豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

五節句

2019年07月31日 | 今日の美女
 今回は江戸人の重要な五つの行事五節句の作品集である。
五節句は一月の人日、三月の雛祭、五月の端午、七月の七夕、九月の重陽と言うのはご承知の通り。
 女性や子供と各風物を描いた「何々五節句」という作品は数多くあるが、その多くは散逸して五点揃えるのは難しい。
 
 五節句を一枚に収めた作品も珍しくて、本日の三点ぐらいしか見当たらなかった。

     石川豊信
 左から九月、七月、一月、三月、五月。一月は手毬、七月は短冊に七夕の文字。九月は着物の柄の紅葉。


     落合芳幾
 六人いるのでちょいと厄介。中央下は鳥追い姿で一月、右二人が雛人形で三月、左下鯉幟の五月、左が菊を見ている九月。
 上中央の七月が凝っていて、左上の富士を眺めているのだが手前に笹竹の揺れていて七夕の江戸の光景を意味しているのである。


     喜多川歌麿 既出
 これは各節句の描かれた独立の五枚を並べると連続した一枚の作品になるというもの。
 右から左へ流れるのが普通なので、これも一月は右端である。


     彫工亭俊正
 やはり右から左へ



※ 五節句には関係ないが 浮世絵の製作から販売の様子を描いた作品 右から左へ六枚続き。
     喜多川歌麿 江戸名物錦画耕作






にほんブログ村 ハンドメイドブログ 豆本へ
    にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夕顔

2019年07月30日 | 今日の美女

 浮世絵の夕顔は朝顔と違って季節を表す花として描かれるのではなく、源氏物語の「夕顔」のシーンとして江戸風に描かれたもので、したがって同じような構図がほとんどである。最後の芳年は例外。

    歌川広重


    鈴木春信


    鳥高斎栄昌


    歌川国貞


    歌川国貞


    川又常正


  北尾重政               歌川国貞
  
          
  尾形月耕                       菊川英山                      月岡芳年
      


にほんブログ村 ハンドメイドブログ 豆本へ
    にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝顔

2019年07月29日 | 今日の美女
 季節の花朝顔は過去ににも登場している。
 一段目の歌麿は既出だがその時は部分カットされたものだったので完全版として再登場。
 タイトルの「辰の刻」は午前7侍から9時までだが、不定時法の夏季には一時間程度は早く早くなる。
 国周は過去に三枚続きの形で出したが、中央は朝顔ではないので今回は両端のみ二点をだした。

  歌川国芳                      歌川国貞                       喜多川歌麿
    
 
  豊原国周                     喜多川歌麿
  

   葛飾応為                                                豊原国周 
  

          菊川英山  
      

   歌麿の朝顔
      


にほんブログ村 ハンドメイドブログ 豆本へ
    にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Beer time

2019年07月28日 | 今日の美女
やっと梅雨が明けましたな。
急に暑くなったので、夏季限定のビールでいっぱいいきましょうや。

    


    


      


にほんブログ村 ハンドメイドブログ 豆本へ
    にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

America Indian Maiden 6 諸画家

2019年07月27日 | 今日の美女

  C. B. Hesser                  Zula Kenyon                       James Arthur
    

  Edward Mason Eggleston                 Frank Robert Harper               R.Atkinson Fox
    

  Homer Nelson                   Charles Relyea                    Geo.H. Jung
    


◎おまけ

    


にほんブログ村 ハンドメイドブログ 豆本へ
    にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

America Indian Maiden 5 Adelaide Heibel

2019年07月26日 | 今日の美女
  Adelaide Hiebel (1886 - 1968) アメリカの女流画家。子供、女性、母親と幼児などの様品が多い。   

    


    


    


    


にほんブログ村 ハンドメイドブログ 豆本へ
    にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

America Indian Maiden 4

2019年07月25日 | 今日の美女

    


    


    


       


にほんブログ村 ハンドメイドブログ 豆本へ
    にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

America Indian Maiden 3

2019年07月24日 | 今日の美女
゛本日のは創作的なもの。

    

                                                              写真 ?
    


