「巻き物」の話ですが、とにかく「ひと手間」加えた作為的な(?)巻き方は見え方として好きではない為、くるりんと瞬時に巻いて纏っただけで「様」になるかどうかは特に重要。
生地の厚さ、弾力(張り)、重量(落ち方)、そして当然大きさも含めて感覚的に各々いろいろとあるんだと思う。
この STEPHAN SCHNEIDER(ステファンシュナイダー)のマフラーは久々に痒いところに手の届く、絶妙な一枚でした。
織りの表情、光に当たったときの静かな艶、適度にドライタッチな WOOL100、、なのにフンワリしてくれていて張りもある。軽くもなく重過ぎなくて。
陰影とドレープがかつてなく自分の理想に近いものに。…かなり「なんとなく」です。 偶発的に顕われるところが重要なんですね、、、(あ、そう)。
少し粗野な織りの質感を残しながら、このドレープの具合(自然体の)で本当に違いが感じられる、、、気がする。
そして最近はどちらかというと柄物ではなく単色が好ましく思うので。
ネイビー系でこの位のヴォリュームならどんなスタイルにも一顧だにせずに落とし込むことができますね。 考えなくていい。
ただ、言わせてもらうとこのタグは大き過ぎて邪魔。。
昨年の「ファリエロサルティ」がブラウンで、、やはり外せないネイビーに理想に近いものを今回見つけ、、、あとはジェントルなベージュのカシミアのものを一枚見つけられれば冬の巻き物は万全過ぎる程です。