
慌ただしかった師走。
さすがに僕も普段どおりうわのそらで仕事しているわけにはいきませんでした。
それでようやく年末となり、仕事もどうにか片付きました。
今年は仕事に関してはどうも張り合いのない一年だった気がして、今更反省しきりなんですが、録画していた「坂の上の雲」を観てたら元気になってきました。
ほんの少し前のことなんですが、忘れかけていた「なにか」を取り戻す為に、とにかくしっかりしたフォーマル靴を購入しました。

今年三足目の「山長」。

ストレートチップの「友二郎」(トモジロウ)です。ユウジロウではありません。

このお店のオリジナル靴にしては最高ランクのお値段(税込約6万円)。
でも、文句無く納得のいくクオリティの一足でしたので、迷いどころか安いとさえ感じました(まーそれは言い過ぎ)。
ちなみに以前の記事(こちら)のものです。
それとですね、マウンテンブーツの「山ちゃん」と同じ謳い文句「イルチア社製ボックスカーフ」にまたそそられてしまったのですが、そんなことよりなによりラスト(木型)の出来が秀逸。
程よくスマートなノーズにしなやかな曲線美のラウンドトゥ。

どれほど世の中で高い(ほぼ絶対的な)評価を受けている靴であっても、あらゆる角度で仔細に眺めればなにかと形に関しては不満点が出てくるものでした。
その点この「友二郎」が意外に理想的だったんです(これは贔屓目ですか...)。

小さなヒールカップに加えて、土踏まずの絞り込みはかなり積極的に攻めてます。
一方ポールジョイント幅は極端に細められていないので、非常に肉感的でしなやかな、いわゆる「細マッチョ」という、今日世の女性から高い支持を集め得る、刺激的なフォルムとなっています(気持ち悪い説明ですみません)。

ソールは当然ツルピカのヒドゥンチャネルですが、ツーと滑って行けそうなぐらいで恐ろしい。
さらに、このボックスカーフはエドワードグリーンで用いられている革とほぼ同程度という少し卑屈な要出典の情報も頂きました。
6年がかりで商品化にこぎつけたという山長の純正シュートゥリーも同時に購入。

名より実をということで、高品質な黒ストを秋頃から検討していて、「ミヤギコウギョウ」か、この「山長友二郎」という国産二強に絞り、特に自分の足に合っていると感じた友二郎さんに決めました。
はっきりいって僕の知識感覚程度では正直品質やつくりに関して全く甲乙つけられません。ただミヤギコウギョウが、やけに「エドワードグリーン」という名を明瞭に想起させる「ものづくりテーマ」を掲げているように思われて仕方なかったので、、個人的にマイナスとは申しませんが、購入に至る程のシンパシーを感じさせなかったのかも(念の為補足として、ミヤギコウギョウの靴も履いてみた感触、作り込みが明らかに素晴らしかったのは言うまでもありません)。
普段のビジネス靴は、あくまで黒ストなら「パークアヴェニュー」中心ですが、「友二郎」は少し気合いの入る重要な場面でここぞとばかりに登板させましょう。
来年は友人の結婚式がいくつかある為(一応僕自身も....)そこでもお世話になる予定です。
新年仕事始めでの履きおろしが楽しみになりました。
気になっていた理想のものが無事手に入って、気持ちよく新年を迎えることができそうです。
年内靴納めでした。

こうなるんだろうなぁ。。と思っていましたが、やっぱり逝っちゃいましたネ~。
ピッチドヒールが特にイイですね~。ここだけでも『他とは違う!』を明確にアピールしてくれますね。
黒ストは、以前入手したソールぺらぺらのマッケイのフェラガモを持っていますが、履く機会がなく惰眠中デス。。
山長いいですね。
私もストレイト・チップ購入検討し
今日、トレーディングポストで
パークアヴェニューのコードヴァンの
やつを購入しました!
じっくり履きこんでゆく予定です。
ji-zieさん
(汗)ほんとに欲しいと思ったら靴に関しては調節がきかないようです。。。
「友二郎」についてまた履いた感じなど、とり上げてみたいと思います。
そういえばji-zieさんは最近はお仕事も茶靴メインって仰っていましたよね☆少し前に入手されたスエードチャッカもこの冬きっと大活躍ですね☆
はじめまして、そしてあけましておめでとうございます☆
そうなんですか!パークアヴェニューコードヴァン!!(すみません、興奮して、、、)いいですね~素晴らしいセレクト。。。パークアヴェニューといえば個人的にはもっとも愛すべき世界屈指の黒ストで、しかもコードヴァンとは。。。本当の宝物になりますね!正直かなり羨ましいです。。。
どうぞこれからもぜひぜひまた遊びにいらしてください☆