に投入されることになる。

 05年から08年にかけて11倍にふくれあがった米音楽ゲーム市場の売上高は、今年1~7月に前年同期比46%減の4億5200万ドル(約424億円)に縮小した。ところが、年内に昨年より2割増の29本の新作が発売される予定だ(EEDAR調べ)。

 UBSのアナリスト、マイケル・モリス氏は、7月29日付のリポートで「ロックバンド」は今年も来年も収益を生み出す見込みはないと予想。ビートルズ版で新たな需要が見込めるものの、営業販売費とハードウエア開発費が高いため、赤字になるとみている。

 ◆熱唱してもOK

 ビートルズ版「ロックバンド」では、かつて米国の人気バラエティー番組だった「エド・サリヴァン・ショー」での演奏を含む45曲を採用した。

 プレーヤーは、画面上の合図とキャラクターの動きに合わせ、ギターやドラムの形をしたコントローラーを操作したり、ボーカルとして歌うこともできる。

 メンバーの使用楽器を複製したコントローラーも発売される予定だ。ゲーム本体の価格は60ドル、対応ゲーム機はPS3、Xbox360、Wii。

 「ロックバンド」と「ギターヒーロー」はいずれもバイアコム傘下MTVネットワーク所有の音楽スタジオ、ハーモニックスが開発した。ハーモニックスのアレックス・リゴプロスCEO(最高経営責任者)は、ユーザーがゲームソフト経由で楽曲をダウンロードして購入することで同社の利益拡大につながるとみており、「ビートルズはどのバンドよりも強い影響力がある」と自信を見せた。

3. アメリカ人を悩ます「ロボットコール」に規制

 あらかじめ録音されたメッセージを自動的に流して勧誘販売するロボコールが規制される。
 受信者側から書面で承認を得た場合を除き、来月1日から違法となる。連邦取引委員会(FTC)が27日、明らかにした。
 新しい規制では、受け手と当該販売業者間に過去に取引実績が有る無しにかかわらず、ロボコールは禁じられる。電話1本につき最大1万6000ドルの罰金。ロボコールをめぐる提訴手続きについては、FTCのウェブサイトにアクセスするかあるいは直接FTCに電話をかけることが可能。
 FTCのジョン・レイボウィット委員長は、「米国民は毎年数十億本を超えるロボコールを受けており、彼らにとってこれほど不愉快なものはない」と強調する。
 FTCは1年前に電話による勧誘販売の規則を定めており、今回の措置は規則の修正にあたる。飛行機の欠航や学校の開校時間の遅れなど、純粋な「情報」提供にとどまるものや、商品やサービスの販売を伴わない限りにおいて債権回収のためのものも修正から除外されている。政治家、銀行、通信業者また慈善団体からの電話や、医療関連の情報伝達も禁止事項から外れている。
 現在でもロボコールを利用する業者は、消費者が望めば音声やボタン操作で自動的にロボコールを停止できる仕組みを用意し通話の最初の段階でその方法を伝えることを義務付けられている。留守番電話にかかった場合にも、通話拒否の方法を教える料金無料の電話番号を伝えなければならないことになっている。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