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テレ朝、テレ東赤字転落 民放の3月期連結決算

2009-05-20 14:10:35 | 一般エンターティメント
テレ朝、テレ東赤字転落 民放の3月期連結決算

 民放キー局五社の二〇〇九年三月期連結決算は、テレビ朝日とテレビ東京が赤字に転落、TBSホールディングスも単体では一九五一年の開局以来初めての赤字となった。不況による広告収入の減少に歯止めがかからず、全社が前年に続き営業減益に。本業のテレビ放送事業は苦戦を強いられており、番組制作費を削減する動きが広がっている。 

 ■テレビ広告
 〇八年(1-12月)の日本の総広告費は、企業業績の悪化などが影響し、五年ぶりに減少に転じた。テレビ広告費は、北京五輪というプラス要因があったものの、前年比95・6%と四年連続で減少した。
 CM収入は放送事業の柱だが、特に番組と番組の間に流すスポットの落ち込みが激しい。企業が広告出稿を手控えたため、東京地区全体の出稿量が前年比約12%減少。スポットの減収額はフジが約百六十八億円、TBSが約百二十三億円、日テレが約百二十一億円、テレ朝が約百十八億円、テレ東が約三十一億円だった。
 「米国発の世界同時不況などで、スポットは第四・四半期(1-3月)に非常に落ち込み、減収幅も大きかった」(テレ朝の森岡信夫経理局長)。テレ朝は五九年の開局以来、テレ東も〇四年の上場以来初めての赤字。いずれも有価証券評価損を計上したことや、繰り延べ税金資産を取り崩したことが影響した。

 ■放送外収入
 五社のうち唯一増収となったのは、今年四月から認定放送持ち株会社に移行したTBS。ただ、連結でも放送事業だけを見ると約十五億円の赤字となっており、放送外収入に支えられた格好だ。
 映像・文化事業の売上高は、販売・小売りのスタイリングライフ・ホールディングスの買収や、映画「おくりびと」などのヒットなどで前年比約六百六十億円増。不動産事業も、複合施設「赤坂サカス」の開業で同約百三十四億円増加した。
 日テレは、映画「崖の上のポニョ」「20世紀少年-第1章」がヒットしたが、子会社のDVD・CD販売が振るわず、文化事業は減収減益。テレ朝は、「相棒-劇場版-」「レッドクリフ PART1」などの出資映画事業やショッピング事業が好調で、「その他事業」全体は増収増益だった。
 さらに放送外収入の拡大を目指す動きも進む。昨年十月に認定放送持ち株会社化したフジ・メディア・ホールディングスは、カタログ通販大手「セシール」の株式公開買い付けを発表し、子会社「ディノス」との合併も視野に通販事業の強化を図る。

 ■コストカット
 各社の一〇年三月期連結業績予想では、今後もテレビ広告市況の冷え込みが続くと予想されることから、全社が減収を見込んでおり、番組制作費や人件費などコスト削減を迫られている。
 日テレは、昨年度の制作費千百二十億円強から約百四十億円を削減する方針。TBSも八十億円前後の削減を計画しており、テレ朝も大幅に削減するという。テレ東も「制作費削減は『これ以上は』というところ。番組に影響なくどう削るか」(三宅誠一取締役経営戦略局長)と危機感を募らせる。
 一方、昨年度は制作費が6・3%減となったフジは「はっきりした削減目標は掲げていないが、状況を見ながらコントロールしていく。今のところ前期並み」(岡田収グループ財経部長)と大幅な削減はしない方針。
 削減対象は、制作費にとどまらず、TBSは役員の報酬カットを継続、役員賞与も見送るとしている。


2. スピルバーグ、キング牧師の伝記映画製作へ

 米映画製作会社ドリームワークスは19日、公民権運動の黒人指導者マーチン・ルーサー・キング牧師の伝記映画を製作する構想を発表した。同社を設立した1人であるスティーブン・スピルバーグ監督らがプロデューサーになるという。
 ドリームワークスは、1967年に暗殺されたキング牧師が残した演説集や書籍などの権利を管理する遺族の団体から、これらの使用権を取得した。遺族の団体が公認する初めての劇場映画になるとしている。製作開始時期は未定。
 しかしAP通信によると、キング牧師の遺産をめぐっては遺族間で争いがあり、娘のバーニスさんは今回の権利譲渡を批判。今後トラブルが起きる可能性もある。
 スピルバーグ監督は「映画の創造力とキング牧師の人生のインパクトを合体させて力強い物語にしたい」としている。

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