藤娘

　大津絵の画題の一つに「藤かつぎ娘・藤娘」があった。
　　　　

　それを江戸歌舞伎役者二代目関三十郎が、絵から抜け出た藤娘が踊るという形で舞踊化した。
　歌川国貞「三十郎・大津絵藤娘」　　　　　　　　　　　尾形月耕　「藤娘」　
　　　

　さらに六代目尾上菊五郎により、松に絡む藤の精が娘姿で松に仮託した男心のつれなさを嘆く形となって、ちびっこからキティちゃんまで踊るようになった。
　　　畑喜翔二点　
　　　

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