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思いやりの保守主義

2011年01月13日 | ファッション(全般)





 Harris Tweed (ハリスツイード)のジャケット。

 
 

 

 このザックリ。やっぱり魅かれますね。

 
 3シーズン程着ているものです。

 
 粗毛の「ケンプ」で粗く織られた独特の肉厚な生地は、永く着れば着るほど身体にしっくり馴染んできます。



 
 


 以前なら、敢えてタイトなブラックデニムにスニーカー(ローテクでもハイテクでも)を天の邪鬼に合わせたりしていましたが、今なら素直に英国のカントリー風味を活かして楽しみたい。




 どこかで聞いたフレーズですが、この心境をテーマとして「思いやりの保守主義」(意味不明)と名付けましょう。


 
 どう着こなせば志操一徹な保守党員になれるのか。



 ボトムスですが、ここはもちろん保守的に、肉厚フランネルのトラウザース、あるいはなるべくあたりさわりないリジッドデニムを合わせます。


 
 せりあがるように全体像に影響を与える靴は何を選ぶべきか、、、はい、やはりなんといってもブローグ靴。


 しかも「クドい!」「強い!」、レザー業界屈指の頑固者「スコッチグレインレザー」のもので。


 たしかに旬のスエード素材でも大いにありですよね。スエードであれば少し足元の存在感を大人っぽく控えめにできて間違いなく上品。


 しかし僕はたとえ「クドく」ても、今季は「思いやりの保守主義」がテーマなんですから(....?)グレインレザーを選択。



 例えば先日購入したこれ。


   


 BARKER BLACK(バーカーブラック)の「スカルブローグ」(?)。


 


 遊びの小技が効いていながら正当派のブローグ短靴としてのオーラも充分感じられます。







 さらに思い切って、一番重々しいこれこそが「真打ち」かも。

 
 


 CHURCH'S(チャーチ)の「グラフトン」。


 


 普通の靴2足分ぐらいの重々しさ。

 実際すごく重いので最近あまり履いていませんが、思い入れの深い、大切な本格靴。

 まさに「大御所」、、「保守の惑星」です。


 




 よし、、次の休日は「安心ハンタースタイル」から「カントリーサイドの保守党員スタイル」に変身です(僕は先程から一体なにを言っているんでしょう....)。




 しかしいずれにせよ、「エレガンス」という思想がどんどん地平の彼方に遠ざかって行くのですが、このままで大丈夫でしょうか、、、。


 

 














 
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6 コメント

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あえての保守♪ (しょうちん)
2011-01-13 17:26:02
ポウルセンさん、こんばんは☆

あえて英国調を楽しみたい!ってのに大賛成♪

個人的に「英国×英国的な米国」のバーカーが今っぽい気がしますが、王道ともいえるCHURCH'Sのグラフトンの素っ気ないけど何かイイって雰囲気に一票ですかね!?
特にチャーチが最近の気分なんで(>0<)

今更ながらにツイードの魅力に浸かりそうで、ツイードのハンティングJKTで何か良い物が無いかとかなり物色中です(笑)

PS…僕のブログにリンク貼らせて頂いてもよろしいでしょうか?よろしくお願いいたします♪

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保守とは・・・ (seabrezen)
2011-01-13 22:38:40
ポウルセンさん、こんばんは!

こういう構成で文章を構築されちゃうと、
本格靴積み立てを始めたくなりますね!(笑)


アラフォーの範ちゅうになって、改めて思うのが「保守」的なものを大事にしたいということですね。

ポウルセンさんの文脈とはちょっと外れますが、デザインが殊更にスリムに行きすぎたり、個性的なクールビズ用のシャツだったりは、
なんとなく違和感が。。

昔のツイードジャケットに袖を通すと、
体になじんだ着心地が、これはそれなりにいいですしね!
といいつつ、ボリオリやヤコブもしっかりフォローしたりするんですけどね~(笑)

でも、
>「エレガンス」という思想・・・
独自に消化された、ポウルセンらしい、「エレガンス」を追求されているように感じますよ!


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しょうちんさんこんばんは! (ポウルセン)
2011-01-14 22:18:42

 しょうちんさん

 返信遅くなり失礼しました!!

 しょうちんさんもざっくりツイーディな気分でしたか☆僕もこの H arris Tweed のタグには目がなくて。。。かっこいい(防寒性もばっちりな) ハンティングジャケットが見つかるといいですねー!そして足元はしょうちんさんお目当てのCHURCH'S(どんなモデルがずっと気になってます...)で決めてください☆

 リンクの件こちらこそよろしくお願いします。とても嬉しいお申し出で、ありがとうございます☆こちらもしょうちんさんのブログ、リンクさせて頂きますのでどうぞよろしく~!
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seabreezenさん、こんばんは! (ポウルセン)
2011-01-14 22:39:03

 seabreezenさん、返信遅くなり失礼致しました!

 いつもコメントありがとうございます☆

 それにうれしいお言葉までいただいてしまって恐縮です(汗)。。。

 今は、古くからあるモノへの再認識や新たな解釈からのリスペクトが為されるようになって、新鮮な感覚で保守的な(?)装いも楽しめる面白い時代なんだな~って思います。seabreezenさんもそれをとても楽しんでいらっしゃいますよね☆

 ところで、新たな名品入手されてましたね~!びっくりしました☆ 



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エレガントですよ。 (バロン)
2011-01-15 12:21:20
ポウルセンさん、こんにちは(^^)
十分エレガントですよ。カントリー調の着こなしそのものがアウトドアとはならなくて、スポーツコートに肉厚の生地のパンツだけで十分エレガントだと思います。

足元の屈強はグラフトンもすごくイイですね。僕はこっちの方が好きかな~(^^)
Church’sのダブルソールはけっこう重いですよね^^;
そこがまたイイんですよね。僕もツイード系のジャケットを着る時はChurch’sのフルブローグを合わせてることがけっこう多いですね(^^)

ジャケットの写真の何気ない角度とか計算されたスペースの空き具合とかほんとに素敵です(^^)
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バロンさんコメントありがとうございます。 (ポウルセン)
2011-01-16 15:57:42

 バロンさん、こんにちはー!

 やはり、バロンさんもツイード系にはChurch’sフルブローグ派でしたか~!
 コスプレ的なこってり英国カントリーにならずにさりげない統一感を演出するのも僕の今後の難しい課題でして。。

 本当にこのグラフトンはやたらと重いんですが、意外と前に前にどんどん歩けていってしまって負担も感じず、、やっぱり優れものですね。 

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