豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

「子供絵姿」の増補版豆本

2011年08月09日 | 豆本






 今年の初めに出した「子供絵姿」には英泉、春信、歌麿、国芳、広重といった江戸期の絵師のほか、明治の国周、春汀の作品が三分の一ほどあった。その後、山本昇雲(山本松谷)という画家の子供を描いた作品が14点ほど手に入ったので増補したものである。昇雲は明治から昭和にかけての風俗画家である。
 かつて述べたと思うが、私の豆本はA4用紙を16ページとして使う関係でこれに近い数だとそのまま一折丁に出来るからで、今回も作者不明の2作品を加えて増補したわけである。前作6折丁が7折丁になったわけである。
 実際には、一枚の用紙の裏表両面に新たな16作品を配置して最後に貼り付けるというような単純作業というわけにはいかない。それは見返しと奥付分3ページを最後にくるようずらさなければならないからである。しかし、一方からいえば、知らない人が思うほど複雑煩瑣なことをしないでも増補版は「一日にて成る」のである。

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上村松園の豆本 その二

2011年08月06日 | 豆本


  

  

 前作の続編として、縦長版の80点を収録した豆本である。
 日本画の場合には掛け軸にする場合も多いので錦絵と違ってそのままではかなり細長いものになって、人物なども細かくなってしまうので、やむをえず上下をカットしたものも出てくる。もちろん絵柄のない無地の部分ではあるが・・・。
 これまた豆本の宿命として諦めてはいるものの、なんか落ち着かないのである。

 抜き出した絵は著名なものばかり。
 「序の舞」「母子」「待月」「娘深雪」
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上村松園の豆本 その一

2011年08月04日 | 豆本


 



 手元に集まった松園の画像150点あまりのうち、主として横長のものを一冊に纏めた豆本である。

 優れた絵画には余計なことを言う必要は何もない。
 ただ、黙って眺めているだけ・・・・それで十分。



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