三十六歌仙の和歌を明治女性の姿にアレンジしたもののようである。
全作揃いを三回に掲載。
謹告
今週以後は毎週「火・木・土・日」の営業とし、
「月・水・金」は定休といたします。
ご了承くださいますよう。
最近は、土台になる発砲スチロールの鞠が市販されており、更に糸まで巻かれたもの、等分に地割した柱糸まで付けられた物まであるので、すぐに色糸で模様かがりにはいれるが、私の始めたころは土台まりから手づくりで、袋に入れた籾殻を古毛糸などで荒巻きし、更に躾糸などでぐるぐる巻きにして球形にする。お分かりのように問題は完全な球に近づけることさえ難しいので、あとは地割りやかがりの際にすこしずつずらしたりして誤魔化すのだが、全面を覆うような模様の際はどうしても隙間が出来て地が見えたりしてしまう。ただサイズが自由に出来ること、手に持った重量感の違いが昔人間には満足感を与えるのである。
ローレライについては「なじかはしらねど」と歌いながらご覧ください。
以下五枚は画面上部にハイネの詩が書かれていますが、六枚目になる四節が欠けております。掲載の最後にあるのは別組の途中の一枚です。
アンドロメダについては2012年6月16日に掲載。
彼女はエチオピアの王女であるが母のカシオペアの娘自慢が海神ネブチューンの怒りに触れ怪獣の生贄としてされそうになる。そこにたまたま通りかかったのが前回のメドゥサを退治したゼウスの息子ペルセウスで、彼に依ってアンドロメダは救われ後に二人は結婚することになる。
この話には二通りあってメドゥサの首を使って退治するのと、普通の奮闘で退治するのとがある。この場面を描いた絵画は多くの著名画家を含め沢山あってメドゥサの首の登場するものと描かれてないものとがある。なおペルセウスの乗っている天馬ペガソスはメドゥサの血に依って生まれたものである。
※ 少し前から編集機能が改変され、これまでのようにならなくなって、画像の上にタイトルや作者名などを置くのが出来にくいようで困惑しております。しばらくは見苦しい有様はご容赦。
下はアンドロメダ一家の星座とアンドロメダ星雲
暑い日が続くので、いささか寒気を誘うメドゥーサの姿を。
とは申すもののもとはと言えば、絶世の美女ながらその美髪がアテナの怒りに触れかくも恐ろしき姿に変えられてしまい、その姿を見たものは石に変えられてしまうという。
ご覧のあなたもそろそろ手先足先が冷たくなって石化症状の始まり始まり。
長野の山歩きをした帰り松本の最終始発夜行を待つ間市内をぶらついていて、土産物の「松本手鞠」に気が引かれたのだがその時は買わずじまい。その後古本屋で「手鞠の作り方」という本を手に入れたのが病みつき。私の物好き病は大抵急性ではあるが、慢性の生涯の宿痾となったものは豆本ぐらい。
要は飽きっぽい凝り症(性)なんでしょうな。
※もとか小さい画像のうえピンボケ気味で糸目がはっきりしないものがほとんどですがご容赦。
右端は紋切り型でも述べた我が家の家紋を鞠の四面に仕立てたもの。
以下の三個とその下の二個は単に糸の配色を変えただけで全く同じ技法で作ったものなのだが、異なった作り方によったもののように見える。
作者などの記入が無いので詳細不明ながら、海外といっても台湾、中国、韓国辺りの人の手になるらしい日本美人。何故外国の人と考えるのかというと「フジヤマ、サクラ、オオギ、キモノ」など御定まりの事物でステレオタイプの日本女性を描くことは日本の画家ならやらないと思う。その詮索は置いて、眺めるとそれなりに結構面白いものが見られる。
政治屋の空疎な紋切り型と違って、こちらの紋切り型は一見単純な児戯に類するもののようだが、結構正確な折りと繊細な切りが必要なものもあり、神経を使う。その結果の切り上がった物を丁寧に広げて作品が眼の前に現れた時の感じはちっとした気分で、これは実感してみないと判らない。同じ紋でも色が変わると見た感じも異なる面白さも有る。
型は市販されているし、お孫さんと一緒にやれば、最適なボケ防止になると思うのでお勧めである。
右端は我が家の家紋「丸に隅立て四つ目」を金紙で作ったもの
これまでの家紋のような単体ではなく、一面に広がった地紋の型も有る。
雪花紋 も有るが雪の結晶の型も有る。
こういう仏様のおわします極楽浄土へぜひ行きたくなったでしょう。
改心して「六根清浄、精進潔斎」と頑張るか、現在のふしだらな生活のまま地獄へ行って鬼婆にいじめられるか、さぁてどっち。
ミセスの仏様
インド系、中国系、韓国系など様々です。