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「好きな音楽」に血管拡張の作用 米研究者が報告

2009-05-19 13:10:28 | 一般エンターティメント
「好きな音楽」に血管拡張の作用 米研究者が報告


 好きな音楽を聴いて楽しい気分になっている時、私たちの体内ではどんな変化が起きているのか。米メリーランド大医療センターで循環器医学を研究するマイク・ミラー博士によれば、血管が拡張し、血液の流れがよくなる効果が確認された。
ミラー博士らは、高機能の画像機器を使い、音楽を聴いている人の血管の変化を調べた。同博士によれば、本人の好きな曲がかかると「血管の内壁が弛緩して血液が通りやすくなり、心臓を保護する作用のある化学物質も分泌される」ことが分かった。
ただ、それほど好きでない曲になるとこの効果はみられず、血管は収縮し始めた。また、たとえ好きな曲でも何度も繰り返して聞くうちに、効果が薄れる傾向も明らかになったという。
血管は慢性的なストレスなどで硬くなり、その結果高血圧や心臓発作、脳卒中のリスクが高まることが知られている。ストレスには免疫力を低下させたり、老化を速めたりする影響もあるとされる。
それでは逆に、楽しい気分で過ごすことで血管などを健康に保つ方法もあるのではないか。ミラー博士はそう考え、まず「笑い」の効果を研究した。その結果、コメディー映画を見て笑うことにより血管が拡張することが分かった。博士らはこれに続くテーマとして、音楽を選んだという。
音楽でストレスや痛みを和らげる「音楽療法」は、すでに多くの病院で取り入れられている。米スタンフォード大の最近の研究では、うつ病と診断された高齢者らが音楽療法士の訪問で自信を取り戻し、症状が改善した例が報告された。
ミラー博士は「音楽のリラックス効果で老化を遅らせることもできるはず」と、今後の研究に意欲を示している。


2. 宇宙戦艦ヤマト26年ぶり劇場版映画で復活

 人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」が26年ぶりに劇場版映画として製作・公開されることが17日、分かった。東宝の正月映画として12月に封切られる。83年「宇宙戦艦ヤマト 完結編」公開後、続編製作の構想が何度か浮上したが、実現には至らなかった。新作「宇宙戦艦ヤマト 復活編」は、最新CG技術を駆使し、地球の存亡をかけた壮大なSFドラマを展開させる。
 空前のブームから26年。幾度も地球滅亡の危機を救ってきた「ヤマト」が再び発進する。企画・原作・総監督を務めるヤマトの育ての親、西崎義展氏(74)は「喜びで胸いっぱいです」と公開決定に心を弾ませている。最新CG技術も使った製作作業は昨年8月から開始。都内に新設した「ヤマトスタジオ」にスタッフを集め、同氏が陣頭指揮を執っている。作業は全体の約60%の段階まで進み、10月完成を目指している。
 新作の構想は17年前から温められてきた。04年には製作発表も行ったが、著作権をめぐる原作者松本零士氏(71)との法廷闘争や、銃刀法違反容疑による西崎氏の逮捕などがあり、実現に至らなかった。昨年までに諸問題を解決したことから、本格的な製作作業に入っていた。配給の東宝も大きな期待を寄せており、正月映画として公開することを決定した。
 物語は「完結編」のエピソードから20年後を舞台とする。地球は半年後に移動性ブラックホールにのみ込まれると判明。人類の移民計画が進められる中、移民船団が正体不明の艦隊に次々と襲撃されてしまう。かつて水没の危機から地球を救うため自沈したはずのヤマトが、極秘の整備改良を経て再び難敵に立ち向かう。38歳になった主人公古代進が艦長に就任。壮年期を迎えたおなじみの乗組員も再結集する。西崎氏は異色プランも進めている。現段階で「地球が壊滅するか存続するか」の2種類の結末を用意。同氏は「どちらにするか思案中です」。
 ヤマトブームが起こった70~80年代に比べ、世界情勢は混迷化している。新作ではそうした状況を連想させる物語展開も用意。環境問題に直面している現代人の心に響くメッセージを古代が叫ぶ場面もあるという。劇場版4本で計1000万人を動員した「宇宙戦艦ヤマト」が21世紀にどう受け止められるか注目だ。