    


にほんブログ村 ハンドメイドブログ 豆本へ
    にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

America Indian Maiden 2

2019年07月23日 | 今日の美女
  昨日と似たようなものが並んでいるが、勿論全部違うもの。
  元は絵ハガキらしい。ただこれらはあちこちから寄せ集めたものだから、タイプの異なるものもある。

      

  左から二枚目、同一人物らしいものが昨日の中にもあるのだが、これはは男性ではないだろうか。
      


      


にほんブログ村 ハンドメイドブログ 豆本へ
    にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

America Indian Maiden 1

2019年07月22日 | 今日の美女
 私のような古い世代の日本人にとって、本来のインドの人は「インド人」で、「インディアン」はアメリカの先住民の意味であった。
 しかしアメリカ原住民の呼称については、本来のインドの人との区別問題とか蔑称だとかいろいろ論議があるようで、近時「Naitive American」が用いられるようだが、これにも異論があって「America Indian」という呼び方も多く使われるらしい。 
 私としては「インディアン」の残っている方が馴染みやすいので使っただけで、美人なら「インディアン」も「アメリカン」も関係無い。


      


      


      


にほんブログ村 ハンドメイドブログ 豆本へ
    にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Tea time

2019年07月21日 | 今日の美女

    


    


にほんブログ村 ハンドメイドブログ 豆本へ
    にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳥文斎榮之 「風流略六哥仙」「風俗略六芸」

2019年07月20日 | 今日の美女
 栄之の出たついでに揃いものを二組追加する。

◎ 風流六歌仙  業平が最近やっと見つかって揃った作品

   喜撰                         小町                         業平
     

  康秀                         遍昭                          黒主
    


◎ 風俗略六芸 再出  「風俗」が風流」となっているもの二点。
  「六芸」とは婦女子の嗜みとされた芸事。「書」は実用のもので、非実用の所謂芸事扱いではなかったようである。
  
  琴                          聞香                          和歌
    
      
  茶湯                          画                           生花
      


にほんブログ村 ハンドメイドブログ 豆本へ
    にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二つの「青楼美人六花仙」 鳥文斎榮之

2019年07月19日 | 今日の美女
 まったく同じタイトルなので、始めのうち八枚ほど集まったときなぜ六枚以上あるのか分らなかったが、良く注意して観ると花と花魁の名前のところが 短冊と円形(]昔の鏡の面)の二つの種類があるのに気がついた。
 そうなると今度は12枚になるはずと探しまわって11枚まではなんとか集まったものの、残り一枚がなかなか見つからなくて、やっと最近版下ではあるが手に入った。


 ◎ 短冊タイブ
    


    


 ◎ 鏡面タイプ
    


    


にほんブログ村 ハンドメイドブログ 豆本へ
    にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

喜多川歌麿「夏衣装当世美人」

2019年07月18日 | 今日の美女

 多分当時の有名呉服店の宣伝を兼ねた美人画。

  白木屋                     大丸                 越後屋                  松坂屋
      

   嶋屋                       伊豆蔵                          荒木
    


○ 近代では、歌麿のように競合する複数の店を一人の画家が手掛けることはまずないと思う。
  一段目の店に対応するポスターを見ても、作者不明のものを含めて別の画家のものだろう。
  ご承知のようにそれぞれ呉服店からデパートになるが、白木屋は昭和の後半に東急デパートとなって現存していない。

  白木屋                大丸・小磯良平           三越・橋口五葉                松坂屋  
      


にほんブログ村 ハンドメイドブログ 豆本へ
    にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

喜多川歌麿「青楼十二時 続」

2019年07月17日 | 今日の美女
 遊郭の女達の一日を扱ったもので、芳年の「新柳」はこれの明治版なのだろう。 
 タイトルに続とあったので「正編」を探したが見当たらない。これは「正続」の意味ではなく、連続物と言う意味らしい。
 蛇足ながら、時刻は十二支で示され、夜中の12時を中心とした午後11時から午前1時までの約二時間が子の刻として始まり、以下二時間置きに丑、寅・・・と続く。一刻(時)は一つから四つに四分され、例えば「草木も眠る丑三つ時=午前二時から二時半の間」のように用いられる。昼間の12時が「正午」で午の刻のピークになる。

    


    


    


    


にほんブログ村 ハンドメイドブログ 豆本へ
    にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プログ村

にほんブログ村 ハンドメイドブログ 豆本へにほんブログ村