ANATOMICA(アナトミカ)のトリムフィットパンツが気に入り、素材違いを選んだりで店を訪れる機会が数度。 店内に燦然として列座・鎮座する Alden(オールデン)群についてどうこうという感情はなく。
ついで程度にその靴の群れを無感動に眺めていると、「参考までに」と或るスタッフの方が実用されているオールデンの私物ブーツを見せて下さいました。 あの店だから当然「モディファイドラスト」で、スタイルは「インディブーツ」。
そして纏うのは Chromexcel(クロームエクセルレザー)。
「!」
ただ粗く酷使され、汚れくたびれた一足の靴と、疲弊と快復を繰り返すことで得られた多くの経験、寡黙な口の端から底響きのする箴言でも漏れ聞こえてきそうな、そんな一足はなんだか違う。(あり余る多くの靴を充分使いきれていない僕に宣う資格があるのかは置いておきたい..)
オールデン製のブーツに関しては「タンカーブーツ」で現状満足しています。
あくまで魅かれたのは。。
艶かしいようにも、雄々しいようにも、単に脂ぎったようにも(それは違うな)見える「クロムエクセル」って個性的な革の面白味。今さらかもしれない。。
結果、要するに使ってみたくなり購入した一足があります。(ちなみにこれは随分前の話になります)
"WOLVERINE 1000MILE BOOT"
履いてみると、例えばオールデンのいくつかのラスト(木型)に遜色なく、自分の幅狭な足との相性が良くて。「モディファイド」同様、土踏まずホールド系です。
履き手が選びたくなる靴、その魅力は木型との相性に依るところが大きい。 内羽でコンパクトに纏まった、端整な姿もよかった。 シングルレザーソールでアンラインド。
血筋、ムラ、皮革の表面組織が鮮明。
「クロームエクセル」というホーウィン社製皮革の製法、特長(特徴)については他で容易く調べることができますからいつものとおり詳述しませんが、つまり独特の鞣しのプロセスから「革に含まれた油分が多い」んですよね。
革がしっとり、より柔らかく、悪コンディションへのさらなる耐性。
何より、、その個性。 変容の妙。
夏の終わり頃から秋真っ盛りの間をとおして。 休日の服装の足元に大概おさまりが良いこともあって頻用していました。
10月頃かな。ARTS & SCIENCE のストレートジーンズ と。
足に馴染み、姿形、有り様も個々自分型(?)に落ち着く。 それが「革靴の楽しみ」の大きなものとはいえこのブーツは進行が早い。。
人懐っこい、、 履き続ければ靴下のようにやわらかくなるだろう。
「新人劇団員」
「準主役級」
「タカラヅカ音楽学校新入生」
「兵庫県宝塚市在住7年目のひと」
(巧妙な例えを挙げる為の時間と才能を下さい..)
素晴らしい靴はこんなにもあるものか。 (そんな「靴」も所詮は自らを取り巻く一片ですらなくて)
、、あらゆる道は遠し。 1000マイルどころではない。 では道半ば、この辺で一旦失礼します。
長々とコメントしようとしたところアラスジを写した読書感想文みたいになりそうだったので一言で…
たまらんです!!
ウルバリン!!
ブーツの雑誌で見てから、僕もそれ欲しかったんですよね。
僕は足がちっさいから、(24.5センチなんですよ、サザエさんに出てる人みたいに小さい)サイズあるかなーなんて半分あきらめておりますが、、、。
トリッカーズはサイズがなかった・・・。
「疲弊と快復を繰り返す」
靴好きの心をピタリと言い当ててますよね。
ピカピカの車をさらにワックスで磨き上げる(僕もそういうこともしますが)のとはちょっと違う、この感じ。
慈しみの心があるというか、よーく手入れされて、年季が入った靴を履いている人を見ると、なんとなくいい人なんじゃないかなと思ってしまう。
今年の冬はツイードのジャケットに初挑戦しようと思って、この前テーラーに行ってきました。
景気がいいんでしょうか?出来上がりが1月らしいです。
寒くなりましたね。お互いお体大切に。
ではでは。
クロムエクセルってなかなか魅力的な素材ですよね。僕はオールデンのインディーブーツ(トゥルーバランスラスト)を3年ほど愛用してますが、履きこむほどに好きになっています。たぶん手持ちの全ての靴の中でトップ3に入ると思います(^^;;
今回のブーツはカジュアルな格好には何でも合いそうですし、使い勝手も良さそうですね☆数年経過した姿も見てみたいと思いました^ ^
お久しぶりです。ブログ再開されてほっとしました。
平紐がクラシックなデザインにとてもマッチしていますね。
茶の色合いも素敵です。
ふと思ったのですが、ワークブーツならヴィンテージ(デッドストック)も視野に入れてみられたらいかがでしょうか?
レッドウイングはそれなりの値段ですが、ノーブランドでもいいワークブーツはけっこう有りますよ!
ポウルセンさんほどの目利きなら、きっといいのをゲットできると思います。
昔のワークブーツはウィズの細いのも多いので、ポウルセンさんの足型に合いそうです。
この靴のお手入れ、靴磨きはどんな風になさってますか?
今回wolverineのセンマイについてだったので、いってもたってもいられなくコメ初投稿です笑
(と言うのも、僕も今年9月に購入しまして)
足馴染みがすごく早くて履きやすいですよねー。
我ながらもうホントにセンマイにメロメロです笑
そこで質問なんですが、ポウルセンさんはどのようなメンテナンスをしてますか?
頻度やどこのメーカーのケア用品を使ってるかなど、詳しく教えて頂けたら幸いです。
なべこぱんさん
コメントありがとうございます。
とにかく馴染みの良い素材と履き心地^^
なべこぱんさんもきっとお好きな雰囲気の一足なんじゃなかろうか!!と思いました♪
すなふきんさん
コメントありがとうございます^^
(1609kmと聞くと結構大したものですよね。。)
お店の方によるとサイズ展開は豊富そうでしたがどうでしょう、、イギリスのブーツ(トリッカーズなど)に比べて、足が小さめの方にも合いやすいように思いますよ^^
テーラーメイドのツイードJKTとはうらやましい♪1月完成なら今冬充分楽しめそうですね。
はい、ありがとうございます。仕事も遊びも忙しくなる12月、お互い体調管理に気をつけましょう^^
spp1224さん
コメント下さりありがとうございます。
オールデンの靴が持つ無二の素晴らしさは言わずもがな、同時にオールデンの半分ぐらいの価格でこんなに道具として優れていて魅力的なブーツが手に入るんですよね。。(ウルヴァリンもぜひ一度お試しになってみて下さい^^)
クロムエクセルはまさに^^より柔軟で丈夫な素材という実用面を求めながら他にないような「味わい」までついてくるという。。
はい、ついつい手が(足が)伸びる、この季節の休日にぴったりな良い相棒になってくれています。
また後日ブログ内で紹介させて下さい^^
PMTさん
コメント下さりありがとうございます!
アメリカのトラッドなブーツに相応しいブラウン、ムラも含めたこの「らしさ」がとても気に入っています。
(!)ヴィンテージブーツの世界となるとまた危険で魅惑的な誘い..^^;こだわりの品揃えのお店っていろいろありそうですよね。。
(近い将来?)一度調べてみたいなと思います^^ありがとうございます!