3. 手渡しで広がる共感 樋口了一が歌う『手紙~』

 誰もが避けて通れない老いの現実を歌ったシンガー・ソングライター、樋口了一の「手紙~親愛なる子供たちへ~」が、18日発表のオリコン週間シングルチャートで、発売半年にして過去最高の9位に入った。樋口は今、この曲を求める人のもとへ出向き、無料で歌う「ポストマンライブ」を行っている。まるで「手紙」のように手渡しで、ゆっくりと共感が広がっている。 (宮崎美紀子)
 今年から始まったポストマンライブは、一人でも二人でも、歌ってほしいという人のために歌うライブ。十二回目は今月十六日、母親を介護する長野県千曲市の斉藤弘幸さん(42)の求めで、同市内で行われた。
 午後四時、千曲市商工会議所のホールには約二十人の聴衆が集まっていた。「手紙」を樋口が歌い始めると、それまでの和やかな空気が一変した。顔を真っ赤にして涙をこらえる人、ハンカチを握り締める人、歌詞カードをじっと目で追う人。親の現実、自分の未来。それぞれが我(わ)が身に置き換えて聴き入っていた。「やっぱり、一人一人に思いは伝わるんですね」。斉藤さんはライブの成功を喜んだ。
 認知症の母親(72)を介護する斉藤さんは、「手紙」がテレビやネットで話題になっているのは知っていたが、最初は素直に受け入れられなかったという。「歌で人間の心が変わるものか」と否定的だったが、何度も聴くうちに心に入りこんできた。「自分だけが苦労している気になっていたのが、肩の荷が下りて楽になった。親を介護する人って、どこかに人生をメチャクチャにされたという思いがある。そして実の親を憎む自分が憎くなる。この歌がもっと広まれば、介護にまつわる事件はなくなるのではないか」
 認知症の母親(79)と母一人子一人で暮らす同市の海江田大倭さん(45)は「歌詞を途中まで読んで涙が決壊した。自分にオーバーラップしすぎてCDを聴く勇気が出なかった」。「旅立ちの前の準備」「人生の終わりに」という死を予感させる一文に胸が締め付けられた。「オレのことなんか忘れてもいいから生きていてほしい」と思いを吐露する。
     ◇
 「必要としている人のところへ自ら飛んで行ってくれるような曲だと直感していた。“言葉”を伝える役割を与えられ、実現できる機会になっている」
 樋口はポストマンライブについて、こう語る。「来てほしい」という声は「手紙」を受け取った人からの返事だという。
 歌詞は、樋口の友人の角智織(すみともお)さんに届いたポルトガル語のメールにあった作者不詳の詩がもとになっている。一読してショックを受けた角さんが日本語に訳し、樋口がメロディーを付けた。「これだけ広がるとは想像しなかった。人にとって何が大切なのかを、この曲が押し付けがましくなく広めてくれた。現実は厳しくても、人の心が、暮らしが少しずつ変わっていけばいいですね」と角さん。
 テレビ、ラジオで取り上げられる機会が増え、二十六日にはNHK総合「歌謡コンサート」に出演と“第二の千の風”と呼ばれる大ブレークの寸前まで来ているが、樋口は「人から人へ、口伝えで、という広まり方の質は今も変わっていない」という。
 「なぜこんなに日本人の心に届くのか考えてみると、普段、日本人が話さないことが、すごくストレートに伝わるからだと思うんです。書いたのは多分ブラジルの人でしょう。日本に舞い込んだプレゼントが、僕らの心を開いてくれた。今は辛(つら)くて聴けない人、自分とは関係ないと思っている人も、五年、十年後は、また気持ちが違ってくると思う。だから長く歌い続けたい」

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